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ハロー!Steam広場 第169回:カタカタカタ……ターン!へいお待ち! ショートカットキーを駆使して料理を完成させる「Cook, Serve, Delicious! 2!!」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,つなぎのゲームを買ったその日にクリアしてヒマをもてあます上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第169回は,客の注文通りに料理を作っていくシミュレーションゲーム「Cook, Serve, Delicious! 2!!」を紹介しよう。このゲームでは,すべての具材にショートカットキーが割り当てられているため,タイピングゲームのような感覚で調理が楽しめる。
ショートカットキーを駆使して注文通りの料理を作る「Cook, Serve, Delicious! 2!!」
今回は,アメリカのテキサス州に拠点を置くゲームデベロッパ,Vertigo Gamingが手掛ける「Cook, Serve, Delicious! 2!!」を紹介しよう。
本作は,商業ビルに店を構える料理人となり,客の注文通りに料理を作っていくシミュレーションゲームだ。その日の売り上げを元手にして新しいレシピを開発したり,レベルアップ報酬でもらえる家具を使って店の内装をカスタマイズしたりといった,経営シムの一面も持ち合わせている。
その日に提供するメニューを決めて開店準備ができたらゲームスタートだ。注文は1度に6つまで入るため,客の多い時間帯だと,複数の料理を同時に調理しなければ捌ききれない。加えて,料理の出来上がりが遅かったり,入っている具材が注文と違っていたりすると,客は怒って帰ってしまう。プレイヤーにはスピードと正確さが求められるわけだ。
では,どのようにしてスピードと正確さを磨いていくのか。その答えは,ショートカットキーにある。このゲームではすべての具材や行動にショートカットキーが割り当てられているので,それを覚えることでスピードと正確さが上がっていくのだ。
たとえばCrisp Texas Greensというサラダの場合,あらかじめ盛り付けられた野菜の上に,ランチドレッシング[R]をかけて,ベーコン[B],チーズ[C],卵[E],クルトン[R],トマト[T]を乗せ,最後にオニオン[N]を散りばめる。ドレッシングとメインの具材,仕上げの具材は項目ページが異なるので,[Space]キーでページ移動を行う。料理が仕上がったら[Enter]キーで客に出すといった感じだ。
注文を受けるのもショートカットなので,Crisp Texas Greensの注文番号が4番だった場合は最初に[4]キーを押すことになる。
上記の流れをまとめると,注文番号4のCrisp Texas Greensを客に出すためには,[4]→[R]→[Space]→[B][C][E][R][T](順番は自由)→[Space]→[N]の順で押すことになる。
一見すると具材の頭文字がショートカットキーになっているように見えるが,チーズとクルトンのように頭文字が被る場合は,その限りではない。これが非常にややこしく,正確に覚えていないと具材を入れ違えてしまう。一度入れた具材は取り除けないので,間違えた時点でお客に怒られるのは確定だ。
このゲームはあらゆるジャンルの料理をカバーしているので,そのぶん食材の種類もたくさん登場する。メニューとして出せる料理は5種類ほどなので,すべてのショートカットを覚える必要はないものの,それでも序盤は苦労するだろう。
そのぶん,ショートカットを覚えて注文を素早く捌けるようになると,途端にゲームが面白くなる。とくに具材の多い料理を数秒で作れるようになったときのしてやったり感は格別だ。
本作では自分の店だけでなく,同じビルに入っているほかの店で働くこともできる。30店舗すべてが専門店となっており,寿司,ラーメン,中華,イタリアン,デザートなど,いろいろな料理作りが体験可能だ。
各店舗にはノルマが設定されており,達成すると新しいお店で働けるようになるので,自分の店で慣れてきたら腕試しに挑戦してみるのもいいだろう。
見た目はカジュアルなゲームだが,やりごたえは抜群なので,興味のある人はぜひ遊んでみてほしい。ただ,リアルなタッチで描かれた料理や,調理中の音が胃を刺激してくるので,夜中にプレイすることはオススメしない。
「Cook, Serve, Delicious! 2!!」Steamストア(1280円)
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