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生まれ変わった「ミラーズエッジ カタリスト」を一足早くプレイ。深いストーリーとユニークなオンラインモードが特徴となる最新作のインプレッションをお届け
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印刷2016/04/23 00:00

プレイレポート

生まれ変わった「ミラーズエッジ カタリスト」を一足早くプレイ。深いストーリーとユニークなオンラインモードが特徴となる最新作のインプレッションをお届け

 2016年3月30日,カリフォルニア州レッドウッドシティにあるElectronic Arts本社において,EA DICEが開発中のアクションゲーム「ミラーズエッジ カタリスト」PC/PlayStation 4/Xbox One)が一部のメディアに公開された。シングルプレイキャンペーンと,新たに用意されたオンラインモードを部分的にプレイできるというものだが,マルチプレイの具体的な内容が明らかにされたのは,このイベントが初めてとなる。
 4月15日に掲載した記事でもお伝えしたように,クローズドβテストが4月22日からはスタートしており,日本での発売は6月9日が予定されている。発売日を前に,ここで,その内容をしっかりとお伝えしていきたい。プレイしたのは,PCにXboxコントローラが接続されたもので,ボタンの表記などもそれに準じている。また,会場や画面を撮影することも禁じられていたので,掲載したのはオフィシャルスクリーンショットとなる。この点,ご了承願いたい。

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「ミラーズエッジ カタリスト」公式サイト


 さて,前作「ミラーズエッジ」がリリースされたのは2008年のことで,それまで「バトルフィールド」シリーズ専門のデベロッパという印象が強かったEA DICEが,久々に手がけた新規IPだった。しかし,2008年は「グランド・セフト・オート IV」がリリースされたビッグイヤーで,そのほかにも「Fallout 3」「Gears of War 2」「Call of Duty: World at War」,さらに「Left 4 Dead」といった作品が「ミラーズエッジ」の発売に前後して次々と市場に投入された。
 Electronic Arts自身,「バトルフィールド バットカンパニー」「Army of Two」,そして「Dead Space」といったアクションタイトルを同年にリリースしており,「ミラーズエッジ」は埋もれてしまった感があった。大作ラッシュの中,広告宣伝費にも限りがあり,「一人称視点でパルクールを楽しむ」というユニークなコンセプトをゲーマーに周知し,興味を引かせることに成功しなかったという印象が強い。

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 シングルプレイ専用タイトルでありながら「ミラーズエッジ」のキャンペーンが短く,作り込みが足りなかったことは否めないだろう。約250万本のセールスを記録しているので「失敗作」と言われるようなゲームではないのだが,EA DICEにとって「もっと良い作品に仕上げられたはず」という積年の思いがあったようだ。

 そうしたEA DICEの意図は,2015年8月に掲載したシニアプロデューサーのインタビューからも伝わってくる。「ミラーズエッジ カタリスト」が「ミラーズエッジ」の続編やリブート作品でなく,「リバース」(Rebirth,生まれ変わり)だとされているのも,そうした思いから来るのだろう。
 こうしてEA DICEは,広大な範囲の描画や高い表現力を持った最新のゲームエンジン「Frostbite」を使い,さらにスムーズになったパルクールアクションに加えて,カンフーを意識した格闘要素,さらにはユニークなマルチプレイモードなど,より進化した作品へと仕上げてきた。というわけで,まずはシングルプレイモードからお伝えしていこう。

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壊れやすい“ガラスの街”で織りなされる物語


 「ミラーズエッジ」の舞台は,白を基調にした高層ビルが立ち並ぶ,清潔感の漂う未来都市「シティ・オブ・グラス」(単に「ガラス」とも呼ばれる)だ。ガラスはカスカディア(おそらくは国の名前)の中で3番めに大きな,500万人もの人口を誇る大都市で,都市の警備を一任されたクルーガーセック(KSec)を初め,いくつかの大企業が政治勢力と化し,都市全体を支配している。
 クルーガーセックは,都市の住民にマイクロチップを内蔵した腕輪型の「グリッドリンク」と呼ばれるセキュリティ装置の装着を強要し,彼らの動きを常に監視している。そんな同社を率いるのが,ガブリエル・クルーガーという人物である。

