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ハロー!Steam広場 第261回:DJのようにホイールを回してノーツを消していくリズムゲーム「Spin Rhythm XD」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,「Half-Life: Alyx」に備えて一日100回バールの素振りをする上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第261回は,オーストラリアのインディーズ系デベロッパ,Super Spin Digitalが手掛けるリズムゲーム「Spin Rhythm XD」を紹介しよう。プレイヤーは,DJ用ターンテーブルを模したホイールを右へ左へとスピンさせて,レーンの奥から流れてくるノーツを消していくのだ。
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DJのようにホイールを回してノーツを消していくリズムゲーム「Spin Rhythm XD」
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はオーストラリアのインディーズ系デベロッパ,Super Spin Digitalが手掛けるリズムゲーム「Spin Rhythm XD」を紹介しよう。
本作でプレイヤーが操作するのは,赤と青のマスが交互に並ぶホイールだ。これをクリック&ドラッグで回して,DJが使うターンテーブルのごとく右へ左へと動かし,レーンの奥から流れてくる赤と青のノーツを消していくことになる。ノーツは2色しかないが,形によっては追加でクリックやドラッグといったアクションを要求されるので,単純に色合わせをしていれば良いというわけではない。
そういったアクションの中でも特徴的なのが「スピン」だ。スピンは専用のノーツが用意されており,そのノーツが通過するタイミングで指示されている方向に思いきりホイールを回す(ドラッグして放す)ことで処理できる。ホイールが回っている間は継続的にスコアが入るうえに,とにかくこの「回す」感覚が気持ち良いので,テンションも上がりまくりだ。
ゲームモードは「アーケード」「デイリー」の2つが用意されている。メインモードとなるのが「アーケード」で,現時点で用意されている18曲の中からどれかを選び挑戦していく。難度は曲ごとにイージからエキスパートまであり,曲を完走できればクリア。逆にミスを連発して体力がなくなるとゲームオーバーとなる。
「デイリー」は,指定された曲に挑むモードで,スコアはオンライン上のリーダーボードに登録される。世界中のプレイヤーとスコアを競えるわけだが,挑戦できるのは一日一回まで。指定される曲も難度が高めのものが多く,より上級者向けのコンテンツといえるだろう。
本作のアーリーアクセスは2020年春〜夏ごろまで行われる予定だ。今後のアップデートでは,楽曲の追加や難度の最適化のほか,コントローラとして使えるMIDI機器を増やしたりといった作業も行われるそうだ。また,本作にはゲーム用の2モードのほかに,自分で楽譜を編集できる「カスタム」モードが存在する。こちらのブラッシュアップも継続的に行われていくとのこと。
ふつう,リズムゲームのポイントになるのは押す(叩く)ことだろうと思うが,本作ではとにかく「回す」ことにハマる。このDJっぽい高揚感が気になるという人はぜひ遊んでみてほしい。
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