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三辺狭額縁デザインが魅力のAQUOS ZETAやXperia Z2 Tabletをじっくりチェック。NTTドコモ2014夏モデルスマートフォンテストレポート(後編)
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印刷2014/05/15 16:28

テストレポート

三辺狭額縁デザインが魅力のAQUOS ZETAやXperia Z2 Tabletをじっくりチェック。NTTドコモ2014夏モデルスマートフォンテストレポート(後編)

AQUOS
 2014年5月9日,NTTドコモは,2014年夏モデルのスマートフォンとタブレット計8製品を発表した。その概要とスペックは,8日掲載のニュースでお伝えしたとおりだ。
 先に掲載したスマートフォン新製品テストレポートの前編では,「Xperia Z2 SO-03F」と「Xperia A2 SO-04F」,「GALAXY S5 SC-04F」の3製品をレポートしている。

注目の新製品Xperia Z2とA2の実力をじっくり触って確かめた。NTTドコモ2014夏モデルスマートフォンテストレポート(前編)


 後編で取り上げるのは,シャープ製や富士通モバイルコミュニケーションズ製のスマートフォンと,タブレット2製品だ。

●スマートフォン
  • AQUOS ZETA SH-04F:5月23日発売予定,VoLTE対応
  • ARROWS NX F-05F:5月下旬発売予定,VoLTE対応
●タブレット端末
  • Xperia Z2 Tablet SO-05F:6月下旬発売,VoLTE対応
  • AQUOS PAD SH-06F:6月中旬発売予定,VoLTE対応

 前編でも触れているが,2014年夏モデルはスペック的な差が非常に少なく,その点ではどれを買っても失敗することはない。それゆえに,形状やボタンの配置といったデザイン面や,独自の機能,あるいは体感でのレスポンスといった要素から,好みにあった製品を選ぶのが,2014年的スマートフォン選びといえそうだ。

AQUOS AQUOS
今回レポートしている4製品はいずれも,従来よりも短時間でバッテリーの充電が可能な「急速充電2」機能に対応する(左)。利用するには別売りの純正ACアダプター「ACアダプタ05」(右)が必要であるものの,スマートフォンの使い勝手が向上する有用な機能である。こうした面に注目して,製品を選ぶのもいい

 それでは各製品をチェックしていこう。


AQUOS ZETA SH-04F


 シャープ製スマートフォンのAQUOS ZETA SH-04F(以下,AQUOS ZETA)は,「ZETA」の名を冠する同社製ハイエンドスマートフォンの後継機種だ。
 シャープのスマートフォンといえば,5インチ級のIGZO液晶パネルを強調しつつ,横幅を可能な限り縮めて持ちやすさに配慮した「三辺狭額縁仕様」が定番となりつつある。AQUOS ZETAもその1つで,面積比でいうと本体前面の実に81%が液晶パネルというほど。ほとんど液晶パネルだけのように見えるデザインは,他社製品にない独自の魅力といえよう。

AQUOS ZETAの本体前面。画面の大きさが目立つ三辺狭額縁仕様の製品だ。上部の額縁が狭すぎるため,インカメラは下側にある
AQUOS

 本体のサイズは74(W)×140(D)×9.3(H)mmで,搭載するIGZO液晶パネルは5.4インチで解像度1080×1920ドット(以下,フルHD解像度)。5.2インチ液晶パネルを搭載するXperia Z2 SO-03F(以下,Xperia Z2)の横幅が73mmなので,わずか1mmの差で一回り大きい液晶パネルを採用できたのは,三辺狭額縁仕様によるものだろう。実機を見る機会があったら,液晶パネルが目立つデザインだけでなく,この横幅もチェックしてほしい。

 前面のほとんどが液晶パネルになると,誤タッチの可能性が気になるものだ。AQUOS ZETAはそれを考慮して,「パームリジェクション」機能を搭載しており,手のひらが触れた程度なら反応しないという仕様になっている。そのおかげで,たとえば左手で片手持ちしながら画面右端を操作するといったときに,指先以外が触れてもタッチとして反応しないので,思いのほか誤タップを起こしにくかった。こうした細かい配慮は,AQUOS ZETAで評価したい点だ。

