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植民地から独立し,目指すは世界のスーパーパワー!? 箱庭シム最新作「Tropico 5」をプレイムービーで紹介
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本作は,プレイヤーが独裁者「エル・プレジデンテ」となり,トロピコ市民の不満などを解消しながら発展を目指すゲームだ。最初はどこかの王国の植民地でしかなく,君主の言いなりになっている小さな島国が,やがて成長して独立を勝ち取り,世界大戦などの歴史的大事件を乗り越えて,現代を迎えるという長いスパンでプレイすることができる。
ゲーム内の時代が移り変わっていくごとに新しい建物が建設可能になるといった要素もあり,島の様子が変化していくのを見るのも楽しく,本格的な箱庭シムを求めている人にはピッタリの作品だろう。
プレイ開始直後はトウモロコシ畑や建設事務所などの基本的な施設しかないトロピコだが,少しずつ地図を埋めるように開拓を進めていく。市民が普通に生活していたり,港へと物資を運搬するトラックが走り回っていたりと,ジオラマのようなグラフィックスは見ていて楽しく飽きない。プレイヤーの政権に不満を持つ市民による武装蜂起や,他国によるトロピコ侵攻といった物騒な事件も発生するが,兵士同士がちょこまかと撃ち合いをする様子は必見である。ただ,もう少しズームアップして眺めたかったというのは,筆者の個人的な希望だ。
戦闘シーンはRTS(リアルタイムストラテジー)のように軍事基地などの拠点から出撃した兵士や戦車などが目的地に向かい,敵と遭遇すると撃ち合いになる。タワーディフェンスゲームよろしく,敵の侵攻ルートを予測して見張り塔を設置するなどの戦略も有効だ。
市民に家がなければ住宅を建設し,職がなければ農場や工場を建てるというのが基本的な流れだが,植民地時代には王党派と革命派,世界大戦時代には連合国と枢軸国といったように派閥や陣営が用意されており,あっちを立てればこっちが立たず……という状況になってしまう。それぞれの時代によって様変わりする派閥争いが,ゲームのやりごたえにつながっている。
現時点では,「Tropico 5」の日本語版発売についてのアナウンスはなく,やきもきしているシリーズのファンも多いと思うが,今回のムービーで本作の雰囲気を少しでも伝えることができれば幸いだ。
「Tropico 5」公式サイト
Steam「Tropico 5」紹介ページ
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(C)2013 Kalypso Media Group. Tropico is a registered trade mark of Kalypso Media GmbH. All rights reserved. Published by Kalypso Media GmbH.
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