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【PR】12月12日発売の「パズドラZ」は,どんなRPGなのか? システムを確認しつつ序盤を紹介していこう(前編)
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印刷2013/11/30 12:00

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【PR】12月12日発売の「パズドラZ」は,どんなRPGなのか? システムを確認しつつ序盤を紹介していこう(前編)

画像集#035のサムネイル/【PR】12月12日発売の「パズドラZ」は,どんなRPGなのか? システムを確認しつつ序盤を紹介していこう(前編)

画像集#032のサムネイル/【PR】12月12日発売の「パズドラZ」は,どんなRPGなのか? システムを確認しつつ序盤を紹介していこう(前編)
 ガンホー・オンライン・エンターテイメントのニンテンドー3DSソフト「パズドラZ」が,いよいよ2013年12月12日に発売される。
 国内累計で2100万超ものダウンロード数を記録したスマートフォンアプリ,「パズル&ドラゴンズ」(iOS / Android)で親しまれているパズルのルールはそのままに,よりドラマチックなストーリーや演出など,コンシューマ機向けならではの味付けが施され,新たなパズルRPGへと生まれ変わっている。
 そんなパズドラZのプレイインプレッションを2回にわたってお届けし,その詳しい内容やゲームの持つ魅力について掘り下げていきたい。前編となる今回は,ゲームの基本的な部分と,ゲーム開始直後の展開などについて触れていこう。

画像集#033のサムネイル/【PR】12月12日発売の「パズドラZ」は,どんなRPGなのか? システムを確認しつつ序盤を紹介していこう(前編)

「パズドラZ」公式サイト



近未来的な世界とモンスターが共存する世界

オープニングムービーも必見だ


 ゲームを起動して真っ先に目に入ってくるのは,オープニングムービーだ。ゲームの世界観や主要キャラクターが分かる裸眼立体視に対応したアニメーションは,なかなかのクオリティ。主題歌「さかさま世界」(作詞:岩里祐穂氏,作曲:伊藤賢治氏)を歌うのは,しょこたんこと中川翔子さん。こうしたヒロイックな歌を歌わせたら天下一品で,ゲームの世界にもうまくマッチしている。
 このムービーのダイジェスト映像は,パズドラZの公式サイトでも公開されているが,ニンテンドー3DSの画面で(できれば立体視をオンにした状態で)再生してみると印象もかなり変わるので,ソフトを購入したあかつきには,ぜひじっくり見てもらいたいもの。
 そんなオープニングムービーから伝わってくるのは,本作がいわゆる“剣と魔法のファンタジー”ではなく,近未来的な世界とドラゴンをはじめとしたモンスター達が共存する世界観を持っているということだ。
 プレイヤーはその世界の中で,大気中に存在する「ドロップ」なる精霊の力を借り,モンスターを自在に操れる「ドラゴンテイマー」として,物語を進めていくことになる。

クオリティの高いオープニングムービー。ゲーム開始時以外にも,タイトル画面でしばらく待つと自動的に再生される
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プレイヤーは男女の選択が可能
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 なお本作は,“街を拠点にワールドマップ上のダンジョンへ出撃していくスタイル”をとっている。街から出ることでワールドマップへ移ることも可能だが,Yボタンでショートカットもできるので,ゲーム自体はサクサクと進められるのだ。
 新人ドラゴンテイマーであるプレイヤーには,拠点となる「レンジャー本部」にて最初に3体のモンスターが与えられ,これらを中心に最大5体でチームを組んでダンジョンへ挑むこととなる。ドラゴンテイマーになるための試験など,序盤の一連のイベントがチュートリアルを兼ねているので,スマートフォンでパズル&ドラゴンズを遊んだことのない人でも,安心して楽しめるはずだ。

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エッグは最初に3種類が手に入る。基本的な属性がそろっているので,しばらくはこの3体で戦えるはず
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使い勝手のいいモンスターの1体,炎属性のメラゴン。進化のパターンはかなりあるようだ


バラバラにされてしまった世界を

元の姿に戻すべく,冒険が始まる


 さて,ドラゴンテイマー試験(チュートリアル)に合格した主人公は,世界の崩壊を企てる組織「パラドックス」のたくらみにより,世界各地がジグソーピースの形にえぐり取られてしまうさまを目の当たりにする。
 レンジャー本部から任務を受けたプレイヤーは,事件の直前に出会った小さなドラゴン「シロップ」とともに,世界を取り戻すべく,ワールド最初のエリアとなる「ホウライエリア」へと足を踏み入れることになる。
 そしてワールドマップの1階層下のエリアマップに複数存在しているダンジョンへ潜入し,最深部にいるボスを倒して世界のピースを取り戻していくというのが,プレイヤーに課せられた目的だ。世界のピースを取り戻せば,次のエリアへと行けるようになり,そこでも同様にダンジョンへ潜入し,ボスを倒し,世界のピースを取り戻し,さらに次のエリアへ……というのが,基本的な流れになっている。

