収穫の感触がやみつきになる。なめこ育成ゲーム「おさわり探偵 なめこ栽培キット」を取り上げる「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第6回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

どこを見ているのかよく分からない瞳と半開きの口がなんとも可愛らしい

　突然だが，「なめこ」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。お母さんならみそ汁の具材，呑ん兵衛のお父さんならなめこおろしあたりを想像するかもしれない。筆者はというと，スマートフォン向けゲームのアレを真っ先に思い浮かべる。

　というわけで，今回紹介するタイトルは，なめこ育成ゲーム「おさわり探偵 なめこ栽培キット」（iOS / Android）である。……言わずと知れたメガヒットアプリなので，説明不要という人も多いだろうが。

iOS版とAndroid版，いずれも無料でプレイ可能だ

iOS版「おさわり探偵 なめこ栽培キット」ダウンロードページ

Android版「おさわり探偵 なめこ栽培キット」ダウンロードページ

　「LINE」のスタンプやゲームセンターのプライズにもなるなど，今や大人気のなめこだが，もともとは2006年に発売されたニンテンドーDS用ソフト「おさわり探偵 小沢里奈」に主人公の助手役として登場した，いわゆるオマケキャラだったのだ。
　その奇妙な愛くるしさとゆるさが徐々に人気を集め，2011年6月にiPhone向けアプリとしてリリースされた本作で人気が爆発。季節をテーマにした「なめこ栽培キット Seasons」（iOS / Android）やキャラクターグッズなどが続々と登場している。

　そんな大人気のなめこが登場する本作は，いわゆる収穫型の育成ゲーム。原木になめこを生やして，それを収穫するというシンプルな内容になっている。プレイヤーは，なめこの元となる「フード」を5種類から選び，一定時間待っているだけでオーケーだ。

　なめこ育成用の設備として「原木」「加湿器」「保温器」「照明器」の4つが用意されており，それぞれレベルを上げることができるようになっている。これらの設備をグレードアップすることで，なめこの成長速度やレアななめこの生える確率が上昇する仕組みだ。

　設備のレベルアップには，なめこを収穫するともらえる「Np」（なめこポイント）が必要となる。ゲームを始めたばかりでも，Npを多くもらえる「白なめこ」「オニなめこ」といったレアななめこが生えてくることもあるので，見逃さずに収穫し，設備を強化していこう。

フードを選んで一定時間待っていると，なめこが原木にずらりと生えてくる。育ったなめこはスワイプで収穫可能。収穫時の独特な感触はやみつきになるかも

なめこを放置しすぎると目を覆いたくなるような状況になってしまうので，定期的にチェックするといいだろう

図鑑を開けば，ゆるキャラ見本市といった感じで個性的ななめこたちがずらり。個人的なお気に入りは小憎らしい表情の「おおなめこ」

　本作には，収穫したことがあるなめこを確認できる「図鑑」が用意されているのも大きな特徴。登場するなめこは，「双子なめこ」や「なめこモドキ」，「緑黄色なめこ」，そして「マッスルなめこ」など，意味不明かつツッコミどころ満載である。
　いずれも，クスっと笑える脱力系解説文が用意されているので，なめこを収穫して生産性を上げるよりも，図鑑を埋めていくのが何より楽しい。

　図鑑には全部で30体のなめこが収録されることになるが，なめこの発生確立はランダムなので，なかなかコンプリートできない。残りあと1〜2体という状況からがやたら長く，ついつい遊んでしまうのだ。
　ちなみに，図鑑をコンプリートさせると，さらなるやり込み要素が現れる。

　ぼんやりと長く続けられるゆるいゲーム性が魅力の本作だが，この7月には新作「なめこ栽培キット Deluxe」もリリースされる予定となっている。こちらも改めて紹介したいと思うので，なめこの快進撃がどこまで続くのか，この連載を通じてゆるく見守っていきたい。んふんふ。

iOS版「おさわり探偵 なめこ栽培キット」ダウンロードページ

Android版「おさわり探偵 なめこ栽培キット」ダウンロードページ

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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