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「Hearthstone」サメグマとカニを採用。獣シナジーで盤面を圧倒する「ミッドレンジハンター」を紹介
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印刷2017/10/07 12:00

攻略

「Hearthstone」サメグマとカニを採用。獣シナジーで盤面を圧倒する「ミッドレンジハンター」を紹介

 今回の「Hearthstone」PC / iOS / Android)デッキガイドでは,2017年9月19日に行われた各種カードの弱体修正が入ったのち,前線に復帰してきたデッキ「ミッドレンジハンター」について紹介しよう。

画像集 No.021のサムネイル画像 / 「Hearthstone」サメグマとカニを採用。獣シナジーで盤面を圧倒する「ミッドレンジハンター」を紹介

 ハンターは,Hearthstoneリリース初期こそ猛威を振るっていたものの,新スタンダード環境であるマンモス年ではこれまで極めて不遇だったヒーローであり,大会,ラダーの両方でほとんど使用されてこなかった。しかし,9月に行われた各種カードの弱体化修正により,ほかのtop tierのデッキが弱くなった結果,ハンターが再び台頭したのだ。


デッキ内容と基本戦術


カード名 枚数 セット
追跡術 1 ベーシック
野良猫 2 仁義なきガジェッツァン
やさしいおばあちゃん 2 ワン・ナイト・イン・カラザン
放電レイザーモー 2 大魔境ウンゴロ
腐肉食いのハイエナ 2 クラシック
イーグルホーン・ボウ 2 クラシック
サメグマ 2 凍てつく玉座の騎士団
必殺の一矢 1 クラシック
殺しの命令 2 ベーシック
猟犬を放て! 2 クラシック
獣の相棒 2 ベーシック
猟犬使い 2 ベーシック
サバンナ・ハイメイン 2 クラシック
ファイアフライ 2 大魔境ウンゴロ
ゴラッカ・クローラー 2 大魔境ウンゴロ
ビタータイド・ヒドラ 2 大魔境ウンゴロ
デッキコード
AAECAYoWApcIxQgOqAK1A+sH2wntCYEK/gy5tALquwKvwgLkwgLrwgKOwwLXzQIA

 今回サンプルデッキとして紹介するのは,EU地域の有名プレイヤー・Fenomeno選手がレジェンド1位を達成したミッドレンジハンターだ。このデッキはゴラッカ・クローラーが2枚積みされていることから海賊ウォリアーにはめっぽう強く,また環境トップのプリーストに対しては,凍てつく玉座の騎士団の新カードであるサメグマが刺さる。

 サメグマを放電レイザーモー猟犬使いで強化していく動きも強力で,相手によってはその猛攻に耐えきれないだろう。序盤から中盤においてとくに強いデッキなので,やや速めのデッキが好みのプレイヤーには,現環境で強くオススメできるデッキの1つだ。

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採用カードの解説


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ファイアフライ
 1コストミニオンのグッドスタッフ的な存在であるファイアフライは,このデッキでも安定した活躍を見せてくれる。ファイアフライの代わりに,ブラッドセイルの海賊海賊パッチーズを採用するのも良いが,ゴラッカ・クローラーに食べられたくない人はファイアフライの方がオススメだ。

追跡術
 デッキを3枚掘れるので,欲しいカードを手札に加えるには持ってこいのドローソース。主に放電レイザーモー猟犬使いが欲しい時に使うことが多い。

野良猫
 1/1の獣を2体並べるという効果は,獣シナジーを多く持つハンターにとってはありがたい。2ターン目に放電レイザーモーで適応を狙ったり,腐肉食いのハイエナの強化を狙ったりしていく動きが強力だ。

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ゴラッカ・クローラー
 おなじみの海賊キラー。獣シナジーを多く持つハンターでは自然に2枚入るミニオンとなる。とくに現環境にはびこっているアグロローグをはじめ,海賊を用いているデッキは多いので,活躍する機会もたくさんあるだろう。

やさしいおばあちゃん
 本体スタッツは1/1ではあるが,断末魔効果で3/2の狼が出てくるため,4/3のスタッツを持っているとも言える。獣でありつつ場に残りやすい性質は,放電レイザーモー猟犬使いとの相性が良いので,これらと組み合わせて使いたいミニオンだ。

放電レイザーモー
 3/2という2コストの標準スタッツを持ちつつ,獣ミニオンに適応効果を与えられる強力なミニオン。どの獣を適応させても強いが,ビタータイド・ヒドラサバンナ・ハイメインなどの高アタックミニオンに疾風を付与できれば,それだけで一気に勝負を決められるだろう。

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腐肉食いのハイエナ
 獣ミニオンが破壊されるたびに強化される効果は,獣ミニオンが多く入ったこのデッキだと機能しやすい。とくに猟犬を放て!との相性が良く,うまく決まれば大幅強化を狙っていける。