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主人公達の前に突如現れたシロップ。マスコットキャラクター的な存在だが,実は物語の重要なカギを握っているらしい
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拠点となるゼットシティ。プレイヤーはこの中を自由に行き来できる。一部の施設は,ゲームを進めないと使えない

ダンジョンには味方や敵のキャラクターも現れる。敵の場合は,戦闘に入ることもある
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 ダンジョンといっても,迷ってしまう心配はない。基本的にはオートで進んでいき,要所で敵モンスターが出現する。ここからはパズル&ドラゴンズと同様の展開で,下画面のドロップをそろえて消すことで,敵と味方のモンスターが戦闘を行い,敵のHPを0にすれば勝利となる。ボスを倒せば,そのダンジョンはクリアだ。
 なお,これらのダンジョンはメニューからいつでも脱出できるほか,クリアしたダンジョンはその後何度でも繰り返しチャレンジできる。

プレイヤーが最初に足を踏み入れるのは,ホウライエリアの「ワカクサ平原」だ
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ダンジョンのルートは自動的に進むが,分かれ道では進みたい方向の色のドロップを消すとそちらに進める
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道中にある宝箱は,指定されたターン内に条件を満たすと開けることができる
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ゲーム序盤では,ダンジョンが進むごとにドロップの色も増えていく。それに準じた属性のモンスターをチームに加えておこう
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ダンジョンの最後には,それまでとは違う面持ちの強力なボスモンスターが登場することもある


「パズル&ドラゴンズ」譲りの戦闘システム

しかし「パズドラZ」ならではの要素も


 戦闘のルールについても触れておこう。下画面には30(5×6)個の赤,青,緑,黄,紫,ハートのドロップがランダムに並べられていて,それらをタッチペンでタッチすると,上下左右斜めの好きなところに動かせる。同じ色のドロップを縦か横に3個以上並べるとドロップが消え,消えた色と同じ色(属性)を持ったモンスターが敵を攻撃してくれるのである。

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最初のダンジョンでは,チュートリアルで基礎知識をしっかり教えてくれる。知識ゼロのプレイヤーにも安心
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戦闘ではドロップをタッチで動かして消していく。ドロップを動かす前なら,画面右のコマンドを選ぶことも可能だ
スキルポイントがあれば,モンスターが持っているスキルを使用できる。発動時はカットインが挿入される
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Zドロップを消すと,派手なエフェクトが走り,3倍の大ダメージを与えられる。Zドロップを含めて一度に5個以上消すと敵全体にダメージを与えられる
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 一度に多くのドロップを消したり,連鎖して消せばさらに大きなダメージを与えられるので,常にそれを狙っていくのがプレイの定石。ドロップはタッチしてから動かすまでに制限時間(下画面の左側にゲージで表示)が設けられているので,基本法則を覚えて素早くコンボを作っていく判断力が重要だ。ちなみにドロップを動かさなければ,敵のターンにはならないのでじっくり考えることも可能である。
 また本作では,新たに「Zドロップ」なる特別なドロップが追加されている。これを消すと,普通にドロップを消したときの数倍のダメージを敵に与えられるというもので,ボスなどのHPが高い相手に対しても効果が高い。そのため,画面に出てきてもすぐに消さずに,連鎖で消えないような場所に置いてストックしておくという戦略も成立するようになった。
 なお,モンスターが持っているスキルは,手持ちの「スキルポイント」を消費することで発動でき,さらに敵がそれぞれが持つスキルを使ってくることもあり,よりRPGらしい攻防を楽しめるようになっている。

 パズルのルール自体は非常に単純明快だが,落ちものパズルのようにあらかじめ連鎖を組んでおくのではなく,毎回制限時間内にその画面内にあるドロップをいかに動かして同時消しや連鎖する状態を作っていくかが重要となる。こうした独自のルールのパズルが,RPGの戦闘に組み込まれたシステムは絶妙。今さらながら,パズドラの完成度の高さを実感した。
 そしてパズドラZでは,チュートリアルがしっかりしていているほか,プレイ時間に制限なく遊べるようになっていることで,「面白そうだけど,ルールを覚えるまでのハードルが高いんじゃ……」と思っていた人でも,すんなりゲームの世界に飛び込めるようになった印象だ。