 AQUOS ZETAは,丸っこいイメージが多かったこれまでのシャープ端末とは路線が異なり,フラットで鋭角的なデザインを採用している。これは,堅牢性の向上と見た目の良さを両立させるために設計された,新しいボディによるところが大きい。

AQUOS AQUOS
AQUOS ZETAの本体背面はフラットな形状で,マットなブラックとなっている(左)。四辺は3種類のカラーバリエーションがある。背面がブラックなので,オレンジ色のモデルはとても目立つ

 説明員によると,AQUOS ZETAのボディは,細い金属製のフレームを樹脂素材でサンドイッチした構造になっているという。スマートフォンが5インチ液晶パネル時代に突入して以降,「操作時に筐体がたわむ」という声がユーザーから多く寄せられるようになったため,発案されたデザインなのだそうだ。

AQUOS AQUOS
本体上側面(左)。ロッド式のフルセグ用アンテナとヘッドフォン端子,防水カバーで覆われた中には,microSDカードスロットとSIMカードスロットがある。銀色のラインが,強度保持のために採用された金属製のフレームだ。本体下側面にはマイクのみ(右)。

AQUOS AQUOS
本体左側面(左)には,キャップレス防水仕様USB Micro-B端子がある。本体右側面(右)には,上部側(写真左)に[電源/スリープ]ボタンと音量調節ボタンがある

視野角は上下左右165度くらい。色によっては160度あたりから破綻しはじめていたのだが,常用する分には問題ないだろう
AQUOS
 先述したとおり,AQUOS ZETAはシャープ自慢のIGZO液晶パネルを採用している。しかし,2013年のIGZO液晶採用製品を見たことのある人は,「微妙に色が薄いような……」という印象を受けなかっただろうか。
 シャープでもこの点は課題と認識しており,2014年夏モデルでは,この点にメスを入れてきた。LEDバックライトを「PureLED」と呼ばれるものに変更することで,色表現力を高めることに成功したという。具体的には,青色LEDと黄色の蛍光体を使っていたのを,青赤緑とRGB三原色の発光体を使うように変更したそうだ。IGZO液晶パネル自体に変更はないそうだが,試用機を見ても,AQUOS ZETAのディスプレイは発色がよくなっていることを実感できた。

 余談だが,AQUOS ZETAの試用機は,液晶パネルの画質モードが,輝度をやたらと高めた「ダイナミック」設定になっていた。販売店の店頭にあるデモ機も似たようなもので,不自然なほどビビッドな発色に見えてしまいがちだ。この画質モードを「ナチュラル」に変えてやると,製品本来の発色が分かる。AQUOS ZETAを店頭で試用するときには,まず画質モードを変更してみることをお勧めしよう(※後述するAQUOS PAD SH-06Fも同様だ)。

 スペックについても触れておこう。AQUOS ZETAの搭載SoC(System-on-a-Chip)は,Qualcomm製の「Snapdragon 801 MSM8974AB」で,CPUコアは最大2.3GHzで駆動される。LTEによる音声通話システム「VoLTE」(Voice over LTE,ヴォルテ)にも対応したSoCだ。メインメモリは2GBを搭載。
 メインメモリ容量こそ異なるが,スペックは前編でテストしたXperia Z2とほぼ同等となっている。

 前編同様,ベンチマークテストでは「3DMark」によるグラフィックス性能計測と,連射測定アプリ「ぺしぺしIkina」による連打応答性計測を行った。
 試用機は「製品発売前の最終バージョン」とのこと。発売日が5月23日と近いこともあり,これがほぼ製品相当と考えてよさそうだ。

 さて,これを踏まえて3DMarkのスコアを見ると,率直にいってかなり低い結果と言わざるを得ない。最も負荷の軽い「Ice Storm」プリセットですら,測定上限到達を意味する「Maxed out!」に届かないのだ。
 同じSoCを使うXperia Z2は,負荷の高い「Ice Strome Extreme」プリセットでもMaxed out!に到達しているし,「Ice Storm Unlimited」プリセットのスコアは,「18593」という高い水準にある。それと比べてAQUOS ZETAは,Ice Strome Extremeが「7268」,Ice Storm Unlimitedは「9353」と,ほぼ半分程度だ。AQUOS ZETAはSoCに統合されたGPU「Adreno 330」の性能を生かせていないと見るしかない。

