連載
ハロー!Steam広場 第228回:今度の舞台は北極海。異世界のペンギンとも触れ合えるサバイバルゲーム「Subnautica: Below Zero」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,旧正月セール(https://store.steampowered.com/sale/lunar2019)のバナーのブタがピグレットにしか見えない上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第228回は,海中サバイバルゲーム「Subnautica」の続編となる「Subnautica: Below Zero」を紹介しよう。舞台となるのは惑星4546Bの北極圏。極寒の海の中で,プレイヤーは新たなサバイバルに挑む。ペンギンやクジラといった新しい生物も追加されて,海中はさらに賑やかになっている。
4Gamer公式キュレーター
「Subnautica」の続編は北極海が舞台に。ペンギンとも触れ合えるサバイバルゲーム「Subnautica: Below Zero」
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,Unknown Worlds Entertainmentが手掛ける「Subnautica: Below Zero」を紹介しよう。
本作は,面積のほとんどが海という未知の惑星を舞台にしたサバイバルアドベンチャーゲーム「Subnautica」の続編に当たるタイトルだ。Subnautica自体は,本連載でも何度か取り上げているので,タイトルを見てピンと来た人もいるだろう。
Below Zeroとは氷点下という意味。本作でプレイヤーは,ゲームの舞台となる惑星4546Bの北極圏にて,新たなサバイバル生活に挑むのだ。
ゲームのベースシステムは前作とほぼ同じであり,プレイヤーはプレイ時間のほとんどを海中で過ごす。異世界でも北極圏の海は相当寒そうだが,体温のような新ステータスはなく,「体力」「空腹」「水分」「酸素」という4つのゲージだけを気に留めておけばよい。
海中には食料となる魚のほか,装備製作の素材となる鉱石などが存在するので,これらを手に入れて酸素ボンベや水中スクーターを作り,探索範囲を広げていくのが,ゲームの大まかな流れになる。
海中の雰囲気は前作から大きく変わっていないが,北極圏らしく氷のプレートが海上を漂っているため,酸素を求めて浮上しようと思ったら真上にプレートがあって焦るというシーンを何度か体験した。
そんなプレートの上では新しく追加されたペンギン(のようなエイリアン)が群棲しており,魚を求めて海中に飛び込む姿を見てちょっぴり和んだりする。ペンギンは,海中で近づいて[E]キーを押すと捕まえられるが,今ところ用途は不明である。
ペンギンだけでなく,巨大なシャコやクジラといった生物も追加されており,海中探索のワクワク感は前作よりも高めだ。もちろん前作と同じ惑星4546Bが舞台なので,ストーカーやサンドシャークといった敵対生物も引き続き登場する。
また深海は,レア素材と怪物が織りなすスリル満点のエリアになっており,懐中電灯の明かりを頼りに進む心細さと,どこからともなく聞こえる鳴き声が妙な不安を駆り立ててくる。このときばかりは,これってホラーゲームなのではと思ってしまう。
「Subnautica: Below Zero」のアーリーアクセスは1年以上かけて行われる予定で,今後のアップデートで新たな探索エリアや乗り物などが追加されていくそうだ。とはいえ,現状では前作をやり尽くした人向けといった感じなので,本稿で「Subnautica」を初めて知ったという人には,すでに完成している前作をまずオススメしておきたい。
- 関連タイトル:
Steam
- この記事のURL:
キーワード
(C)2019 Valve Corporation.All rights reserved.