モンスターの「進化」&「強化」で

より強力な敵に備えよう


 ダンジョンでプレイヤーの代わりに戦うモンスターは,(最初に手に入る3体以外)ダンジョンで敵に勝利したときに「エッグ」という形で入手できる。これを街にある「ドラゴン研究所」に持っていき,「エッグ解析装置ZEUS」にかけると,新たなモンスターが誕生するのだ。エッグは最初に手に入れたときに限り,何が生まれるか分からないので,入手したときのサプライズ感も演出されている。 モンスターの「進化」「強化」ももちろん可能だ。
 進化は現在のモンスターをより強力な姿へと変化させるもので,これにはダンジョンで敵が落とす「チップ」が必要となる。一定数のチップが集まった状態でドラゴン研究所に行くと,「モンスター進化装置HERA」を使って進化させることができる。

チップを集めると,進化装置による進化が可能に。タッチペンでチップを正しくはめ込むと,進化が完了する
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 一方の強化は,モンスターの姿はそのままに,レベルアップやパラメータ上昇を施すもので,こちらにはエッグが必要となる。もちろん,戦闘を通じて経験値を獲得し,モンスターをレベルアップさせていくこともできるのだが,ゲームを進めていくと不要となるエッグが手に入ることもあるので,それをほかのモンスターを強化するための素材として有効活用することもできるわけだ。こちらもやはり,ドラゴン研究所の「モンスター強化装置ATHENA」にて行える。

強化には戦闘や宝箱から手に入る「D-エナジー」(単位:エナ)とエッグが必要となる
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 なお,筆者の場合,ゲームを始めて最初に訪れるホウライエリアのボスまでは,ゲーム開始時に入手したエッグから生まれるモンスターのチームだけで進めることができた。そのため,最初からモンスター育成のことを考えるのは,ちょっと面倒かな……? と思う人は,あまり気にすることなくとにかくゲームを進めてしまって問題ないだろう。
 実際,一部の装置はゲーム序盤では使えないため,これらに関してはもう少しゲームを進めてみて,次回の記事にでも反映できればと思う。


コンシューマ機ならではの味付けで

幅広い年齢層が楽しめそうな作品に


 また本作には,ローカル通信によるモンスターのトレードやすれちがい通信など,ニンテンドー3DSならではの要素がいくつも用意されている。発売前なので実際試すことはできていないのだが,すれちがい通信による「助っ人」の存在は面白くなりそうだ。
 パズドラの基本ルールとして,チーム5体のモンスターのほかに,助っ人モンスターを1体レンタルして連れていくことができるのだが,すれちがい通信を行えば,通信相手のリーダーモンスターを助っ人に選べるようになるのである。
 ゲーム進行によってはまだ見たことがないモンスターを実際に使えるチャンスでもあり,戦闘もより楽しくなりそうだ。

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パラドックスに操られた「天空龍」のうちの1体「樹天龍・ホウライ」。彼らを解放するのも,プレイヤーの目的の一つだ
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「テイマーカード」はプレイヤーのデータが記録された名刺のようなもので,ローカル通信による交換をすることで,「パズフレ」(フレンド)になれる

 以上,まずは本作の序盤をプレイしてのファーストインプレッションをお届けした。
 原色強めのビジュアルやふりがな付きセリフなども含め,低年齢層でも遊べるように配慮されているのは間違いない。また,序盤のストーリーも簡潔かつ分かりやすくまとめられているため,あまり深く考えなくても気軽に楽しめる作品を志向しているように見受けられた。また,個性の強い敵キャラクターが多く登場し,女性プレイヤーからの支持を集めそうな者も存在している。
 こうした形で,すでに完成されているパズル&ドラゴンズのルールをうまくニンテンドー3DS向けに取り込み,コンシューマ機向けのゲームらしく仕上げているという印象を受けた。
 モンスターの育成やコレクション,そしてスコアアタックに特化した「ドラゴンコロシアム」の存在など,やり込み要素も多く用意されているようで,近年のニンテンドー3DSゲームのトレンドもばっちりカバーしている点にも好感が持てる。

 今回のプレイ範囲では,いくつか体験できなかったこともあるので,次回はもう少しゲームを進めたところまでのインプレッションと,その総評をお届けしたい。

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街にいる人から,クエストの依頼を受けることもある。クリアは必須ではないが,願いを叶えてあげるといいことがあるかも!?
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パラドックスのリーダー・ドグマと主人公は,物語早々に遭遇することとなる
友達やレンジャー本部の人々などが関わるイベントシーンでは,キャラクターのバストアップが表示されて会話が進む。会話のバックログが読める配慮も地味に嬉しい
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