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「ドラゴンクエストヒーローズII」のプレミアム体験会が開催。新キャラやマルチプレイの感触を,最新情報とともにお届け
この体験会では,DQH2のシングルプレイとマルチプレイを15分ずつプレイできた。
シングルプレイはチュートリアル風に設計されており,ゲームの基本的な操作や進行を習得できるようになっていた。操作体系は前作のものを引き継いでおり,左右のアナログスティックが移動とカメラ操作,[□]が素早く軽い「こうげき1」,[△]が大振りで重い「こうげき2」,[L1]が「ぼうぎょ」,[×]がジャンプとなる。
また[R1]を押すと「じゅもん/とくぎ」のメニューが表示され,そこから[○][△][□][×]を押すと,それぞれに対応した技が発動する。そして[R2]がダッシュ,[R3]がロックオンだ。
今回,シングルプレイ用には,主人公の「ラゼル」と「テリシア」に「ハッサン」「マリベル」の4人パーティが用意されていた。
主人公2人の職業は戦士だが,ラゼルは双剣を装備し,とくぎは「ダイヤモンドダスト」や「フリーズブレード」など氷系,テリシアは片手剣を装備し,とくぎは「れんごく斬り」や「火炎斬り」など炎系という違いがある。
どちらも前作の主人公と同じく,オーソドックスで扱いやすいプレイフィールで,初めて「ドラゴンクエストヒーローズ」シリーズを遊ぶのであればオススメのキャラクターと言える。
ハッサンは武器としてコテを装備した格闘家で,とくぎは「とびひざげり」「せいけんづき」など肉体を駆使したものばかり。シングルプレイのラストにボスとして登場した「おにこんぼう」とのバトルでは,ダメージソースとして活躍してくれた。
一方,マリベルはブーメランと攻撃魔法を駆使し,ボスバトルではおにこんぼう本体を遠距離から攻撃するのはもちろんのこと,周囲の雑魚モンスターをとくぎの範囲攻撃で容易に蹴散らすことができた。いずれも前作に登場したキャラクター達のように,原作の「ドラゴンクエスト」シリーズのイメージを壊さず,丁寧にキャラ作りがなされている印象だ。
また操作するキャラクターは,これも前作同様[L2]で切り替えられる。今回のようにバランス良くパーティを組んでいれば,バトルの局面に応じてボス本体を攻撃したり,邪魔な雑魚を一掃したりと,プレイヤー1人でさまざまな役割を楽しめるというわけである。
マルチプレイでは,オンラインで最大4人のプレイヤーが協力して戦う「時空の迷宮」の一つを体験できた。選択可能なキャラクターは上記4体に加え,「トルネコ」「ミネア」「ガボ」「ククール」の計8体となっていた。
今回筆者が選択したのは,モンスターの弱体化や,全体回復の「ベホマラー」が使えるミネア。サポート役として,パーティにいると心強いタイプのキャラクターである。
迷宮は,マップ上に出現したモンスターを殲滅すると「旅の扉」が開いて次のステージに進めるという仕様となっており,全4ステージで構成されていた。最終ステージでは,ボスの「デスプリースト」が,多数の雑魚モンスターを召喚し,かつ毒や睡眠といった状態異常攻撃を仕掛けてくるので,非常に苦戦を強いられる。4人で協力した結果,かろうじてデスプリーストを撃破できたものの,やはりマルチプレイでは,ボス本体を攻撃する役と雑魚を片付ける役,そして回復役といった感じで,シングルプレイ以上にパーティ内の役割分担を意識したほうが良さそうだ。
体験プレイのあとには,「ドラゴンクエストヒーローズII」のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの青海亮太氏と,ディレクターであるコーエーテクモゲームスの庄 知彦氏が登壇し,本作に関するトークなどを披露した。
「強敵襲来! マルチプレイチャレンジ!」のコーナーでは,新たなモンスターとして「ウィングタイガー」がお披露目となり,体験会参加者の中から名乗りを上げた4人の強者が討伐に挑戦することとなった。
ウィングタイガーは,巨体を活かして突進したり,バギクロスのような竜巻を起こしたりといった強力な攻撃が特徴だ。挑戦者達は当初,縦横無尽に駆け回るウィングタイガーに翻弄されていたが,度重なるピンチを切り抜けていくうち,次第に連携プレイが成立するようになり,最終的にはあわや全滅の危機を乗り越えて,見事討伐に成功。庄氏は「初めて一緒にプレイした人達が初見プレイで倒せたとなると……もう少し(ウィングタイガー)を強くしたほうがいいかも」と話していた。
「モンスター見せまショウ!」のコーナーでは,ゲーム内に登場する「モンスターコイン」を使ってプレイヤーが変身できるモンスターの中から「キメラ」が紹介された。キメラは空を飛ぶことができるため,何かを飛び越えてその先に行きたいときには便利だという。
このように,ゲーム内にはモンスターに変身することで行きやすくなる場所がいろいろあるとのこと。ただし,変身しなければ行けない場所は基本的にないそうだ。
キメラは飛行以外にも,移動速度が速かったり,攻撃手段として「かえんのいき」が使えたりと,なかなか優秀のようである。
「教えてアオミン!」のコーナーでは,青海氏と庄氏が体験会参加者から寄せられた二つの質問に回答した。
1つめは,PS Vita版の操作についての質問だ。PS Vitaでは3種類の操作体系を用意しており,Aタイプでは,前面タッチスクリーンの右側半分をタッチすればダッシュ,左側半分をタッチすればキャラクターチェンジが可能となっており,それぞれPS4 / PS3の[L2][R2]に対応している。またタッチスクリーン右下をタッチすると,ロックオンができる。
またBタイプはPS Vita専用のもの,CタイプはPS Vita TV向けとのことだ。
2つめの質問は,パーティ全員で協力して発動する呪文「ミナデイン」について。両氏によると,ミナデインは設定上,各キャラクター固有の必殺技よりも強くなるため,とくにマルチプレイにおけるバランス調整が難しくなることから,実装は見送られていたとのことである。
しかし会場でこの質問を受け,かつ体験会参加者からのリクエストも強かったことから,その場で庄氏が開発現場に持ち帰って再検討することを約束した。もし本決まりとなったら,本作リリース後のアップデートにて実装するという。
トークのエンディングでは,青海氏が,ぜひ製品版で「ドラゴンクエストヒーローズII」を楽しんでほしいとコメント。庄氏は,快適に遊べる仕上がりとなっており,アップデートも鋭意開発中なのでぜひ期待してほしいとして体験会を締めくくった。
「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」公式サイト
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ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり
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(C)2016 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/KOEI TECMO GAMES/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
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