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 秩序と安定を保っているように見えるガラスだが,それは市民達を抑圧することで実現されているというわけだ。ガラスでは,クルーガーセックのほかにも,テクノロジーを専門とするシルバイン・システムズ,医学と健康を専門とするエリジウムコープなど,13の巨大企業で構成された複合企業が人々を管理している。監視の目が張りめぐらされ,一部の大企業に政治や財政だけでなく,警察までも握られているディストピアが,ガラスなのだ


 ゲームの主人公となるフェイス・コナーズは7歳のとき,企業至上主義に対する抗議活動とそれが発展した暴動の中で,両親と妹のカレンを失ってしまう。フェイスは,ノアという古参ランナーに拾われ,その下で持ち前の運動能力を発揮して,やがて最高のランナーへと成長していく。
 しかし,フェイスは自分の能力に対する過信から失敗をおかし,クルーガーセックの特別収容施設で約2年間,懲罰を受けていたというのが,ゲームの序盤の設定になっている。

 ご存じのようにランナーとは,企業の監視を嫌い,グリッドリンクを外すことによって“オフグリッド”となり,高層ビルの屋上などで暮らす人々の中でも,監視や没収対象になる秘密情報や重要なアイテムを運ぶことで報酬を得ている特別なグループを指す。クルーガーセックに見つかれば逮捕され,フェイスのように収容所に送られてしまうこともあるが,特定の組織や企業に属すことなく自由な生き方を追求してきた集団でもある。

高速で走るため,目指す場所を見失いがちだが,どうやらガラスは地域によって色分けされている様子。画像はゲーム序盤からアンロックされている「ダウンタウン」で,黄色いアクセントが地域の目印となる
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トラバーサルの進化を堪能せよ


 「ミラーズエッジ カタリスト」のキャンペーンは,フェイスがクルーガーセックの収容施設から解放されるシーンから始まる。それまでフェイスは,家族と引き離された幼少時の悪夢を見ていたようで,このように過去のエピソードが「悪夢」という形で登場し,1つにつながっていくことは想像できる。

 収容施設から出た彼女を待っていたのは,イカロスという面識のない人物だった。イカロスは自分もランナーであると自己紹介し,フェイスに最新モデルの機器「ビート」(コンタクトレンズ型のARデバイス)を装着して,オフグリッドになることを勧める。そして,収容所生活で体が鈍っていたであろうフェイスを挑発して,ランナー達の隠れ家までのフリーラニングを競う。基本的に,この場面はチュートリアルとなっており,さまざまなトラバーサル(移動)を学べるようになっている。

ランナー達は,ビートと呼ばれるコンタクトレンズ型のARデバイスを装着する。これにより飛び越えられるオブジェクトが分かったり,後述する「エコー」と呼ばれる残影が見られるようになる
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 「ミラーズエッジ カタリスト」の操作は,一見複雑になりそうなさまざまなトラバーサルをうまくまとめており,左右のアナログスティックで移動や視点変更を行いつつ,ジャンプ[LB]やスライディング[LT],ドアの押し開け[RT]を織り交ぜながら,高速で飛び回る快感が味わえる。
 飛び越えたりよじ登ったり,飛び移ったりなど,インタラクションできる場所が赤く表示されるのは前作と同じだが,今回はジップラインも登場しており,ビルとビルの間の距離なども無理のないリアルさに仕上がっている。ビルの角からせり出したパイプを掴めば,90°の角度を減速することなく曲がり切れるし,本来なら足の骨を折ってしまいそうな大ジャンプでも,着地と同時に前転することでダメージを軽減し,スピードを殺さずに移動し続けることも可能だ。

 目測を誤って落下してしまうこともあるが,右アナログスティックをプッシュして「ランナーズビジョン」(Runner’s Vision)を発動すれば,目標を見失うことはない。前作では,移動経路上にあるオブジェクトがハイライトされるという仕組みだったが,今回は「可能性のある経路」を表示するというスタイルに変更され,例えば,壁を駆け上がったり角を曲がったりした瞬間,次にどちらの方向に向かっていくのかが,真っ赤な炎の筋として瞬間的に視野に入ってくるのだ。