AQUOS AQUOS
3DMarkのIce Strome Extreme(左)とIce Storm Unlimited(右)のスコア。このSoCでこのスコアは,GPU性能をまったく発揮しきれていない

 こうなった理由は分からないが,3Dグラフィックス性能よりもバッテリー駆動時間を重視して,省電力寄りの設定を選んだという可能性が考えられる。スマートフォンでゲームを楽しみたい人にとっては,望ましくない状況にあるようだ。

 3DMarkで見たグラフィックス性能は明らかに低いのだが,画面の切り替えやアプリの起動といった操作のレスポンスはとても良好である。体感性能の良さから考えると,やはりAQUOS ZETAは3Dグラフィックス性能を重視しない製品なのではないだろうか。
 人気の高い「パズル&ドラゴンズ」は,3D性能を要求しないゲームだし,同様な傾向のゲームも多い。シャープ側は,「人気ゲームが快適に動けば,それで十分」と割り切っているのではないだろうか。
 同じSoCを採用していてもチューニングの方向性がメーカーによって異なるという状況は,ゲーマーにとっては今後注目していくべき点になるかもしれない。

ぺしぺしIkinaの結果は「81」。飽和はおおむね15タップ程度の間隔で,規則的に発生していた
AQUOS
 さて,一方のぺしぺしIkinaによる連射測定であるが,連射回数が93〜96になるよう連射して,スコアは「81」と良好だった。15タップめと34タップめ,50タップめに短い飽和が生じ,67タップめで長い飽和があった。延々と長時間連射し続けるようなスマートフォン向けゲームは少ないので,それほど気にする必要はない。だが,15タップめで飽和が起こることを考えると,激しい連打が数秒間必要なゲームとは,相性が悪いかもしれない。

 発色の改善されたIGZO液晶パネルと,それを生かしたデザインなど,魅力的な要素の多いAQUOS ZETAではあるが,ゲーマーの視点で見ると,どうしても3Dグラフィックス性能の低さが気になってしまう。ソフトウェア側の改善で性能を発揮できるならば,アップデートでの改善に期待したいところだ。

●AQUOS ZETA SH-04Fの主なスペック
  • メーカー:シャープ
  • OS:Android 4.4(KitKat)
  • ディスプレイパネル:5.4インチTFT液晶(IGZO),解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 801 MSM8974AB」(クアッドCPUコア「Krait 400」+「Adreno 330」,最大CPU動作クロック2.3GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大128GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約1310万画素
  • インカメラ:有効画素数約210万画素
  • バッテリー容量:3300mAh
  • 連続通話/3G待受時間:未公開/約900時間
  • LTE対応:あり(VoLTE対応)
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:74(W)×140(D)×9.3(H)mm
  • 本体重量:約154g
  • 本体カラー:Orange,Black,White
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング(同時接続数10台),NOTTV,防水(IPX5,7)


ARROWS NX F-05F


 富士通モバイルコミュニケーションズ製のARROWS NX F-05F(以下,ARROWS NX)は,2013年冬モデルで登場した「ARROWS NX F-01F」の,直系となる後継機種だ。
 5インチサイズの液晶パネルを採用しながら,本体サイズが69(W)×140(D)×10.4(H)mmと,横幅を70mm以下という比較的コンパクトなサイズに収めたことが特徴である。横幅が小さめということもあって,違和感なく手にできるスマートフォンといえよう。

ARROWS NX。カラーバリエーションは3種類で,派手な赤(写真右)が人気を呼びそうだ
AQUOS

 背面は緩やかなカーブを描いたラウンドフォルムを採用し,[電源/スリープ]ボタンと指紋認証センサーがこちら側に配置されている。ボディには「ハイパーダイヤモンドタフコート」なる保護塗装を採用しているとのことで,塗装が剥がれにくいのも特徴だ。
 ちなみに,背面へのボタン配置は,2013年の製品ではちらほら見られたものだが,NTTドコモの2014年夏モデルではARROWS NXだけとなった。