イーグルホーン・ボウ
 このデッキには武器の耐久を増やす秘策が入っていないが,3コスト3/2という武器性能は強力なのでまったく問題ない。時には盤面除去に,時には本体火力にと,幅広く活躍してくれる。

サメグマ
 凍てつく玉座の騎士団で登場したハンター専用獣ミニオン。呪文やヒーローパワーの対象にならないうえで4/3という性能は,相手にとってなかなかのクセモノ。とくに対プリースト戦では強烈に突き刺さる。また,放電レイザーモー猟犬使いで強化できれば,手のつけられない存在となる。

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必殺の一矢
 ランダムではあるが,このコストで相手ミニオンを確殺できるのは破格の効果。基本的には,相手の大型ミニオンが1体しかいない時に使うのがオススメ。対象を取らないため,隠れ身を持つミニオンでも倒せることは覚えておこう。

殺しの命令
 獣ミニオンが場にいる時は3コスト5点という破格の火力となる。基本的には盤面除去にはあまり使わず,本体火力として最後の詰めに取っておこう。

猟犬を放て!
 ミニオンを横並べにしてくるタイプのヒーロー,とくにシャーマンなどには強烈に突き刺さる呪文カードだ。そのまま使っても良いが,腐肉食いのハイエナと共に用いれば,ハイエナの大幅強化を狙える。

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獣の相棒
 ハンターデッキであれば,必ずといっていいほど採用される優秀な呪文カード。特別な意図がなければ,3ターン目にこのカードをプレイして良いだろう。

猟犬使い
 このデッキは獣ミニオンが多いため,このカードが活躍する機会も多い。3ターン目にサメグマ獣の相棒をプレイし,4ターン目に猟犬使いを出して盤面有利を取っていこう。

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ビタータイド・ヒドラ
 5コスト8/8という破格のスタッツに加え,獣でもあるため,このデッキにはもってこいのミニオンといえる。相手が即座にこのミニオンを除去できなければ,非常に強力な火力として働いてくれる。

サバンナ・ハイメイン
 ハンターの6コストミニオンといえば,やはりこのカード。ミッドレンジ系のデッキであれば必須パーツといえる優良なスペックを持っている。6ターン目にこのミニオンを召喚し,一気にカタをつけるのがこのデッキの必勝パターンだ。


覚えておきたい基本コンボ


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腐肉食いのハイエナ猟犬を放て!
 腐肉食いのハイエナを育てる手段はほかにもあるが,一気に育てたい時はこのコンボが有効。育ったハイエナに相手が対処できなければ,勝利は目前だ。

やさしいおばあちゃん放電レイザーモー
 やさしいおばあちゃんはその断末魔効果で場に残りやすいため,次のターンの放電レイザーモーにつなげやすい。両者が手札にあれば,序盤から積極的に狙っていきたいコンボだ。


マリガンについて


画像集 No.018のサムネイル画像 / 「Hearthstone」サメグマとカニを採用。獣シナジーで盤面を圧倒する「ミッドレンジハンター」を紹介

◯VSアグロデッキ
 序盤から積極的に盤面アドバンテージを取りたい。そのため,1コストと2コストのミニオンを積極的にキープしよう。とくにアグロデッキは,海賊を採用しているデッキが多く,海賊ウォリアーやアグロローグといった相手にはゴラッカ・クローラーでのカウンターを決めていきたい。

 先攻の場合は,野良猫や,やさしいおばあちゃんから放電レイザーモーへつなげる動きも狙っていきたい。ミニオンを横並べにしてくる相手には,猟犬を放て!も手札次第ではキープしたいところ。後攻であれば,序盤の盤面の取り合いを制するうえでイーグルホーン・ボウが非常に有用なのでキープしよう。

◯VSミッドレンジ,コントロールデッキ
 アグロデッキと同じく軽量のミニオンを序盤から展開する形を狙っていきたい。ただ,対アグロデッキの時ほど序盤の盤面形成で有利になれるわけではないので,逆に軽量ミニオンばかりをキープしすぎないようにしたい。

 サメグマはコントロールデッキの除去に耐性があるので,できれば積極的にキープする。とくにプリースト相手にはサメグマ1枚で勝負を決めてしまうことすらある。また,獣と猟犬使いが揃っている時はそれらのコンボを積極的に狙っても良い。

著者紹介:ルネ
カードゲームやボードゲームの攻略・レビュー記事をメインに担当するフリーライター。第1回ドミニオン世界選手権優勝,第4回ドミニオン日本選手権優勝,その他複数のアーケードカードゲームで全国ランキング入りなどの経歴を持つ。Hearthstoneでは,WESG2016 Asia-Pacific Final 3位入賞,日中対抗戦日本代表などの実績あり。主にアナログのカードゲーム/ボードゲームが大好物だが,コンシューマ,アーケードからソーシャルゲームまで,ゲームと名がつけば何でも食いつく雑食系。

「Hearthstone」公式サイト

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