 面白いのは,この炎の筋は必ずしも最も有効な進行経路を示すものではないことだ。例えば,指示どおりに前進するより,横の建物の屋根を伝って行ったほうが,その次に曲がる方向への近道となる,といった場合もある。プレイヤーは必ずしもゲームの指示どおりに進む必要はなく,直感に頼ったトラバーサルが求められる。そのことが,移動操作をより頭を使うものに仕上げているという印象だった。

「ランナーズビジョン」を発動すれば,プレイヤーは移動しながら自分の進むべき道を確認することが可能だ。ただ,そのルートが最適であるとは限らない
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 本作のアクションの大きな特徴になっているのが,カンフーアクション的な「Transferenceアタック」だ。これは,複数の敵に対して効率的な戦いをするための特殊ムーブで,例えば敵が前後に並んで立っていると,手前の敵を正面からキックすることで,その背後の敵もドミノ倒しのようになぎ倒されたりする。また,右からフックをお見舞いした敵は左方向によろけ,そこにいる別の敵にぶつかってバランスを崩したりする。相手の攻撃を避けながらうまく迂回し,要領よく敵をビルの谷底に突き落とす,といった戦いができるようになったのだ。
 具体的には,攻撃の基本になる[Y]ボタンに加え,左アナログスティックで操作するのだが,最初のアタックにジャンプやスライディングを織り交ぜ,相手に大ダメージを与えることも可能だ。

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しっかり作り込まれたシングルプレイキャンペーン


 フェイスがノアのいる隠れ家に到着したあとは,メインストーリーをこなしながら,比較的自由にサブミッションを選び,自分にあったペースでプレイできるようになる。隠れ家は,ゼファイア・トランスポート・ハブ(Zephyr Transport Hub)と呼ばれる,列車などの公共交通が乗り入れる場所の屋上にあり,そこを中心にガラスの街が放射線に広がっている。当初は,アンロックされていない地域も多く,2〜3時間のプレイでは全貌が明らかにすることができなかった。序盤のエピソード以外,フェイスが地上に降り立つことはなく,ストーリーはほぼすべて,屋上や高層ビルの内部で進められていくという。

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フェイス・コナーズ
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ガブリエル・クルーガー
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バードマン
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イカロス
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ノア

 隠れ家では,引退したランナーで,伝書バトと一緒に暮らしている壮年の男バードマンや,フェイスの幼なじみで,ランナーとは少し距離を置いた情報屋といった感じの若者ノーマッド,そして闇商人のアジア人男性ドーゲンなど,今後,ストーリーが進むにつれて重要になっていくであろうキャラクター達が次々と紹介された。

ブラックマーケットで禁制品の売買を行うドーゲン。フェイスや彼女の過去と深い因縁を持っているようだ
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 プレイヤーが挑むことになる最初のミッションは,「Outcasts in Greyland」というもの。タイトルにあるアウトキャストやグレーランド(灰色の地)などの土地や区域を表すような言葉のほか,ローカーストハイカーストといった身分を示すと思われる言葉も会話に登場し,オフグリッドというSFチックなキーワードなどと合わせて,世界観を完全に理解するには時間がかかりそうな雰囲気だ。マニアにとっては,こうした細かいロア(ゲーム内のストーリー設定)を紐解いていくことはたまらなく楽しいが,カジュアルなゲーマーにとっては,ややこし過ぎるかもしれないという印象もある。

 ここで,筆者が2〜3時間プレイしたうえでのストーリーの進展を紹介しておこう。ノアに与えられたミッションを遂行するためにエリジウムコープの実験施設に乗り込んだフェイスだったが,そこでランナーらしき人物を発見し,ノアの反対を押し切って追跡を開始する。どこか,暗視ゴーグルを付けた「スプリンターセル」のサム・フィッシャーのようないでたちの人物だが,ランナーのグループには所属していないものの,同じような活動を何かの組織のために行っているようだ。これは,2015年8月に開催されたgamescom 2015で公開されたムービーと同じ場面なので,今一度確認しておこう。


