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PC向けMMORPG「黒い砂漠」の新クラス実装時期や新コンテンツなどが発表された“ハイデル宴会”をレポート
黒い砂漠の中心都市「ハイデル」のモチーフであるベナック城からの生配信となった今回のハイデル宴会だが,韓国でのサービスインから10周年ということもあり「始まりの地」が選ばれたのだろう。
今夏のアップデートが目白押し!
今回の発表はかなり量が多かったので,コンテンツの実装予定が近い順に紹介していこう。
●ジョルダイン・サーガ (2024年6月26日)
6月26日に「ジョルダイン・サーガ」というコンテンツ実装された。これは黒い砂漠の序盤のストーリーを新たにするもので,ハイデルの侍従長である「ジョルダイン」をフィーチャーした物語となる。韓国では以前に実装済みのコンテンツだが,ボイス収録などのローカライズで時間がかかっていたのか,ようやく実装となる形だ。
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6月26日(水)アップデートのご案内
●28番目のクラス「ドーサ」 (2024年7月3日)
男性新クラス「ドーサ」が7月3日に実装予定だ。カルフェオン宴会でチラ見せされていたクラスである。メイン武器に「環刀」,補助武器に「キセル」を持ち,スタイリッシュな戦闘を繰り広げる。陰と陽,太極などをコンセプトにした韓国風の要素を持っているのが特徴だ。
キレの良い動作はスキル連携の自由度も高いそうなので,黒い砂漠を初めてプレイする人でも連撃の気持ち良さを感じられるという。なお,6月28日からは黒い砂漠研究所(テストサーバー)でもプレイ可能になるそうだ。
●ソラレの闘技場 レギュラーシーズン(2024年7月3日)
「ドーサ」実装と同時に「ソラレの闘技場」がオープンする。3vs.3のランダムマッチング方式のPvPコンテンツだ。日本サーバーでは先日,サーバー負荷減少を目的にした「スキル打撃数減少」のアップデートがあったのだが,その後,初めての正式シーズン開催となる。プレイヤーとしても,その影響のテストも兼ねたシーズンになるだろう。
●夏の衣装「バダッカ」(2024年7月10日)
最近は現代的な衣装を多くリリースしている黒い砂漠だが,今夏は半袖のシャツをベースにしたビーチウェア「バダッカ」がリリースされる。シャツ部分は「マント」として機能するため着脱が可能で,女性キャラはシャツとビキニの組み合わせも可能となる。
●薔薇戦争 レギュラーシーズン(2024年7月14日)
300vs.300の大規模PvPが魅力の薔薇戦争。プレシーズンを終えてしばらく経つが,ようやくレギュラーシーズンが開始となる。先に触れた「打撃数減少」などのアップデートによって,サーバー負荷などが低くなっていることが期待される。また,指揮官用の新スキルの追加や各所の調整なども行われているとのことだ。
「黒い砂漠」で300vs.300の大規模PvP“薔薇戦争”のプレシーズン開催。初回の模様を振り返りつつ,両軍の指揮官に参戦しての感想なども聞いた
PC版「黒い砂漠」で2月4日,300vs.300の大規模PvPコンテンツ「薔薇戦争」のプレシーズンが開催された。2つの陣営に分かれて陣取り合戦をしながら敵の城を落とすという新PvPの魅力を,実際に行われた対戦の模様と合わせて紹介しよう。また,両軍の指揮官に参戦しての感想なども聞いた。
●夏のイベント (2024年7月24日)
テルミアンと水宮で夏のイベントが行われる。テルミアンにはパプー族とラッコ族,水宮には亀と兎がいるが,それら4種族がコラボするような風景が見られるそうだ。
新地域「朝の国:都」は秋頃を予定
「朝の国」は,2023年に実装された黒い砂漠の外伝的な地域だ。古代朝鮮をモチーフに,韓国に伝わる昔話などがストーリーにアレンジして盛り込まれている。黒い砂漠のメイン地域から,遠く北西にある島が舞台となっており,実際に時間をかけて「渡航」する楽しみもあるエリアである。
[プレイレポ]「黒い砂漠」の新地域「朝の国」を先行体験。本格的なアジア風地域には強力なボスが待っていた!
