インタビュー
どの舞台よりもキラキラ輝くステージを届けたい。「アイ★チュウ ザ・ステージ」出演キャストの川井雅弘さんと設楽銀河さんにインタビュー
リベル・エンタテインメントがサービス中のスマホ向けリズムアドベンチャーゲーム「アイ★チュウ」(iOS / Android)を原作とした,「アイ★チュウ ザ・ステージ 〜Stairway to Étoile 2018〜」が2018年2月23日から3月1日まで都内のサンシャイン劇場で上演される。「アイ★チュウ ザ・ステージ」では,アイドルユニットであるF∞F(ファイアーフェニックス),Twinkle Bell(トゥインクルベル),I♥B(アイビー),ArS(アルス),華房 心によるオリジナルストーリーとライブパフォーマンスが楽しめる。
また,彼らがライブパフォーマンスを披露したあと,どのチームがよかったのか観客が実際に投票できる参加型の舞台となっている。観客の投票数によって歌う順番が変わったり,新曲を披露できたりするのだ。
再演となる本公演では新キャストが加わったほか,新たにシャッフルユニットによるライブパフォーマンスが導入されている。
4Gamerでは,2月23日に本番を控えた「アイ★チュウ ザ・ステージ」で愛童星夜を演じる川井雅弘さん,華房 心を演じる設楽銀河さんにお話を聞く機会を得た。舞台の見どころやカンパニーの様子などをインタビューしたので,その模様をお届けしよう。
「アイ★チュウ ザ・ステージ〜Stairway to Étoile 2018〜」公式サイト
4Gamer:
今日はよろしくお願いいたします。まずは,お2人の自己紹介からお願いしたいです。
川井雅弘さん(以下,川井さん):
愛童星夜を演じます,川井雅弘です。趣味は筋トレで,身体のサイズが日に日に大きくなっていくことに,やりがいを感じています。あと,アニメとゲームは僕の生きがいです!
4Gamer:
生きがい……! 相当お好きなんですね。
川井さん:
どんなアニメがあるのか先に全部チェックして,そのなかから選んでるんですけど,それでも毎シーズン20本は見ています。ゲームは主にPS4でFPSをプレイしていて,今楽しみなのは「MONSTER HUNTER: WORLD」です。じつは昨日,デジタルデラックス版を予約購入しました。(※)
※インタビューは発売前に行っている。
設楽銀河さん(以下,設楽さん):
予約したんですか!
川井さん:
うん,発売日の0時になったらプレイできるから,今からすごく楽しみ。モンハンシリーズは,1番最初に出たPS2版の「モンスターハンター」からずっとプレイしているので,早く狩りに行きたくて。
4Gamer:
予想外の熱量に驚きました。続いて設楽さんもお願いします。
設楽さん:
はい。華房 心役の設楽銀河です。趣味はマジックと,音楽が好きでミュージカルソングもよく聞いています。じつは僕もゲームが好きで,今スマホアプリの「荒野行動」(iOS / Android)にはまっているんですよ。
川井さん:
そうそう。2人ともFPSが好きで。僕も教えてもらって一緒に遊ぶんですけど,銀ちゃんは結構うまいんですよ。
4Gamer:
もうちょっと聞きたい気持ちを抑えつつ,本題に入りたいと思います。川井さんは新キャストですが,愛童星夜役が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
川井さん:
もちろん嬉しかったんですけど,聞いた瞬間は全然実感がわきませんでした。というのも連絡を受けたときちょうど寝ていて,寝ぼけ半分で電話に出てしまったんですよ。結果を聞いて電話を切ったあとに,「あれ,愛童星夜に受かったって言った……?」となって,確認のためにマネージャーにすぐかけ直しました。
設楽さん:
夢かと思っちゃったんだ?
川井さん:
そう。でも確信したあとも,やっぱり実感するまでは時間がかかりました。作品や星夜を勉強するためにアプリで遊んだり,ビジュアル撮影で星夜になった自分を見たり,キャスト同士の顔合わせだったりを経て,徐々に実感がわいてきた感じですね。
4Gamer:
初舞台ということで,役作りの面では苦労していますか?
