次はマシュマロ。次期Androidの名称が「Android 6.0 Marshmallow」に決定

　北米時間2015年8月17日，Googleは次期Android開発者向けプレビューの最終版「M Developer Preview 3」を公開し，合わせて，次期Androidの正式名称が「Android 6.0 Marshmallow」になると発表した。伝統的にアルファベット順でスイーツの名前が愛称として与えられてきているAndroid OSだが，キットカット，棒付きキャンデーときて，今度はマシュマロになったわけだ。

　なお，これまで「Android M」という開発コードネームで呼ばれていたAndroid 6.0 Marshmallowは，

• インストール時でなく，アプリがその権限を必要としたとき，その場でユーザーが許可/不許可を決定できる「App Permissions」
• 特定のアプリやサービスの連携機能をWebブラウザから利用するとき，あらためてログインする必要がなくなる「Chrome Custom Tabs」
• 電子決済サービス「Android Pay」およびAndroid Payと組み合わせて利用できる指紋認証機能「Fingerprint Support」
• 加速度センサーなどの情報からアイドル状態を自動認識して各種サーバーとの同期間隔を長くしたりすることでバッテリー駆動時間を延ばす「Doze」

などといった新機能が追加されている。詳細は5月30日に掲載したGoogle I/Oレポートを参照してもらえればと思うが，今回の発表にに合わせて，APIレベル23のAndroid 6.0 SDKも公開されているため，Andorid向けゲームタイトルなどのアプリ開発者は，Android 6.0 Marshmallowの新機能に対応したアプリをGoogle Playで公開できるようになっているのはトピックといえるだろう。

　Android M，そして搭載するNexusデバイスの具体的なリリーススケジュールは明らかになっていないが，名称が確定し，最終版プレビューも出てきた以上は，リリースもそう遠くないという理解でよさそうだ。楽しみに待ちたい。

Google Developer Blogの当該ポスト（英語）