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2013年2月から3月にかけて公式全国大会「覇業への道」も開催。「三国志大戦 TCG」の対戦イベント「TCGの宴in東京」レポート
これまで全国各地で行われてきた「TCGの宴」だが,東京での開催は今回が初となる。目玉となったのは,来場者が参加できる「予選16人トーナメント」と,その勝者だけが出場可能な「会場No.1決定トーナメント」だ。また,3人チーム同士で対戦する「3人チーム大会」,限定プレイマットやスリーブ,卓上カレンダーほか新作グッズも登場した物販コーナーなど,さまざまなコーナーが設けられた。各コーナーを利用するごとに「特製セパレーター」(全10種類)がプレゼントされるので,会場を廻ってセパレーターを集めるという楽しみも。
体験コーナーでは,初心者でも楽しめるように,イントラクターが手取り足取り遊び方をガイドしてくれる |
物販コーナーにも,開場前から長蛇の列ができていた |
3on3の特殊ルールで対戦する「3人チーム大会」も開催。個人戦のトーナメントに負けず劣らずの盛況ぶりをみせた |
会場内のフードコートでは,「上海エクスプレス」とのコラボレーションメニューを販売 |
会場ガイド |
物販コーナー |
フードコート |
また今回,三国志大戦 TCGのプロデューサーを務めるセガの北岡 功氏に,メディア合同インタビューを実施。実はこの日,2013年2月から3月にかけて公式の全国大会「覇業への道」が開催されることも明らかになったのだが,その詳細についても聞いてきた。
――本日は大盛況となっていますが,今回の「TCGの宴in東京」を迎えてのコメントをお願いします。
「宴」というイベントの企画を今年の夏から始めまして,初めて東京エリアでこういった形でやることになりました。仙台,大阪,福岡の3か所でやりまして,平均200〜300人の方にお越しいただいています。少ないところでは100人前後からのスタートだったんですが,今回は現時点ですでに500人以上の方にお越しいただいており,イベントとしては非常に手応えを感じています。
ただ,他社さんのタイトルと比べてユーザーさんの年齢層が高いので,なかなかカードゲームショップで行われている大会に,多くの方が来られないという状態が続いています。逆に今回は,ユーザーさんが遊ぶ場所を求めて東京に集中して来られたのかな,というのが正直な感想ですね。
アーケードの三国志大戦から,こういったTCGの世界に入ってこられた方もいらっしゃいますし,既存の,年齢層が高いTCGのユーザーさんもいらっしゃいます。そういった方たちが遊びやすいようなイベントを,これをきっかけにさらに拡げていきたいと手応えを感じています。年齢層を少し下げていくことも,我々はしていかなければいけないんですけど。
――2月から公式全国大会「覇業への道」が始まりますが,これはどういったルールで開催されるんでしょうか。
現在,全国の約300店舗のカードショップで開催されている公認大会で勝つと,プロモーションカードやスリーブがもらえるキャンペーンをやっていますが,来年2月1日から2月24日までの間に各店舗で1,2回実施される公認大会「店舗予選大会」で勝ったユーザーさんには,「エリア代表決定戦」への参加権を差し上げます。
そして,2月24日から3月17日までの間に,北海道,仙台,東京,名古屋,広島,福岡でエリア代表決定戦を行い,各エリアで出場権を獲得した方をお招きして,3月24日にはお台場のTOC有明で決勝大会を行います。
――出場希望者は,まず2月の店舗予選大会で優勝して,続いてエリア大会での上位入賞を目指すことになりますね。
北岡氏:
各エリアのチャンピオンの方にはセガの方で航空券等のトラベルサポートをします。決勝大会の優勝者の方には,年間でたった1人だけに与えられる称号と,今後もその人にしか発行されない称号プレイマットを,トロフィーとともにお渡しします。
――全国大会が始まる直前の1月31日に第4弾のブースターパックが発売されますが,出場者のデッキ構成にも影響は出るのでしょうか。
北岡氏:
2月に行われる公認大会のうち,どれを全国大会の予選にするかは。お店に選んでいただけるようにしています。2月の第1週と第2週の大会は普通の公認大会でお店が盛り上がるので,おそらく,多くのお店は全国大会の予選を2月23日,24日の2日間や祝日などに設定されると推測しています。第4弾が出はじめの間は,プロモーションカードやスリーブがもらえる通常の公認大会で切磋琢磨していただいて,店舗予選大会でも盛り上がっていただければなと思います。
――第4弾のカードは,大会の展開に大きく影響を与えるようなカードも多いのでしょうか?
すでに発表しています通り,第4弾には「舞い」と「伏兵」のカードが入ります。「舞い」は全体に影響を与える計略カードを永続的に使えるようなものになっているんですが,「伏兵」は,カードゲームに詳しいユーザーさんが「まさかこのタイミングでこのカードが出てくるのか!」と感じるようなカードになっています。
今の三国志大戦 TCGは,将棋のように相手の何手先を読まないとうまくプレイできない,ロジカルなゲーム性になってしまっているんですね。そこで,運の要素や,考えずにカウンターを出せるような要素として「伏兵」を入れています。なので,ガラッと変わるんですが――ゲームのベースを一気に変えてしまうほどではないので,エッセンスとしてなかなか面白い内容になっていると思います。
――舞いや伏兵以外の,新カードの傾向はいかがですか。
北岡氏:
兵隊カードも特殊なものになっていまして,それがあることで,1ターン目や2ターン目からゲームが動きます。今までよりもゲームの決着が早くなりますし,運任せではないんですが,序盤から仕掛けていくリスクも背負えるゲームになっています。第4弾の発売から最初の2週間で根を詰めて遊んでもらえれば,強いデッキを組むことができると思います。
――では最後に,ファンの皆様へのコメントをお願いします。
セガとしてはこういったアナログのゲームを展開していくのも初めてなので,夏ごろまでは手探りでやってきました。今回のPiOという大きな会場が埋まるかも不安だったのですが,午前中から500人以上の方に来ていただいて,大きな盛り上がりをみせています。今後も,ユーザーさんが集まって情報交換ができるようにしたり,たとえば魏vs.呉&蜀で赤壁の戦いを再現したりなどといった大会を行うことで,ユーザーさんが三国志の世界にどっぷり入っていけるような取り組みをどんどんやっていきたいと思います。三国志大戦 TCGを通じて,このゲームが好きな人にも,三国志の世界にも触れてほしいですね。
また,今回の宴を皮切りに,年明けには名古屋でも宴をやりますし,第4弾の発売や全国大会も始まります。12月の末ごろからは,新規のユーザーさんが始めやすいようなキャンペーンも企画しています。セガはこのように三国志大戦を拡げていきたいと思っていますので,今後もご注目いただきたいと思います。
――本日はありがとうございました。
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三国志大戦 トレーディングカードゲーム
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