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ハロー!Steam広場 第133回:一筆書きで敵を斬り刻んでいくアクションRPG「Slashy Hero」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,プレイ時間5分未満のゲームがライブラリの大半を占める積みSteamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第133回では,モンスター達からハロウィンを守るために戦うアクションRPG「Slashy Hero」を紹介しよう。本作では移動と攻撃が一体になっており,地面に一筆書きした線をヒーローが早駆けで移動し,線上にいる敵を斬り刻んでいく爽快感がウリだ。このほか,ゴールキーパーになってスマホユーザーとPK対決ができるVRゲーム「Final Goalie」もあるので,お見逃しなく。
一筆書きの線を瞬間移動し,モンスターを斬り刻むアクションRPG「Slashy Hero」
今回は,ゴーストやジャック・オー・ランタンといったモンスター達からハロウィンを守るために戦うアクションRPG「Slashy Hero」を紹介しよう。本作を手掛けるのは,シンガポールに拠点を置くゲームデベロッパ,The GentlebrosとGeneral Arcadeだ。俺はハロウィンを守る!
本作には,階層を進んでボスを倒していくキャンペーンモードと,1フロアに延々と沸き続ける敵と戦うサバイバルモードの2つが用意されている。どちらのモードも基本的な要素は同じなので,いろいろなステージを攻略したり,個性豊かなボス達と戦いたいならキャンペーン(青いポータル),装備収集や金稼ぎをしたいたならサバイバル(黄色のポータル)といった感じで,目的によって分けるといいだろう。
このゲームの特徴は,プレイヤーの操作するヒーローの移動と攻撃が一体になっているという部分にある。ヒーローは,地面に一筆書きした線を瞬間移動し,線上にいる敵を斬り刻んでいくのだが,これでまとまっている敵を一網打尽にするのが,なかなか爽快で気持ちいい。敵をすれ違いざまに斬り刻んでいく様子は,まるで剣豪のようだ。
その操作性からして,むしろスマートフォンとの相性が良さそうなゲームに思えたのだが,調べてみたところ本作は,そもそもスマホ向けに配信されていたタイトルだった。ハロウィンに先立ってSteamで配信されたPC版では,マウス&キーボードとゲームパッドでの操作に対応しており,線を引いて敵を倒すという仕様上,マウスとの親和性は非常に高い。
ゲームパッドも試してみたのだが,こちらは右スティックで線を描くという難度の高い操作を要求されるため,かなりの慣れが必要になりそうだ。
もちろん爽快なだけではなく,本作にはハック&スラッシュのようなルートシステムもあり,敵をザクザクと倒しながら装備品も収集できるので,プレイ中のモチベーションは常に高い。死亡すると拠点に戻されるのだが,そこにはプレイヤーをサポートしてくれるNPCがおり,攻略中に集めたゲーム内通貨“お菓子”を使ってステータスを上げたり,装備を購入したりできる。
ちなみに,サバイバルモードはSteamのリーダーボードに対応しており,スコアをほかのプレイヤーと競える。PC版には課金システムがないため,このランキングでは,純粋なやりこみ度が反映される格好だ。もっとも,まだ登録されている人数も少ないので,今から始めれば上位も十分に狙えるはず。興味のある人は,一筆書きでモンスターを斬り刻む快感を堪能しつつ,ランキング上位を目指してヒーローを育ててみよう。
「Slashy Hero」(698円)
ゴールキーパーになってスマホユーザーとPK対決ができるVRゲーム「Final Goalie」
「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回はスペインのゲームデベロッパ,Ivanovich Gamesが手掛ける「Final Goalie」を紹介しよう。
本作は,VRでゴールキーパーを体験できるゲームとして,HTC Vive向けに開発が行われているタイトルだ。両手に握るViveコントローラは,少し大きめなキーパーの手としてゲーム内に表示され,プレイヤーは100以上のフリーキックシチュエーションに挑戦することになる。
本作の特徴は,スマートフォンとの対戦プレイを搭載しているという部分だ。このゲームを開発するIvanovich Gamesは,スマホ向けに「Final Kick」というサッカーゲームをリリースしており,本作ではFinal KickのプレイヤーとPKで勝負できるという。Final Kickは,1800万人ものプレイヤーを抱えているとのことなので,対戦相手探しには苦労しなさそうだ。
それよりも,巷では部屋の広さばかりが話題になるVRだが,こういうタイプは経験上,天井が気になる。筆者は身長175cmほどだが,テニスゲームでサーブをしようとして,コントローラをたびたび天井にぶつけているからだ。ある程度腕を振り回すことになるVRゲームは,ちゃんと高さについても考慮しておいた方がいいだろう。
本作はすでにGREENLIGHTを通過しており,11月18日にリリースが予定されている。興味のある人は,スレンダーな女性が本作に興じるPVをチェックしつつ,発売日を待とう。
「Final Goalie」GREENLIGHTページ
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