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ハロー!Steam広場 第214回:恐竜を育成してテーマパークを作る経営シム「Parkasaurus」
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印刷2018/10/05 12:00

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ハロー!Steam広場 第214回:恐竜を育成してテーマパークを作る経営シム「Parkasaurus」

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「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,「キングダムカム・デリバランス」をずっと「キングダムカム・デリバリーズ」だと思っていた宅配Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第214回は,動物園ならぬ恐竜園を経営していくシミュレーションゲーム「Parkasaurus」を紹介しよう。プレイヤーは,かつて遊園地だった更地に,恐竜を飼育するためのブースや,来園者を楽しませるための施設を作り,入園料や寄付金などで収益を上げていくのだ。

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恐竜園を経営していくシミュレーションゲーム「Parkasaurus」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はカナダのインディーズ系デベロッパ,WashBearが手がける「Parkasaurus」を紹介しよう。

 本作は動物園ならぬ恐竜園を経営していくシミュレーションゲームだ。プレイヤーはかつて遊園地だった更地に,恐竜を飼育するためのブースや,来園者を楽しませるための施設を作り,入園料や寄付金などで収益を上げていく。そして,稼いだお金を設備の増築や従業員の雇用などに充て,より良い恐竜園を作り上げていくわけだ。

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 プレイヤーが最初に飼育するのは「ステゴサウルス」だ。なぜかというと,最初から卵を持っているからである。卵はブースの中にしか配置できないので,ひとまず適当なエリアをフェンスで囲ってブースを作る。あとは卵を置いて孵化を待つだけだ。さあ,生まれるのです!

生まれた。恐竜の皮膚の色は,生物学的なところでしばしば話題になるが,本作ではそんなの知らぬといわんばかりにカラフルである
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 無事にステゴサウルスが生まれたのは良いが,なにやら様子がおかしい。ステゴサウルスをクリックしてステータスを見てみると,いろいろなメーターが真っ赤だ。何がダメなのかを簡単にまとめると,「わし,多雨林じゃなきゃ生きていけないのよね」ということのようだ。なるほどね。

 このゲームでは,ブース内の環境に基づいてバイオームが指定される。例えば,ブースを草木で埋め尽くせば「フォレスト(森)」になり,そこにいくつかの水源を作れば,ステゴサウルスが求める多雨林になるわけだ。
 本作には豊富なオブジェクトと地形生成ツールが用意されているので,そういった環境を作るのは簡単である。なんなら,湖の真ん中を隆起させて孤島を作ったり,大木をあちこちに配置して樹海感を出したりすることも可能だ。

筆者の作った多雨林を嬉しそうに歩き回るステゴサウルス。控えめにいってかわいい
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 多雨林ブースが完成したので,さっそく開園してステゴサウルスのお披露目といきたいところだが,その前に園内で働くスタッフを雇っておく。スタッフは,恐竜のお世話をする「Veterinarian」,園内の清掃や設備修理をする「Janitor」,新しい設備を研究する「Scientist」,脱走した恐竜を麻酔銃で眠らせる「Security」の4種類なので,とりあえず1人ずつ雇っておくと良さそうだ。スタッフの準備ができたらいざオープン。

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 「恐竜が見られるテーマパーク」ということで,開園するやいなや続々と来場客が流れ込んでくる。彼らが入場時に支払うチケット代が,そのまま収益になるわけだが,園内に募金箱を設置したりや,フードコートを作ったりすれば,もっと稼ぎを上げられる。とくに前者は馬鹿にできない額が集まるので,忘れずに設置しておきたい。

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 何が気に食わないのかは分からないが,恐竜はときおりフェンスを攻撃して脱走を試みる。攻撃されたフェンスはすぐにJanitorが修理してくれるし,脱走したとしてもSecurityが麻酔銃で鎮圧してくれるので心配はないが,警戒しておくことに越したことはない。
 恐竜のステータスに「TakeDown(Humans)」というのがあるので,下手したら取り返しのつかないことになるだろう。ちなみに「TakeDown(Dino)」という項目もあるので,肉食同士を戦わせるブースなんかも作れるかも,と妄想が膨らむ。ちなみに,本作でいうTake Downとは倒すという意味である。

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 一日が終わると,その日の売り上げが表示される。ここで注目すべきは来場者のレビューである。「園内が汚い!」「なんか臭い!」「まだ行ってませんが,期待を込めて☆5です」など,恐竜園に対する生の声が聞けるので,ここで指摘を受けた悪い点は,次の日に改善できるようにしたい。

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 来場者の満足度を確保する中で一番悩ましいのがシェルターの設置だ。シェルターを設置すると恐竜のストレスは低減できるのだが,そうすると来場者から恐竜が見えなくなってしまう。恐竜を見に来たのに,シェルターが邪魔で見られなければ,来場者も不満を感じてしまうだろう。このバランス取りをどうするかが,腕の見せどころかもしれない。

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 経営が軌道に乗ってきたので,ほかの恐竜も迎え入れたいところ。恐竜の卵は,ショップで化石と交換できる。化石を手に入れるには,画面左上にあるポータルから発掘現場に行き,そこでちょっとしたミニゲームをこなせばいい。内容は,気になる地面タイルをクリックして削っていくというもの。特別難しいことはないが,うっかり化石が見えているタイルをクリックしてしまうと壊れてしまうので,油断は禁物だ。

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 化石を手に入れたら,ショップにいるニワトリに食べさせる。するとニワトリから恐竜の卵が生まれるという仕組みだ。ニワトリの祖先は恐竜という説もあるので,何もおかしいところはないよね? かくして筆者は,ニワトリから生まれたトリケラトプスを,新たな仲間として迎え入れることができた。

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 恐竜園に戻ると,研究所に引きこもっていた科学者が,大量の研究資材を生み出していたので,それを使って新しい施設などをアンロックすることに。画面左上にあるビーカーマークを押すと,男子の大好きな研究ツリーが開くので,ここから研究したい技術にビーカーを注ぎ込む。こうすることで,新しいオブジェクトや施設が開放されるというわけだ。

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 このほか,恐竜の幸福度に応じてもらえる「ハート」に対応した技術ツリーもあり,こちらでは新しいエサやシェルターをアンロックできる。上位の技術になるほど要求されるハートも多くなるので,資金に余裕ができたらどんどん恐竜を迎え入れて,恐竜園を賑やかし,よりクオリティの高い技術を習得していこう。

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 本作には,現時点でクリアという概念がないので,ひたすら利益の追求と設備の拡張をしていくことになる。ただ,恐竜を卵から育てていくという育成シムとしての面と,ブース作りの面白さがあるので,ゲームにあまり単調さは感じられない。カジュアルで可愛らしいグラフィックスも相まって,ほのぼのとプレイできるタイトルなので,興味のある人はぜひ遊んでみてほしい。



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