 この出来事に関わったことで,フェイスは大きな問題に巻き込まれる。……と,2時間ほどプレイしてようやくゲームストーリーの転機が訪れたわけだが,担当者の話によると,シングルキャンペーンのプレイは30〜40時間ほどになるとのことで,まだ物語のとば口にも達していない段階だ。実際,テストプレイの時間内で,公式サイトで紹介されている謎の組織「ブラック・ノベンバー」に出くわすことはなかった。
 ちなみに,このブラック・ノベンバーは,20年前の大暴動以降に成長した,目的のためには暴力も辞さないような革命組織だ。ゲームタイトルの「カタリスト」(触媒)とは,「何かの出来事や活動を拡大させる原因になること」といった意味を持っており,フェイスの活動がやがてガラスを揺るがすような大きなうねりになっていくのは間違いない。

今のところ詳細は発表されていないが,暗視ゴーグルを装着した謎の男が盗み出そうとしていたものを,偶然フェイスが手に入れてしまったために,ガラスの街は大きなうねりの中に飲み込まれていく
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 本作には,「アサシンクリード」や「グランド・セフト・オート」などのオープンワールドゲームと同様,マップ中に出現するサブミッションやミニゲームが多数用意されており,パルクールで移動しているときにも,そうしたものに出くわすことがある。前作では制限時間内に特定地点に物資を運ぶ「Time Trial」というミニゲームがあったが,今回は巨大サイネージをハッキングして自分好みのアートワークに書き換えてしまう「Hackable Billboard」,クルーガーセックの一団が警護している拠点を解放する「Security Hub」,そして長時間のパルクールを競う「Dash」などが用意されている。

 Hackable Billboardのサイネージは,ビルの屋上よりさらに高い場所にあり,どうやってそこまでにたどり着くか,じっくり考えながら挑戦していくのが楽しい。Security Hubは,アンテナや変圧器の背後に,銃器などを持ったガードが警備を固めており,こちらも遠くから観察して,どのように攻略するのかあらかじめ手順を考えておけば,格段に成功率が上がるようだ。


本作のマルチプレイモード「ソーシャルプレイ」とは?


 「ミラーズエッジ カタリスト」で用意されたオンラインモードは,「ソーシャルプレイ」と呼ばれている。これは,通常の対戦モードとは異なり,かなりユニークなものだ。今回,その詳細が初めて公開されたので,紹介しておこう。

 ソーシャルプレイのモードは複数あるようだが,プレイできたのは「Time Trial」と呼ばれるモードだった。これは,コースの決まったミニゲームとは異なり,プレイヤーがマップ上の経路を自由に設定して,スタートからゴールまで自分が走った記録をアップロードする。これをほかのプレイヤーがダウンロードし,コース制作者のシャドウ(エコーと呼ばれる)を見ながら,タイムのクリアを目指すというものだ。


 このほかには,「Beat L.E.」(Beat Location Emitter)というモードがメニューに用意されていた。今回はプレイできなかったが,こちらは,1人のプレイヤーが,小さなビーコンをマップのどこかに隠し,プレイヤーはがビートのサインを頼りにそれを見つけ出すという,宝探しのようなモードだという。

 Time Trialの面白いところは,ゲーム内だけでなく,Webサイトやコンパニオンアプリにも対応しているところで,都市のマップを見ながらじっくりとコースを設定することができる。このように本作では,通常の対戦とは異なる非同期のソーシャル性を追求しており,今後,さらにモードが追加されていく可能性は高そうだ。

 「ミラーズエッジ カタリスト」にはまた,特定のミッションをクリアすることによって,「Movement」「Combat」,そして「Gear」の3つのカテゴリーに分かれた,さまざまなスキルを獲得できるというRPG要素も含まれている。スキルには,壁走りの持続時間が長くなるものや,攻撃力が高くなるものなど,豊富な種類が用意されており,フェイスを育てていくという楽しみも味わえそうだ。

 さらに,マイクロチップやドキュメントなど,各種のアイテムがマップ内に散らばっており,それらを集めるというコレクション要素もあり,やりこもうと思えば,かなりやり込める作品になっている。

 リ・イマジン(再想像)されたタイトルとして,EA DICEの開発メンバーの思いが込められた作品だけに,発売を楽しみにしているファンも多いだろう。続報があれば,お伝えしたい。

ソーシャルプレイの「Time Trial」のコースは,ゲーム内で作成できるほか,公式WebサイトやiOS/Android向けの専用コンパニオンアプリでもできるという
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「ミラーズエッジ カタリスト」公式サイト

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