「FIFA 14」でサッカーW杯の優勝国をシミュレート。「2014 FIFA ワールドカップ 究極の予想」の模様をレポート

　ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは本日（2014年6月4日），PlayStation 4用ソフト「FIFA 14 ワールドクラス サッカー」（以下，FIFA 14）を使った「2014 FIFA ワールドカップ 究極の予想」を都内で開催した。
　本イベントは，PS4版のFIFA 14とPS4本体がセットになった「PlayStation 4×FIFA 14 2014 FIFA World Cup Brazil Limited Pack」の発売決定を記念して実施されたもの。


　会場では，5月31日にFIFA 14で無料配信された新モード「FIFA World Cup Kick Off」を使った，2014 FIFA ワールドカップ（以下，W杯）の本大会グループリーグから決勝までのシミュレーションなどが行われた。
　元サッカー日本代表の前園真聖さん，お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんと綾部祐二さん，タレントの水沢アリーさんが日本代表の戦績を予想するなど，大いに盛り上がったイベントの模様をレポートする。

左から，司会の山田泰三さん，前園真聖さん，又吉直樹さん，綾部祐二さん，水沢アリーさん。水沢さんは，アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手のことを「メッシ君」と呼んで，綾部さんに突っ込まれるなど，来場者の笑いを誘っていた

　登壇者の挨拶もそこそこに，会場の巨大ディスプレイにはグループリーグの組み合わせが表示され，FIFA 14でシミュレートした結果が次々と発表に。2010年のW杯で準優勝を果たしたオランダ代表のほか，イタリア代表，ポルトガル代表といった強豪がグループリーグ敗退という結果となり，会場からはどよめきが起こっていた。


　日本代表の所属するグループCの結果は最後に発表されることになっていたが，その前にゲスト陣がそれぞれの予想を発表。水沢さんは1勝1敗1分，ほかの3人は2勝1分と，期待が数字にも表れているようだった。ゲスト陣の予想が出揃ったところで，初戦であるコートジボワール戦のシミュレートがスタート。ダイジェスト映像ではあるものの，会場のボルテージは一気に高まっていく。

水沢さんの予想

綾部さんの予想

又吉さんの予想

前園さんの予想

　初戦は，試合開始早々に本田圭佑選手が得点し，試合を優位に進めるが，コートジボワールの大黒柱，ヤヤ・トゥーレ選手にゴールを奪われ，引き分けで前半を折り返す。後半は，序盤こそコートジボワールペースで進んでいたが，相手のミスを見逃さなかった本田選手がこの試合2点目を決めて勝利を大きく引き寄せる。その後，ホイッスルが鳴り，2-1というスコアで大事な初戦をものにした。


　この勢いのまま，2試合目のギリシャ戦も勝利を収めたい日本代表。試合は，前半をスコアレスで折り返したが，後半に大きく動いた。まずは，相手のペナルティーエリア内で清武弘嗣選手が倒されPKを獲得。これを本田選手が確実に決めて先制する。その後，すぐに1点を返されてしまうものの，香川真司選手が得意のドリブルで相手ゴールキーパーをかわして追加点をあげる。しかし，土壇場でディフェンスラインの裏をつかれ失点し，2-2の引き分けとなった。


　そして，決勝トーナメント進出がかかった3試合目のコロンビア戦は，立ち上がりからボールを回され，コロンビアに支配される時間帯が続く。しかし，一瞬の隙をついた長谷部 誠選手がスルーパスを出し，それに反応した香川選手が落ち着いてゴールを決める。リードして前半を折り返した日本代表だったが，後半開始早々に失点し，流れを引き戻せないままさらに失点。最終スコアは1-2となって敗北した。
　3試合を終えての結果は1勝1負1分で勝ち点4となった日本代表。グループリーグ突破は微妙なところだったが，最終的に3位に勝ち点1の差をつけての2位となり，決勝トーナメントへ進出した。



　なお，3試合目のダイジェスト映像を入手できたので，美しく表現された日本代表の選手達をチェックしてほしい。



　激戦のグループリーグに続き，決勝トーナメントのシミュレーションへ。日本代表は，1回戦のウルグアイ代表をPK戦で下すものの，ベスト4を賭けた2回戦では，前回大会優勝のスペイン代表に1-2で惜敗。そして，そのスペイン代表を決勝戦で下したブラジル代表が，自国開催での優勝チームとなった。

前園さんはブラジルの優勝予想が的中。また，ピースの2人は，日本がベスト4まで進出すると予想していた

　W杯シミュレーションの興奮が冷めやらぬ中，ピースの2人がチームを組んで，CPUと対戦するというエキシビションマッチが行われた。もちろん，ピースは日本代表をチョイス。対戦相手にはブラジル代表を選んだ。
　試合では，又吉さんが確実にショートパスを回そうとするも，今日初めてFIFA 14をプレイしたという綾部さんは操作方法を把握しておらず，ロングパスを多用してしまう。
　そして，日本代表のゴールキックとなったとき，綾部さんがキーパーの目の前にいるブラジルの選手にパスをするという凡ミスで失点。会場は笑いに包まれ，又吉さんは「ちゃんとパスせいや」とついつい毒づいてしまう。しかし，最後は2人のコンビネーション（というより，又吉さんの優しさ）から綾部さんが得点し，会場は大きな歓声に包まれた。その後，試合終了のホイッスルが鳴り，引き分けとなった。

頼りなかった（？）綾部さんだが，最後の最後に又吉さんのお膳立てで得点。来場者達はこの日一番の盛り上がりを見せた。綾部さんが子どものようにはしゃいでいる姿も印象的だった

　イベントも終盤となり，ゲスト陣から挨拶が行われた。水沢さんは「日本を背負って戦ってもらいたい。……日本の経済も潤うし！」と，ちょっと変わった視点から日本代表にエールを送り，綾部さんにツッコミを入れられていた。
　そんな綾部さんは「4年に1度の大きな大会ですし，日本代表にはがんばってもらいたい。我々も日本をひとつにして応援しましょう」と呼びかけ，相方の又吉さんは「髪の毛が真っ白になるくらい全力で応援したい」と独特な表現で語った。
　最後は，前園さんが「日本代表は，今，新しいことにトライしようとしているので，どのような結果になるかは分からないですが，4年後のW杯につながるものはあると思う」と選手の目線で話し，今回のイベントを締めくくった。

「FIFA 14 ワールドクラス サッカー」公式サイト