AQUOS
ARROWS NXの背面。上側にあるのはアウトカメラで,LEDライトを挟んでその下にある黒い丸が指紋認証センサーだ
AQUOS
本体左側面には音量調節ボタンと[電源/スリープ]ボタンがある。右側面にはなにもなし

AQUOS AQUOS
本体上側面(左)には,フルセグ用ロッドアンテナと防水のヘッドフォン端子,防水カバーの内側にmicroSDカード,SIMカードスロットがある。本体下側面(右)には,キャップレス仕様のUSB Micro-B端子があり,その左右にステレオスピーカーが配置されている

太陽光並みに明るい光を当てたデモ。左がARROWS NXで,右が2013年冬モデル。写真でも明るさの違いがよく分かる
AQUOS
 もう1つの特徴は,最大1000cd/m2という輝度を誇るジャパンディスプレイ製の液晶パネル「WhiteMagic」を採用することだ。太陽光下でも画面が見やすく,屋外でスマートフォンを使うことが多い人には,歓迎されるだろう。

 そのほかのスペック面にも触れておくと,SoCにはXperia Z2やAQUOS ZETAと同じSnapdragon 801 MSM8974ABを採用し,メインメモリ容量は2GBとなっている。スペック面では横並びで,特筆すべき点はない。

Super ATOK ULTIASで文字入力をしているところ。下半分に見えるソフトウェアキーボードは自由度の高いサイズ変更が可能で,写真のように片側に寄せれば,片手入力もしやすくできる
AQUOS
 さて,ここまではハードウェア面での特徴を見てきたが,ARROWS NXで一番プッシュされていた特徴は,実はハードウェアではない。搭載する日本語入力ソフト「Super ATOK ULTIAS」(スーパー エイトック ウルティアス)だ。これは,日本語入力ソフト「ATOK」を開発するジャストシステムと富士通が共同開発したもので,現状ではARROWS NXのみが搭載する,富士通独占のソフトだ。

 「スマートフォン史上最高の文字入力システム」と称するSuper ATOK ULTIASは,入力ミスの自動補正や豊富な語彙などを特徴としている。筆者も試してみたが,打ち間違いがあった場合も文脈から正しいと思われる候補を表示するなど,なかなか使い勝手はよかった。
 ちなみに,液晶パネル表面のタッチパネルもノイズを低減したものを採用したとのことで,これもまた誤入力を減らすのに役立っているという。ソフトとハードの両面から,文字入力の快適さに取り組んだ製品に仕上がっているといっても,いいすぎではないだろう。

 なお,残念ながら試用機でのベンチマークテストは許可されなかった。Super ATOK ULTIASでのレスポンスを見た限りでは,フリックや連打への応答性は極めて高いといえる。スペック自体も高いので,優れた性能を発揮してくれるのではないだろうか。

●ARROWS NX F-05Fの主なスペック
  • メーカー:富士通モバイルコミュニケーションズ
  • OS:Android 4.4(KitKat)
  • ディスプレイパネル:5インチTFT液晶(WhiteMagic),解像度1080×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 801 MSM8974AB」(クアッドCPUコア「Krait 400」+「Adreno 330」,最大CPU動作クロック2.3GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大64GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約2070万画素
  • インカメラ:有効画素数約130万画素
  • バッテリー容量:3200mAh
  • 連続通話/3G待受時間:未公開/約860時間
  • LTE対応:あり(VoLTE対応)
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:69(W)×140(D)×10.4(H)mm
  • 本体重量:約159g
  • 本体カラー:Gold,White,Red
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング(同時接続数10台),NOTTV,防水(IPX5,8)


Xperia Z2 Tablet SO-05F


 次にテストをするのは,ソニーモバイルコミュニケーションズ製のタブレットXperia Z2 Tablet SO-05F(以下,Z2 Tablet)だ。2013年春モデルにラインナップされていた「Xperia Tablet Z SO-03E」(以下,前モデル)の後継機である。
 最大の特徴は,10.1インチの液晶パネルを搭載しながら,重量が約439g,本体サイズは172(W)×266(D)×6.4(H)mmと,軽量で極薄なボディを実現したことだ。手に持って見ると,10インチクラスのタブレットとは思えないほど軽く,持ち歩いて使いたくなる。