川井さん:
それがオーディションのときから思っていたんですけど,星夜のセリフって僕がいつも言っていることとあまり変わらないんですよ。僕と似ている部分が多いので,自分の思う熱くて真っ直ぐな星夜を精一杯演じたいです。
4Gamer:
川井さんはカンパニーの座長でもありますが,プレッシャーはありますか?
川井さん:
そうですね。主役,座長というプレッシャーはすごいだろうと思ったので,いかにメンタルを強く保つかがすごく大事だなと感じていました。演技やダンスは自分の努力次第でうまくなっていきますけど,プレッシャーや緊張感はコントロールが難しいですよね。
ただ僕自身,舞台の経験がないので「座長はこうでなきゃいけない」といったイメージがないんです。なので僕は芝居の面でもダンスの面でも,自分に与えられたことを人一倍精一杯やって,「コイツにならついて行ってもいい」と,みんなに認めてもらえるようになりたいと思っています。座長らしくないと言われるかもしれないですけど……。
銀ちゃんはさ,座長のイメージってあるの?
設楽さん:
あんまり意識したことないけど,みんなに「はい!やるよ!」みたいな感じに仕切ってくれる感じかな? 舞台はみんなで作り上げていくものだから,まーくん(川井さん)の言っていたように,それぞれが自分のやることをやって,周りのことも気にしつつ一緒に成長していくのがいいですよね。
川井さん:
そうだね。あとは今までのメンバーが作り上げてきた波があると思うので,僕を含む新キャストが同じ波にうまく乗っかっていけたらいいなと。
4Gamer:
設楽さんは心ちゃんを再び演じると決まったとき,どんなお気持ちでしたか?
設楽さん:
連絡をいただいたときは,「やったー! 続けられる!」と思ってすごく嬉しかったです。再演が発表されたライブイベントの時点では,まだ僕が出られるか決まってなかったですし,背も伸びている最中なので正直不安でした。でもまた心ちゃんを演じられること,そして大好きな「アイ★チュウ」にもう一度関われることが何より嬉しいです。
4Gamer:
なるほど。設楽さんは15歳ということもあり,成長期(身長)の問題もあったんですね。ちなみに気になっていたんですが声変わりは……?
設楽さん:
声変わりは終わっています。声は結構頑張って作っているんですよ。
川井さん:
でも,普段もあんまり心ちゃん抜けないよね?
設楽さん:
心ちゃんをやっているうちに,自分の声がわかんなくなっちゃって。もっと低いと思うんですけど,心ちゃん効果で地声自体がちょっと高くなってきたんですよね。
川井さん:
そうだよね。「心ちゃんを意識して話してる?」と思うときあるよ。ちょっと力を入れれば心ちゃんになってる。
設楽さん:
もはや本来の自分の声を見失っています(笑)。
4Gamer:
それだけ役に入り込んでいるということですね。去年,初めて設楽さんの心ちゃんがお披露目された制作発表イベント(※)では,こんなにかわいい男の子がリアルで存在するんだと思いました。
※2017年5月25日に池袋サンシャインシティで行われた制作発表イベント(関連記事)
設楽さん:
あのときの緊張感とプレッシャーは,今でも記憶に残っています。もう死ぬんじゃないかと思うくらい,今までになく心臓がバクバクしていました。
川井さん:
舞台経験が何度かある銀ちゃんでも,やっぱり緊張するんだね。
設楽さん:
今までの緊張とは全然違うんですよ。かわいくないって言われたらどうしようとか,すごく不安で……。でも,みんなが歓声を上げてくれたときは,本当に嬉しくてものすごい快感でした。心ちゃんを演じたお陰で,僕自身のメンタルもかなり強くなったと思います。
川井さん:
心ちゃんはたった1人でパフォーマンスをしなくちゃならないから,本当にすごいと思う。僕も今度同じステージで制作発表イベント(※)があるけど,緊張がすごいよ。歓声がなかったらどうしよう。
※2018年2月26日に池袋サンシャインシティ 噴水広場で行われた制作発表会イベント。歓声が上がったかどうかは“こちらの記事”を確認してほしい
設楽さん:
でも今回はシャッフルユニットがあるので,チームでパフォーマンスできるのがすごく嬉しいです。
4Gamer:
あ,ダンスの稽古もはじまっているんですね。
川井さん:
はい。F∞FやTwinkle Bell,I♥B,ArSのパフォーマンスはもちろんですが,今回の舞台で初導入されたシャッフルユニットがやはり1番の目玉ですね。
設楽さん:
それぞれのユニットから,メンバーをピックアップしてできたユニットになっているんですよ。
例えば,F∞Fのメンバーなら愛童星夜は“元気”,湊 奏多は“かわいい”,御剣 晃は“かっこいい”とか,それぞれ違うけどバランスのとれたチームになっているじゃないですか。でもシャッフルユニットでは,1つのベクトルに対しての熱量がすごいんです!
