［GDC 2016］VRでも人気レースゲームになれるか？　「Project CARS」をRiftで体験してきた

　リアリティの高さでコアなレースファンを唸らせたSlightly Mad Studiosのレーシングシミュレーション「Project CARS」（PC / PS4 / Xbox One）のPC版を，VRヘッドマウントディスプレイ「Rift」で体験する機会を得たので，プレイレポートをお届けしよう。

　各プラットフォーム合計で100万本を突破し，競争の激しいレースゲームジャンルの新規IPとしては大健闘したと言える「Project CARS」は，プレイヤーの好きなジャンルのモータースポーツが存分に楽しめることを謳っており，エンジンの音からタイヤの物理シミュレーションまで，凝りに凝った作品としても知られている。

　今回プレイしたVR版は，レースゲームとしての完成度はそのままに，コクピットの内装部分に顔を近付ければレザーの縫い目までしっかりと確認でき，走行中に首を振れば周囲を見渡せるといった要素をフィーチャーしている。Riftのヘッドフォンは3Dポジショナルオーディオにも対応しているため，サンルーフに雨が落ちてくる音などにも臨場感がある。

　本作は2016年3月28日にRiftのローンチタイトルとしてリリースされる予定だ。正確に言えばPC版のアップデートという形になるため，「Rift専用版」を購入する必要がないというのはPCゲーマーにとって嬉しいところだろう。PS4版は「PlayStation VR」への対応もアナウンスされているので，そちらの情報にも注目だ。

「Project CARS」公式サイト

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