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ハロー!Steam広場 第76回:マッチが消えたら呪われる。モノクロームの世界を舞台にしたホラーゲーム「White Night」
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印刷2015/07/14 12:00

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ハロー!Steam広場 第76回:マッチが消えたら呪われる。モノクロームの世界を舞台にしたホラーゲーム「White Night」

画像集 No.001のサムネイル画像 / ハロー!Steam広場 第76回:マッチが消えたら呪われる。モノクロームの世界を舞台にしたホラーゲーム「White Night」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,毎週欠かさずチェックしなくても大丈夫な上級Steamerにジョブチェンジできるかも。それでも見てね。

 ハロー!Steam広場 第76回は,光と影をテーマにしたホラーアドベンチャー「White Night」をメインに紹介しよう。どこからどうみてもアレが出そうな屋敷に閉じ込められたプレイヤーは,そこから脱出するべく,マッチ棒を片手に屋敷を探索するのだ。このほか,ドローンレースの醍醐味が味わえる「Liftoff」もあるので,お見逃しなく。



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光と影がカギとなるモノクローム調のホラーゲーム
「White Night」


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 今回は,フランスのリヨンを拠点とするOSome Studioが開発し,Activisionがパブリッシングを手がけるホラーアドベンチャー「White Night」を紹介しよう。

 本作は光と影をテーマにしており,ゲーム内のグラフィックスも白と黒のモノクロームで描かれているのが特徴だ。舞台は1930年代のボストンとなり,真夜中に車を運転していた主人公の刑事が,突如目の前に飛び出してきた人影を避けようとして,事故を起こすところから物語が始まる。

フィルム・ノワールを思わせる独特のグラフィックスにも注目
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 主人公が目を覚ますと,そこは森の中。車は木に衝突して大破しており,主人公の身体もボロボロだ。ただ,幸い(?)なことに古びた屋敷が目の前にあったので,助けを呼ぶためそこへ向かうことに。いやいやいや,それフラグだから。
 案の定,屋敷には誰も住んでいなかったのだが,取りあえず電話が通じるかどうかを確かめるため広間へと足を進めると,玄関の扉が不思議な力で閉ざされてしまう。まあ,そうなるよね。

 そんなお約束パターンにまんまとはまった主人公もといプレイヤーは,屋敷に隠された謎を解き明かし,脱出を目指すことになる。

まんまと屋敷に閉じ込められた主人公。果たして脱出できるのだろうか……本当に誰も住んでないんだよね!?
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 前述したとおり,ゲームの世界はモノクロームで描かれ,白は光の当たっている部分,黒は影となっている部分を表現している。本来なら薄暗くみえるはずの場所も,完全な黒で描写されるため,黒い部分に何があるのかは,照らしてみるまで分からない。

このお墓,実は十字架の中央に屋敷の鍵が掛けられている。ほかのゲームならば,影になっていても目視できそうなところだが……
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 屋敷の中はほとんどが真っ暗なので,まともに歩き回ることができない。そこで役に立つのがマッチ棒だ。マッチ棒は屋敷のあちこちにボックスで落ちているので,数に困ることはなさそうだが,一度に12本までしか持ち歩けないというのが難点となる。

マッチ棒は[Enter]キーで点火できる。稀にしけっていて点かないものが混じっていることも。え? なにか見える?
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 屋敷の中で暗い場所にいると,何かが近づいてくるような音が聞こえ始め,そのままでいると死亡してしまう。何がどうなって死んでしまうのかは良く分からない(というより見えない)が,マッチが本作を進めるうえでの重要なアイテムだということは間違いない。

肝心な時にしけったマッチ棒に当たるとかなり焦る。え? 何か見える?
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 さて,その存在に対してずっと見て見ぬ振りを通してきた筆者だったが,道を塞がれてしまい,いよいよそういう訳にもいかなくなる。そう,幽霊だ。この屋敷には幽霊が住み着いているのだ。うん,知ってた。

 “ただそこにいるだけ”というのならまだしも,どうやらこれが“地縛霊”らしく,プレイヤーを見つけるやいなや襲いかかってくるのが厄介。当然,マッチ棒程度の明かりでは追い払うこともできず,掴まってしまうとそのままゲームオーバーになるという凶悪っぷりだ。

地縛霊の人間だからジバニン! なんとなく可愛い響きだが,見つかると不快な効果音と共にその顔がアップに! 筆者は震える指でそっとディスプレイの電源を落としたのだった
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 幽霊を追い払うには,マッチ棒よりも強力な光を当てる必要がある。幸い屋敷には電気が通っているため,スイッチが壊れてでもいない限り,部屋の照明を点けることが可能だ。つまり,スイッチが壊れてでもいない限り,幽霊を追い払うことができる。

スイッチが壊れてでもいない限り
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 ストーリー自体は,ホラー作品の王道といった感じで,しっかりと恐怖を満喫できる内容になっている。そして,モノクロームという特徴をグラフィックスだけでなく,ゲームシステムにも活かしている点が本作の面白いところだ。
 ゲームを進めるうえで重要な要素となる謎解きの部分は,英語が分からなくても何をすればいいのかひと目で分かる作りになっているので,この暑い時期にひんやりしたい人は,ぜひ本作で遊んでみてほしい。


「White Night」Steamページ(1440円)




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海外で人気のドローンレースの醍醐味が味わえるゲーム「Liftoff」


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 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は,LuGus Studiosが手がける「Liftoff」をメインに紹介しよう。念のために書いておくがLUCASではない。

 本作は,ドローンレースを題材にしたゲームだ。ドローンレースとはその名のとおり,ドローン(マルチコプター)を遠隔操作して,指定されたコースをライバル機と共に飛び回るというもの。
 ドローンに取り付けられた小型カメラの映像を,バイザー型のモニターで見ながら操作するという部分がキモとなるのだが,実はこの映像が妙に「スターウォーズっぽい!」ということで,海外では昨年辺りから密かにブームとなっている。

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 そんなドローンレースの醍醐味を,ヒキこもりながら味わえるのが「Liftoff」というわけだ。ゲームの開発には,ドローンメーカーのImmersionRCと,ラジコン用のヘッドセットRC VISION SYSTEMSを手がけるFAT SHARKの両社が協力しており,レース中のドローンの挙動や映像などが,ゲーム内でリアルに再現されているという。

 2015年内のリリースを目指しているとのことなので,いろいろあって日本では触れる機会には恵まれなさそうなドローンレースに興味のある人は,今後の動向に注目だ。


「Liftoff」GREENLIGHTページ

  • 関連タイトル:

    Steam

  • 関連タイトル:

    White Night

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