AQUOS
Z2 Tabletの前面(上)。これだけ見ると普通の10インチ級タブレットだが……
AQUOS
下側面(下)を見ると,この薄さである。左に見える3.5mmミニピンのヘッドセット端子と比べれば薄さが分かるだろう

 筆者は前モデルのユーザーなのだが,ボディを軽くひねると,画面にノイズが載ってしまい,強度面での不安を常に感じていたものだ。
 一方,Z2 Tabletでは,デザイン自体は前モデルを踏襲しているものの,ボディの設計は大幅に変わっていると説明員は語っていた。ボディに自動車のモノコックボディを思わせる一体型の構造を採用したことで,強度が大幅に向上しているそうだ。。
 試用機を触ってみても,ボディからはがっしりした安定感を感じられた。「薄型のタブレットは,堅牢性に不安がある」という人にとっては,Z2 Tabletは魅力的な選択肢になるだろう。

AQUOS AQUOS
本体上側面(左)にはインタフェース類が集中しており,防水カバーの内側にUSB Micro-B端子とmicroSDカードスロット,SIMカードスロットがある。写真左端に見える白いボタン状のものは,押すと飛び出すフルセグ用アンテナだ。本体右側面(右)には,[電源/スリープ]ボタンと音量調節ボタンがある。左側面には何もなし

ややわかりにくいが,写真で側面に見えるスリット状の部分がスピーカーだ
AQUOS
 前モデルから改良されたもう1つのトピックが,ステレオスピーカーの搭載位置だ。前モデルでは両側面下側に位置していたが,これが横位置で前面から見た両サイドの下側に移動した。
 前モデルの配置では,手に持ったときスピーカーを塞ぎやすかったり,風呂で使用するときにスピーカーに水がたまりやすいかったりしたものだが,これが解決されたわけだ。防水タブレットは入浴中に使いたくなるものなので,こういった細かい改善はありがたい。

 さて,スペックだが,実はXperia Z2とまったく同じ。SoCにはSnapdragon 801 MSM8974ABを採用し,メインメモリ容量は3GBと他機種よりも多く搭載している。メモリを大量に食うゲームでも,快適に動作してくれそうだ。

 それではベンチマークテストの結果を見てみよう。SoCやメモリが同じである以上,Xperia Z2と同程度のスコアが期待できる。
 結果もそのとおりで,Ice StromeとIce Strome Extremeは測定上限に達し,Ice Storm Unlimitedは「18115」を記録した。これならどんなゲームでも快適に動作できそうだ。

 次にぺしぺしIkinaだが,93〜96になるよう連射して「80」と,こちらもXperia Z2と同じような結果が得られた。タブレットとしては高いスコアなので,ある程度の連射には耐えられる。しかし,8〜9タップごとに飽和が起きていたため,音ゲーのように激しく連打するゲームには向かない。

AQUOS
Ice Storm Unlimitedのスコアは「18115」。これだけの性能があれば,どんなゲームでも快適なはず
AQUOS
ぺしぺしIkinaの結果。スコアはXperia Z2と同じようなもので,飽和は8〜9タップごとに起きていた

 薄型軽量で性能も高いと,Z2 Tabletはゲーム用途にはうってつけの製品といえる。タブレットでもばりばりゲームを遊びたいという人なら,まず選択肢に入れるべき製品であろう。

●Xperia Z2 Tablet SO-05Fの主なスペック
  • メーカー:ソニーモバイルコミュニケーションズ
  • OS:Android 4.4(KitKat)
  • ディスプレイパネル:10.1インチTFT液晶(トリルミナスディスプレイ for mobile),解像度1200×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 801 MSM8974AB」(クアッドCPUコア「Krait 400」+「Adreno 330」,最大CPU動作クロック2.3GHz)
  • メインメモリ容量:3GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大128GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約800万画素
  • インカメラ:有効画素数約220万画素
  • バッテリー容量:6000mAh
  • 連続通話/3G待受時間:未公開/未公開
  • LTE対応:あり
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:172(W)×266(D)×6.4(H)mm
  • 本体重量:約439g
  • 本体カラー:Black,White
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング(同時接続数10台),NOTTV,防水(IPX5,8),防塵(IP5X)