各グループの元気系だけとか,かわいい系だけとか,かなり個性を押し出すユニットができているので,すごく楽しいと思います。
設楽さん:
アプリとはまた違うシャッフルユニットの組み合わせなので,普段からんでいないアイチュウ同士のシーンも見られます。それぞれハート,ダイヤ,スペード,クローバーとグループが別れていて,楽曲も全然違ったタイプなんです。
川井さん:
“春夏秋冬”のイメージがあって,ハートは春なので楽曲も幸せ全開。ダイヤは夏なので,ひたすら熱い! といった感じで,すごく濃いものになっているので絶対におもしろいと思います。
設楽さん:
とくに自分のチームを推しますけど,やっぱり全員のパフォーマンスを見てほしいなと思っています。ダンス稽古はユニットごとだったので,まだ僕もまーくんのダンスを見たことがないから早く見たいです。
川井さん:
確かに,僕も銀ちゃんのダンス見たことない。早く見たいな。
4Gamer:
川井さんはCandy Boy(※)として活動していらっしゃるので,歌やダンスには自信があるのでは?
※TV朝日系全国放送「BREAK OUT」発のトータルエンターテイメント集団
川井さん:
そうですね。昔から音楽は大好きで,Candy Boyではリードボーカルとして歌わせていただいています。でもダンスはCandy Boyに入るまで未経験だったので,今も日々練習中なんですよ。それに「アイ★チュウ」とは全然テイストが違うので,同じグループの丸目聖人くん(湊 奏多役)に細かく教えてもらって助かっています。
4Gamer:
今回も観客による投票が行われるんですよね。
川井さん:
それはもう参加型ですからね。文字通りお客様には参加していただいて……。
みなさんの参加があってこそ,この舞台が成り立つんです。でも前回の公演で最下位だったときの悲しみがすごくて,袖に入ったときに本気で落ち込んじゃいました。もちろん投票してもらえただけで嬉しいんですけど。華房 心としてじゃなく,設楽銀河として「今日,僕のパフォーマンスがダメだったなあ」と反省しました。
心ちゃんとかTwinkle Bellだと,人数が少ないぶん投票数を取るのが難しいじゃないですか。I♥B やArSだと人数が多いぶん必然的にファンの人たちも多くなりますし。
川井さん:
たしかに5〜6人いるもんね。
設楽さん:
でも前の公演で心ちゃんは,2〜3回1位を獲っているんですよ。すごくないです?
川井さん:
え! すごい。めっちゃうれしいじゃん。
設楽さん:
もうめっちゃ嬉しくて! とくにArSに勝ったときの嬉しさが半端なかったです。
川井さん:
僕,台本を見せていただいたときに,一応「これ本当に投票なんですか?」って聞いたんですよ。
設楽さん:
じつはやらせじゃないかと? ガチですよ,ガチ!
川井さん:
うん。そうしたら結城伽寿也くん(レオン役)に,「これはもうガチだから,腹くくってたほうがいいよ」と言われて。
設楽さん:
結果はステージ上で発表されるんですけど,その時点では僕らも知らされていません。あのステージ上ではじめて聞くから,そこで受けるショックが大きいんです。
結果によってライブパフォーマンスの順番も変わるので,いきなりトップバッターだったときには気持ちの切り替えが大変です。
4Gamer:
普通の舞台とはまた違う緊張感がありそうですね。先ほどから何度かメンバーのお名前も出ていますが,新キャストが加わってカンパニーの雰囲気はいかがですか?
