プレイレポート
「Star Wars バトルフロント」の無料DLC,「バトルオブジャクー」が配信中。新たな惑星ジャクーでの戦いが勃発だ
「Star Wars バトルフロント」公式サイト
その前に簡単に説明しておくと,「Star Wars バトルフロント」は映画「スター・ウォーズ」の世界観をベースに,反乱同盟軍と帝国軍に分かれたプレイヤーが激しく戦いまくるというゲームで,開発はスウェーデンのDICEが担当している。
ゲームシステムはDICEの看板シリーズである「バトルフィールド」に似た雰囲気だが,さまざまなモードが用意されており,まるで「スター・ウォーズ」の世界で自分が戦っているような雰囲気に浸かれる仕掛けになっている。例えば,その名もズバリ「ヒーローVS.ヴィラン」というモードでは,プレイヤーがルーク・スカイウォーカーやダース・ベイダー,ハン・ソロやボバ・フェットになって戦うというものだ。人気ないみたいだけど,皇帝パルパティーンもいるよ(関連記事)。
ゲームは大きく,「マルチプレイヤー」と「ミッション」に分かれている。「マルチプレイヤー」とはオンライン対戦のことで,6人から40人までのプレイヤーが参加して行われる10種類のゲームモードが用意されている。また,「ミッション」は,ソロまたはフレンドと2人でプレイできるもので,「トレーニング」「バトル」,そして「サバイバル」という3つのサブカテゴリに分かれている。
メインとなるのはやはり「マルチプレイヤー」で,一方の「ミッション」は操作方法を学んだり,1人で手軽に遊んだりできる感じだ。なお,ストーリーに沿ってAIと戦っていくといったシングルキャンペーンは用意されておらず,このへんがちょっと残念だと思う人も少なくないようだ。
各モードについては,11月13日に掲載した記事を,また,それぞれのプレイフィールなどについては,11月18日に掲載した記事を参照してほしい。
ゲームの背景となるのは,映画第1作の「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」から,第3作「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」までの,いわゆる旧三部作の世界だ。ちなみに,エピソード4の日本公開が1978年(エピソード6は1983年)なので,リアルタイムで見たという読者はあまり多くはないかもしれないが,筆者は初公開時に映画館で見ており,歳がバレそう。あの頃は,アメリカ公開の1年後に日本で公開,というのが普通だったので,なんかアメリカですごい映画が現れたらしい,という情報をキャッチしてから1年間待たされた。インターネットどころか,ビデオだってあったかなかったか怪しい時代だったので,映画雑誌などの写真を見て想像を膨らませていたっけなあ。
脱線した。えーと,そのためゲームマップとしては,砂の惑星タトゥイーン,雪と氷の星ホス,巨大な樹木に覆われたエンドアという,旧三部作ではおなじみの惑星になっている。とはいえ,本作で(たぶん)初めて出てきた惑星サラストのマップもある。この惑星,「サラスト人」がいることから,名前だけはファンに知られていたらしいが,一木一草もない荒れ果てた大地が広がる火山の星だ。
「巨人の墓場 」と「ゴアザン荒野」 は,どちらも同じジャクーで,前者が「スプレマシー」や「ウォーカー・アサルト」「ファイター・スコードロン」といった大規模戦闘のモードで使われるのに対して,後者が「カーゴ」や「ドロップ・ゾーン」「ドロイド・ラン」といった小規模戦闘で使用される。
新モードとして導入されたのは,40人対戦の「ターニング・ポイント」で,これは帝国軍が守るコントロールポイントを反乱同盟軍が攻めるというもの。攻撃側がコントロールポイントを確保するごとに制限時間が延長され,新たなコントロールポイントの位置が明らかになるというダンドリで,すべてのコントロールポイントを奪えば反乱同盟軍の勝ち,守り切れば帝国軍の勝ちだ。
一度奪われたコントロールを奪い返すことはできず,最後のコントロールポイントをめぐる戦いはかなりアツくなる。
「バトルオブジャクー」に限っての話ではないが,本作のグラフィックスは「どうなっているんだ,これ?」と思わず開発者に聞きたくなるほど圧巻で,見上げるばかりのスター・デストロイヤー(の残骸)や,砂煙立て足跡を残して走るストーム・トルーパーの姿など,次の世代のリアリティを感じる。本作の登場で今後のFPSにこのレベルが要求されそうな気もするので,欧米のライバルメーカーはかなり悩んでいるのではないだろうか。
実際にプレイしたところ,「ターニング・ポイント」は,ほかの大規模対戦モードと同様,撃ったり撃たれたりの大騒ぎ。リスポーンがほぼ一瞬なので,戦場は常にごったがえしている印象だ。「バトルフィールド」シリーズのお祭りゲーの要素が色濃く受け継がれている。
もっとも,ミリタリー系FPSを好んでプレイする人達はちょっと戸惑うかもしれない。スモークグレネードなら分かるが「イオン魚雷」ってなんだ? みたいな。筆者も一連射終えるとつい[R]キーを押してマガジンを交換しようとして,いけね,マガジンないんだった,てへへ,という感じになっている。
現代戦をしのぐSF戦だけに,やられる要素は多く,しばしば何にキルされたのかも分からないほどだ。オービタル・ストライクって? まあ,このへんは慣れの問題だとは思うけど。
「映画の中にいるような雰囲気を味わう」ことを目的として作られただけに,どこまでこの雰囲気にノれるかがプレイの重要なモチベーションになるだろう。新作映画も公開されることだし,日頃から「オレはもしかしたらジェダイなのかもしれない」と思っている人は今からでも遅くないので,ぜひ遊んでみよう。
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(C)2015 Lucasfilm Ltd. All rights reserved. Underlying technology and game design(C)EA. All rights reserved.
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