AQUOS PAD SH-06F


 さて,最後に紹介するのは,シャープ製の7インチタブレットAQUOS PAD SH-06F(以下,AQUOS PAD)だ。
 スマートフォンのAQUOS ZETAと似たような三辺狭額縁仕様のデザインは,写真で見るとタブレットには見えないかもしれないが,IGZO液晶パネルが映える見た目のインパクトはなかなかのもの。この見た目だけで欲しくなる人もいそうだ。

AQUOS PADの前面。ボディ全体に対する液晶パネルの大きさから,写真で見るとファブレットに見えるかもしれないが,これでも7インチサイズの液晶パネルを備えたタブレットである
AQUOS

 本体サイズは106(W)×175(D)×8.4(H)mmで,重量は約233g。パネルが大きく感じるわりにコンパクトだし,7インチ級では最軽量といっていい。
 ちなみに,音声通話機能を備えており,VoLTEにも対応しているので,電話はたまにしか使わないという人なら,携帯電話代わりに使うのもアリではないだろうか。タブレットを顔に当てて「もしもし」というのは,見た目に奇異ではあるものの,ファブレットが普及してきたおかげで,以前ほどおかしなものではなくなってきたと,筆者は感じている。

AQUOS AQUOS
本体左側面(左)には音量調節ボタン,本体右側面(右)には[電源/スリープ]ボタンがある。中央という配置は少々押し間違いやすいのだが……

画質モードを「ナチュラル」にして液晶パネルの発色を確認した状態。画面に表示されている写真は筆者が撮影したものだが,見たところほぼsRGBの色を忠実に再現できているようだった。映像でもゲームでも,制作者が意図した色を楽しめそうだ
AQUOS
 スペックは高いものになっている。7インチサイズの液晶パネルは,解像度1200×1920ドット。SoCにはSnapdragon 801 MSM8974ABを採用し,メインメモリ容量は2GBと申し分ない。

 そうなるとベンチマークテストで性能を測りたいところだが,残念ながら試用機でのテストは許可されなかった。レスポンスはAQUOS ZETAと酷似していたし,シャープは3Dグラフィックス性能をそれほど重視していないような傾向があるので,3DMarkのスコアもAQUOS ZETAと似たようなものになるのではないだろうか。そう考えると,「どんなゲームでも快適に」とはいかないかもしれない。
 軽さと見た目の良さは魅力的なので,製品版ではグラフィックス性能も高いレベルに仕上げてもらえると,ゲーマーにも自信を持ってお勧めできる製品になるはずなので,開発陣の奮起を期待したい。

●AQUOS PAD SH-06Fの主なスペック
  • メーカー:シャープ
  • OS:Android 4.4(KitKat)
  • ディスプレイパネル:7インチTFT液晶(IGZO),解像度1200×1920ドット
  • プロセッサ:Qualcomm製「Snapdragon 801 MSM8974AB」(クアッドCPUコア「Krait 400」+「Adreno 330」,最大CPU動作クロック2.3GHz)
  • メインメモリ容量:2GB
  • ストレージ:内蔵(容量32GB)+microSDXC(最大128GB)
  • アウトカメラ:有効画素数約800万画素
  • インカメラ:有効画素数約210万画素
  • バッテリー容量:4200mAh
  • 連続通話/3G待受時間:未公開/未公開
  • LTE対応:あり(VoLTE対応)
  • 無線LAN対応:IEEE 802.11a/g/n/ac
  • 本体サイズ:106(W)×175(D)×8.4(H)mm
  • 本体重量:約233g
  • 本体カラー:White
  • 主な対応サービス&機能:spモード,spモードメール,GPS,dマーケット,フルセグ,ワンセグ,おサイフケータイ(NFC),WORLD WING,Bluetooth(Version.4.0),Wi-Fiテザリング(同時接続数10台),NOTTV,防水(IPX5,7)

NTTドコモ,2014夏の新製品ラインナップ

注目の新製品Xperia Z2とA2の実力をじっくり触って確かめた。NTTドコモ2014夏モデルスマートフォンテストレポート(前編)

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    AQUOS

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    arrows(旧称:ARROWS)

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