PC向けMMORPG「黒い砂漠」で,6月14日に新地域「朝の国」が実装される。朝の国は,韓国の地域や伝統的な文化をモチーフにした,アジアンテイストな新地域となる。今回,テストサーバーにて先行体験できたので,その内容を紹介しよう。
そして,開発中の「朝の国:都」は,朝の国地域の物語の続編であり,完結編だ。ベナック村をハイデルのモチーフにしたように,ソウルにある王宮「景福宮」をゲーム内に忠実に再現する。朝の国でも韓国旅行的な気分を味わえたが,朝の国:都ではさらにそれを強く感じられそうだ。
「朝の国:都」の実装時期は,韓国で8月7日を予定しているとのこと。日本にはローカライズの関係で秋頃になるとされている。続けて,明らかにされた主要コンテンツを紹介しよう。
●オムニバス形式の「説話日誌」
朝の国で登場した「説話日誌」は,短編の昔話を少しずつ楽しむようなストーリーコンテンツだ。韓国の伝承をベースにした物語を楽しみつつ,それぞれのボスの背景などを伝えるものになっている。朝の国:都でも説話日誌は引き続き取り入れられ,8つのストーリーが準備されているとのことだ。
約6000のセリフはフルボイスで収録され,約40のカットシーンが用意されている。インタビュアは「韓国伝統の物語だと馴染みのないプレイヤーもいるのでは?」という質問をしていたが,ジェヒ氏は「世界中に似た物語があるので,それぞれの物語と知っている物語を比べてみるのも面白いのでは」と,楽しみ方について語っていた。
●パーティコンテンツになる「黒い祠2」。ギルドコンテンツとしても楽しめる
ボス討伐コンテンツの「黒い祠」だが,朝の国:都ではただボスを追加するのではなく,「黒い祠2」と言えるような新しいシステムになるようだ。5人パーティで挑む形となり,ノーマルとハードの2つの難度から選んで挑戦できる。3つの属性によって大幅にパワーアップできた「黒い祠1」とは異なり,2では自分の装備の力で戦うように変更される。
それに伴って,3つの属性の役割も変わる。「太陽」はボスをノックダウンさせるなどの状態異常効果を持ち,「月」はプレイヤーの復活回数を増やす。そして,「地」はHP回復オーブを召喚できるなど,ボスや戦略に応じたセットアップで勝利を目指す。
HP回復スキルが使えない仕様になるとのことだが,これはサポートとして必須となるクラスが生まれないようにするためだろう。
黒い祠2は,ギルド専用コンテンツではないものの,ギルドに属しているとより多くの報酬が受け取れる。5人全員がギルドメンバーである場合,討伐回数がカウントアップされる。それを基準に,週に1度,すべてのギルドメンバーへ追加報酬が与えられるのだ。協力してくれたギルドメンバーに「いいね」をする機能なども用意される。「いいね」が溜まると特別な称号が得られるようになっていて,ギルド内のコミュニケーションにも役立つかもしれない。
また,討伐時間をベースにギルド間のランキングも導入される予定で,協力型PvE(Co-op)を楽しみたいギルドにとってやりがいのあるコンテンツになるだろう。
●「宮廷経営」で新しい金策が始まる
「朝の国:都」をクリアすると,景福宮の中に複数の生産拠点が開放される。この拠点では希少な材料や,バレノスなどで売却すると大量のシルバーになるようなアイテムが手に入る。拠点にはレベルがあり,NPCからの依頼をこなしたり,アイテムを納品したりすることで,レベルを上げられるそうだ。
創世級武器「郡王(仮)」
現状,ゲームの最上位武器は「ブラックスター」シリーズだが,新しく上位の武器「郡王(仮)」シリーズが登場する。
入手方法は,真V段階のブラックスター武器を主な材料として,3通りが用意される。
1.真Vブラックスター武器+太初の火(仮)
2.真Vブラックスター武器+真Vブラックスター武器
3.真Vブラックスター武器+真Vボス武器(カプラス突破20段)+黄昏の宝石(仮)
1番めは新アイテムの「太初の火」を使う方法だ。これは相応に獲得難度が高いとのこと。おそらく黒い祠2などでの獲得になるものと予想される。
2番めの方法としては,真Vブラックスター武器2つで入手するというもの。コンテンツ実装前に材料を準備できるのが特徴だ。ブラックスター武器の価値を低くしないための,うまい調整だと感じられる。
3つめは真Vボス武器にカプラス突破20段階を施した真Vボス武器,そして「黄昏の宝石」という新アイテムを使う方法だ。「もっとも費用がかかる」とされているが,真Vボス武器はコツコツ型の依頼で入手できるため,手堅い入手手段になるのかもしれない。
