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キッズ向けAC「カードで連結!電車でGO!」も登場。注目作揃いのタイトー新製品商談会をレポート
夢の連結が楽しめる「カードで連結!電車でGO!」
ショッピングセンターや家電量販店などに設置されるキッズ向けのアーケードゲームで,実在の車両を自由に組み合わせて線路を走り,スコアを競うという内容。
電車の運転には本物の運転台を模したレバーを使うが,操作自体は非常にシンプル。画面の指示どおりに所定の位置にレバーを入れ続けるという方式だ。「ホームの直前で“ブレーキ”の位置にレバーを入れる」など,ゲームの展開と操作が連動しており,分かりやすい操作で電車を運転している気分が味わえる。
車両は「先頭」「中間」「後部」の3つに分かれてカード化されており,これをゲーム機に読み込ませれば準備完了。カードにはそれぞれ「転換クロスシート」「純電気ブレーキ」など,実在車両の仕様をモチーフとした特殊能力が設定されており,スコアにボーナスが加算される。また,車両の色や機種,用途などを揃えることにより「編成効果」が発動し,スコアを獲得しやすくなるなど,車両編成を楽しむ要素もある。
「先頭」「中間」「後部」の順番さえ守っていれば組み合わせは自由で,新幹線の先頭車両が山手線の中間車両を引いて走る,というような面白いセッティングも可能だ。
今回この会場で,本作を手がけたAM事業本部 AM開発統括部 PU1チーフプロデューサーの青木直人氏に話を聞いてみた。
4Gamer:
「電車でGO!」シリーズとしては久々のアーケード用新作ですが,電車の運転がかなりシンプルになっている印象ですね。
青木直人氏(以下 青木氏):
はい。お子様に楽しんでいただける電車のゲームを作ろうということで,今回のような形となりました。
4Gamer:
ターゲットは低年齢層なんですね。「電車でGO!」と言えば,電車運転シミュレーションゲームですが,本作はちょっと違いますね。
青木氏:
ええ,いわゆるシミュレーターではありません。やはり小さなお子様に,電車の運転を純粋に楽しんでもらいたいので。
4Gamer:
たしかにシミュレーターになると,タイミングが厳しかったり,ややこしかったりで,子供向けにはならないですね。ちなみにこの筐体で入手できるカードは第一弾ということですが,何種類くらいあるんですか?
青木氏:
15車種,55枚ですね。車種ごとに「先頭」「中間」「後部」のカードがあり,さらに10種類のレアカードがあるという形になります。
4Gamer:
電車はすべて実在のものなんですね。
青木氏:
そうです。車両の特殊効果などもすべて実際の装備をモチーフとしたものになっていますし,カードの裏面には実際の車両のスペックなども記載されています。電車に興味があるお子様のために,電車の知識が補えるようなものになっています。
4Gamer:
では,最後にひと言お願いします。
青木氏:
シリーズ15周年ということで,「電車でGO!」をあらためて知っていただくいい機会と考えています。かつてシリーズを遊んでくれたお父様と次の世代のお子様に,ぜひとも一緒に楽しんでもらいたいと考えています。お子様もカードで知識を蓄えていただいて,さらに電車を好きになってほしいです。
3月10日/11日の「万博鉄道まつり」に出展決定
詳細は「電車でGO!」15周年記念特別ページへ
「ちょいKARA」は気軽に楽しめる新感覚カラオケ
ボックスの中には,カラオケボックスに置いてあるのとまったく同じカラオケシステム(機種はアミューズメントセンター側で選べる)が設置されているため,新曲にも対応でき一人での練習にもってこい。思いっきり歌いたいけど,一人でカラオケボックスに行くのも……と腰が引けてしまう人にも最適かもしれない。気になるのは,歌声が外に漏れないかということだが,防音対策は万全を期しているという。
秋葉原でのテストでは行列もできたという「ちょいKARA」。本稼働は2012年4月が予定されているとのことだ。
NESiCAxLiveはさらに使いやすくなった
タイトーのコンテンツ配信システム「NESiCAxLive」は,2012年2月22日に最新バージョンとなる2.00の稼働が始まったばかりだ(関連記事)。
ゲーム選択画面がさらに使いやすくなり,デモとして対応タイトルの動画が流れるなどアピール度もアップ。アミューズメントセンターで実際に稼働しているのを目にした読者も多いのではないだろうか。
3月末に配信予定のバージョン2.01では,縦画面でプレイするシューティングゲームなどを,通常の横置き画面に対応させることが可能。当然,画面の大きさは異なるのだが,家庭用ゲーム機のシューティングゲームと同様,ゲームの描画比率はそのままに,空いた空間に壁紙を表示することで,違和感なく縦スクロールシューティングが楽しめるようになっている。
このほか会場では,配信予定となっている「Crimson Clover for NESiCAxLive」が実際に遊べたほか,落ちものパズルゲーム「マジカルビート」(2012年夏予定),麻雀ゲーム「とってもE麻雀(仮)」(2012年秋予定)と,2本の新作の配信もアナウンスされていた。
- 関連タイトル:
Crimson Clover for NESiCAxLive
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キーワード
(c)Adventure Planning Service (c)YOTSUBANE