設楽さん:
本当にみんな優しいので,すぐ打ち解けました。あと新キャストに神越 将くん(桃井恭介役)がいるんですけど,もともと知り合いで年齢も近いので,稽古が終わったあとも一緒にご飯を食べに行っています。
川井さん:
僕はカンパニーのなかでは年下のほうなので,相談できるお兄ちゃんがたくさん増えました。芝居やダンスのアドバイスをくれたり,ご飯に誘ってくれたり,「写真一緒に撮ろうよ」と声をかけてくれたりするのでとても居心地がいいです。
設楽さん:
こんなに人数がいると,誰か気難しい人がいてもおかしくないじゃないですか。だけどこのキャストの中にはそんな人がいないんですよ。誰かがダンスが苦手だったら,つきっきりで練習していることもあって,本当にいいカンパニーだと思います。
4Gamer:
仲がよさそうな雰囲気が伝わってきます。アイチュウ以外のキャストを含めると,最年少から最年長まで年齢の幅が広いですよね。
設楽さん:
オリジナルキャストのジェイムズさん(飯田橋ジェイムスおさみ役:井上一馬さん)が最年長なんですけど,貫禄があってすごくかっこいいんですよ。前作とは違う,また新たなジェイムスさんが見られると思います。
川井さん:
オリジナルキャストのみなさん,本当におもしろいよね。本読みのときからやばかった。
設楽さん:
池袋さん(池袋太陽役:大場達也さん),かましてましたね。
川井さん:
もうすごかったよね。あんなの笑わせにしかきてない。
設楽さん:
あんなにおもしろいことできる人,田中さん(田中 実役:田中 精さん)と池袋さんしかいないですよ。みなさんにもぜひ楽しんでほしいです。
4Gamer:
非常に楽しみです。演出家の田尾下 哲氏の稽古はいかがですか? じつはすごく厳しかったりするんでしょうか?
川井さん&設楽さん:
いや! めちゃくちゃ優しいです!!
設楽さん:
優しさに溢れた人なんですよ。困ったときもすぐ教えてくれるし,学校の先生みたいな。「わかんないことがあったら,なんでも聞いてね」と言ってくれます。
川井さん:
僕は初舞台なので相談したら,「川井くんの思う愛童星夜をやっていいよ。それでわからないことがあったらどんどん相談して」と,言って頂けて。「こんな感じでどうですか?」と聞いたときも,「いいね。じゃあ,それをやるならこうしちゃいなよ」みたいにアドバイスもくださって,稽古が本当に楽しいです。
4Gamer:
再演ではありますが,ストーリーは少し違うところも?
設楽さん:
内容的には同じなんですけど,いろんなところが変わっているので,注目して見ていただけると前回と違うところが見つかると思います。
川井さん:
「このキャラクター,こんなこと言わなかったよね?」とか,絶対あると思います。
設楽さん:
前回のベースをきちっと大事にしつつも,いろいろと変化をつけているので前回観たお客様も,今回初めて観るお客様も楽しめる舞台になっています。
4Gamer:
では最後に,読者へメッセージをお願いいたします。
川井さん:
今までお客様が観ていらっしゃった,どの舞台よりもキラキラと輝いた「アイ★チュウ ザ・ステージ」をお届けします。最高のパフォーマンスを見せられるよう精一杯頑張って,本番では僕たちとお客様が一緒に楽しめる舞台にしたいと思っていますので,ぜひ楽しみにしていてください!
設楽さん:
みなさん,いつも跪いてくれてありがとうございます!(※) 前回よりも,もっともっとさらにかわいい心ちゃんを目指して頑張りますので,ぜひ観に来てください。
※華房 心のコール&レスポンス(「心のために跪きなさーい!」→「仰せのままにー!」)
4Gamer:
ありがとうございました。
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