郡王武器の強化は10段階となっていて,失敗が一定数を超えると確定強化ができる「古代のアンビル」にも対応する。強化材料は明らかではないが,既存のものではない可能性が高そうだ。郡王武器では再錬アイテムによる武器の追加効果を5つ選択できるが,効果によって入手難度が異なるとのことだ。
最上位武器としてエフェクトも強化されており,武器衣装を着けても郡王武器のエフェクトが隠されず,見えるように設定できる。
真Vブラックスター武器を1つ配布
郡王武器の作成には真Vブラックスター武器が必要になるが,真Vブラックスター武器の入手は簡単ではない。そこで,真Vブラックスター武器を1つ,誰でも得られるようにすることが発表された。
これは,宴会恒例のプレゼントというよりは,「新規プレイヤーなどの支援のため」という位置づけのようだ。これまでも真IVブラックスター武器が家門あたり1つ配布されているので,同様の措置となるだろう。初心者から中級者にとって,かなり助けになるはずだ。
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6月26日(水)アップデートのご案内
朝の国以降のアップデート予定
朝の国のアップデート以降の,少し先のアップデート予定も紹介された。
●ハードコアチャンネル
「ハードコアチャンネル」は,フィールド上のPvPを中心にした「サバイバルアクションRPG」のような楽しみを提供するチャンネルだ。PvPが常時活性化され,プレイヤーに倒されると「監獄」に送られる。監獄からはすぐには脱出できず,時間で回復する休憩ポイントが必要になる。だが,ほかの監獄プレイヤーとPvPを行うことで,ポイントを奪い取ることが可能だ。ランキングや報酬が用意される。
家名が非表示で,パーティやチャットもないので,ゲーム内でコミュニケーションを取って談合することはできない。装備成長もそこまで範囲がなく,攻撃力は230〜260,防御力は280〜300程度までしか上がらないという。最初からLv60でスタートするので,すぐに多くのスキルが使えるものと見られる。とにかく,黒い砂漠のPvPを中心に楽しみたい人向けの仕様だ。
●デキアの灯り 2段階
既存狩り場を上位狩り場に変える「デキアの灯り」システムには,2段階めが予定されている。2段階では攻撃力と防御力の合計が750必要で,完全に上位装備者向けの内容だ。そのぶん大きな報酬が得られる週間依頼が用意される。
●新規アクセサリー「アサダル(仮)」
新規アクセサリーとしては「アサダル(仮)」が準備されている。これは既存装備の上位品というよりは,「太白のベルト」のように特殊なスキルを使用できるオプション的な立ち位置になりそうだ。
●ギルドの活動分野を選んで,Tierを競う
ギルドについては,「PvP」「PvE」「生活」の性向を選んで,それぞれの活動を行うことで「その分野のギルドTier」の上位を目指すことができるようになる。PvPギルドの場合,拠点戦,占領戦,ギルドリーグ,薔薇戦争,赤の戦場,ソラレの闘技場といったコンテンツに参加すると,結果によってPvPの名声が積み上がる形だ。
Tierにはコンテンツとの関係があり,例えばPvP上位Tierのギルドが下位Tierの拠点戦に出ることができなかったりする。最上位TierのPvPギルドでは,「ブラックドラゴン」に搭乗する権限が与えられるという。
今後のアップデート地域など
今後実装される新地域の構想なども発表された。
●新地域「明けゆく黎明の山(仮)」
果てしない冬の山の続きとなる地域で,黒い砂漠の大陸の最南になる。錬金術師「カプラス」に関するストーリーが展開する。
●魔界
城の隅々まで回って新しいスタイルの戦闘に挑戦しながら,魔界を征服していく。
●黒い砂漠の「数千年前の時代」へ
「明けゆく黎明の山」や「魔界」が実装されると,黒い砂漠の大陸はすべての霧が晴れて開拓状態になる。その後はさらに領域を広げるのではなく,「マグヌス」の力で過去の大陸にジャンプする構想のようだ。
黒い砂漠では古代人や古代遺跡などから物語が始まっており,プレイヤーと旅をともにする「闇の精霊」が世界に定住した理由といった謎が非常に多い。過去に飛ぶことでこれらを解決することになる……ということだろう。
現代のバレンシア地域は砂漠だが, |
過去のバレンシア地域は緑あふれる地域だったそうだ |
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(2024年8月31日 23:59まで)
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