スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
世界中のファンに愛された
King of PopことMichael Jackson(マイケル・ジャクソン,以下 マイケル)。彼をフィーチャーし,楽曲やダンスを忠実に再現した「
マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」が,iOS向けゲームとして配信されている。公式ゲームならではのこだわりが詰まったゴージャスな作品なので,本連載で紹介してみたい。
本作は250円(税込)の有料アプリだ
![画像集#003のサムネイル/MJのダンスがiPhoneで蘇る! リズムゲーム「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第37回](/games/179/G017924/20120817112/TN/003.jpg) |
本作はマイケルの数々のヒット曲がそのまま楽しめるリズムゲーム。さまざまなアイコンに合わせて,画面をタッチ操作していくのが基本的な遊び方となる。表示どおりにタッチ操作できれば得点が加算されていき,続けて得点できればコンボがつながっていく。曲の途中でゲームオーバーになることはなく,最後まで演奏が終わると最終的なスコアやプレイヤーランクが判定される仕組みだ。
PVそのままといった感じのゲーム画面。ミスしてもゲームオーバーにならないため,誰でも気軽に楽しめる
![画像集#005のサムネイル/MJのダンスがiPhoneで蘇る! リズムゲーム「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第37回](/games/179/G017924/20120817112/TN/005.jpg) |
![画像集#006のサムネイル/MJのダンスがiPhoneで蘇る! リズムゲーム「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第37回](/games/179/G017924/20120817112/TN/006.jpg) |
マイケルのダンスやリズムに沿って表示されるアイコンは,矢印ならばその方向へ
スワイプ,丸なら
タップ,弧を描くアイコンなら同じ形に
フリックすればいい。同じアイコンが2つ表示されるので,それらが1つに重なった瞬間でタッチ操作をすればいいのだ。タッチ操作の結果は「PERFECT」「GREAT」「OK」「MISS」の4段階で判定され,アイコンと異なる操作をすると「Wrong Shape」となり,得点は得られない。出現するアイコンは楽曲や難易度によって変わってくる。
チュートリアルがやや分かりにくいが,要するに2つに分かれたアイコンが1つに重なる瞬間に操作すればいい
![画像集#007のサムネイル/MJのダンスがiPhoneで蘇る! リズムゲーム「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第37回](/games/179/G017924/20120817112/TN/007.jpg) |
![画像集#008のサムネイル/MJのダンスがiPhoneで蘇る! リズムゲーム「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第37回](/games/179/G017924/20120817112/TN/008.jpg) |
メニュー画面では,アドオンの楽曲やマイケルのコスチュームを購入できる。好きなコスチュームに着せ替えられるのも楽しい
![画像集#009のサムネイル/MJのダンスがiPhoneで蘇る! リズムゲーム「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第37回](/games/179/G017924/20120817112/TN/009.jpg) |
プレイしてみて何より魅力的に感じたのが,公式ゲームならではの映像クオリティである。ゲーム自体は比較的オーソドックスなリズムゲームといったところだが,マイケルのダンスはまるで本人をモーションキャプチャーしたかのような切れ味だ。
ゲーム中の背景もマイケルのプロモーションビデオをインスパイアしたものになっており,ファンなら感涙ものの仕上がりとなっている。楽曲や衣装の一部は有料のアドオンとなっているものの,「格好いいマイケル」見たさに筆者はついつい購入してしまった。
マイケルの代表曲の1つである「BEAT IT」プレイ時の画面。不良軍団の抗争に割って入る彼の勇姿が再現されている
![画像集#010のサムネイル/MJのダンスがiPhoneで蘇る! リズムゲーム「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第37回](/games/179/G017924/20120817112/TN/010.jpg) |
ただ,気になった点を挙げると,複数のアイコンが同時に表示される場面が往々にしてあることだ。このときは,iPhoneをテーブルに置き,左右の手を使わないとうまくプレイすることは難しい。筆者は電車での移動中にスマートフォンでゲームをプレイすることが多いため,片手で操作できない点が少々もどかしく感じた。
せっかくなら腰を据えてがっつり遊びたい……という人は,iPad専用の「
マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス HD」がオススメだ。
曲の途中で挿入される「フリースタイル」では,マイケルを自由に踊らせることができる
![画像集#011のサムネイル/MJのダンスがiPhoneで蘇る! リズムゲーム「マイケル・ジャクソン ザ・エクスペリエンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第37回](/games/179/G017924/20120817112/TN/011.jpg) |
著者紹介:トリスター/牛澤庸二
ゲームやアニメなどの書籍や解説書,広告制作を行うプロダクション「トリスター」の代表取締役。「ゲーメスト」のライターから「ザ プレイステーション」の編集者を経て現在に至る。インターネット番組「2.5次元てれび」にて,トレーディングカードゲーム「ご当地大戦」の商品化プロデューサーとしても活動中だ。