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育成ゲームにも知力が必要だ。スマートフォン向け育成パズル「もじって!はに神さまっ!」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第307回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
スマートフォン向けゲームの人気ジャンルとなっている育成ゲームは,育成対象のかわいらしさに加えて,画面をタップしているだけでいいというお手軽さも魅力だ。
しかし,筆者は声を大にして訴えたい。何も考えずに指を動かしているだけでゲームと言えるのか? これは「ゆとり教育」ならぬ「ゆとりゲーム」なのではないか?
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「もじって!はに神さまっ!」(iOS / Android)は,そんな緩みきった育成ゲームの現状に一石を投じる(かもしれない)作品だ。力んで自説をぶってしまったが,とにかく本作をプレイして,はにわのようなキモカワいい謎生物,「はにかみ」との生活を楽しんでほしい。
iOS版「もじって!はに神さまっ!」ダウンロードページ
Android版「もじって!はに神さまっ!」ダウンロードページ
プレイヤーは文字パズルを解き,はにかみを育てていく。パズルの内容は4×4のパネルに並んだひらがなをなぞって,言葉を作るというものになっており,より長い文字数の言葉を作ると獲得ポイントが高くなるという仕組みだ,一見ばらばらな文字の中から,長い言葉を見つけられる観察眼がポイントになる。
「もじぴったん」シリーズに似ているシステムだが,本作では1文字ずつ指定していくのではなく,一筆書きの要領で隣り合った文字から言葉を作るのが特徴だ。パネルを斜めに移動したり,1度通過したパネルに戻ったりといったことも可能になっている。
高スコアを出すコツは,擬音語のような,繰り返しが含まれる言葉を作ることだろう。例えば「ぞくぞく」とか「のろのろ」といった感じの言葉は,2文字を見つけるだけで4文字の言葉が作れるので,かなりコストパフォーマンスが高い。
しかも,「たまたま」ができれば「またまた」もできるといった具合に,順番を入れ替えるだけでさらにもう1つ4文字の言葉が作れる場合もあるので,これを狙わない手はないのだ。
一定回数パズルをこなすと,はにかみは次の形態へと進化する。中には「いやその進化はおかしい」「それは進化じゃなくてコスプレだろ」などなど,ツッコミを入れざるを得ないものもあるが,それも含めてどんな姿になるのかが実に楽しい。
はにかみは,部屋や図鑑でタッチするたびにかわいく動き回るほか,覚えた言葉をランダムでつなげてとんでもない一言を発したりするので,面白い言葉を覚えさせて楽しんでみるのも大いにアリだ。
なお,すべてのはにかみには2つの進化ルートがある。通常の進化はパズルに一定回数挑めば勝手に起こるが,それまでにパズルで一定以上のスコアを稼いでいれば,レアな進化遂げてくれるのだ。
ただし,この目標スコアというのが相当高く,達成するのはかなり難しい。2〜3文字の言葉ではほとんどスコアの足しにならないので,前述したテクニックなども使って4文字や5文字の言葉を狙っていこう。
このように,かわいいはにかみの魅力にあふれながらも,結構なやり込みやプレイヤーの知力が必要となる本作。ぜひはにかみと一緒に,プレイヤーもボキャブラリーを増やしてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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