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NVIDIAが直接運営するクラウドゲームサービス「GeForce NOW」がスタート。4K表示も可能なUltimateプランのメリットとは?
Ultimateプランの税込月額使用料金は3580円。標準プラン的な「Priority」プランは1790円。そのほかに,広告表示のあるお試しプラン的な「無料」プランも用意している。
なお,ソフトバンクが提供していたGeForce NOWは,2024年3月29日で終了してしまったが,KDDI提供の「GeForce NOW Powered by au」は,変わらず提供中だ。
無料 | Priority | Ultimate | |
---|---|---|---|
混雑時の アクセス |
通常接続 | 優先接続 | GeForce RTX 4080 搭載サーバへの独占接続 |
連続プレイ 可能時間 |
1時間 | 6時間 | 8時間 |
画面解像度 | 未公開 | 1920×1080ドット | 3840×2160ドット |
最大リフレッシュレート | 未公開 | 60Hz | 240Hz(1920×1080ドット時) 120Hz(3840×2160ドット時) |
リアルタイム レイトレーシング |
非対応 | 対応 | 対応 |
広告表示 | あり | なし | なし |
月額料金 | 無料 | 1790円 | 3580円 |
サービス開始に先立ち,NVIDIAは,GeForce NOWのUltimateプランについて,詳細を説明した。Ultimateプランでは,ユーザー1人に対して,「GeForce RTX 4080」をベースにしたクラウドシステム用GPU「GeForce RTX 4080 SuperPOD」を割り当てることで,高解像度で高フレームレート,さらに低遅延のクラウドゲームを提供するという。
ベースのGPUがGeForce RTX 4080なので,NVIDIA独自の超解像&フレーム生成技術「DLSS 3.5」や,システム遅延の低減技術「NVIDIA Reflex」なども利用できるので,対応ゲームであれば,レイトレーシングで描かれた映像のフレームレートを高めつつ,遅延を少なくしたプレイが可能だ。
次のスライドは,「Rainbow Six Siege」でNVIDIA Reflexを有効にすると,GeForce NOW側のGPU(=利用するプラン)によって遅延がどう変わるかを示したものだ。GeForce RTX 2080相当だと,入力から表示まで108msもの遅延が生じるが,Ultimateプランなら240Hzにして35msまで遅延が少なくなるという
Ultimateプランに限らないが,ゲームをプレイするクライアント側は,ゲーマー向けPCのような強力なPCは必要なく,単体GPUを搭載しないノートPCやMac,スマートフォンやChromebookでも利用可能だ。Android TVや,同等機能を備えるLG製のスマートテレビ(関連記事)でも,ゲームパッドやキーボード,マウスを接続すれば,GeForce NOW経由でリッチなゲームをプレイできる。
インフレや為替相場の影響もあって,高性能なゲームPCを買うには,かなりの金額を用意しなくてはならない昨今。「ゲーム機やスマートフォンは持っているけれど,よりリッチなPCゲームを試してみたい」という人なら,GeForce NOWは価値あるサービスになるかもしれない。無料プランもあるので,「自分の機器やネットワーク環境でプレイできるかどうか分からない」という人でも,気軽に試せるのもうれしいところだろう。
非力なPCやスマホでも「Cyberpunk 2077」や「Forza Motorsport」を高画質でプレイできるクラウドゲームに挑戦だ!
ゲーマーたるもの,いつでもどこでも好きなゲームをプレイしたいもの。とはいえ,ゲームPCやゲーム機は,どこにでも持っていくというわけにもいかない……。そんな悩めるゲーマーにお勧めしたいのが,「クラウドゲームサービス」だ。
NVIDIAのGeForce NOW情報ページ
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