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シリーズ最新作「三國志13」が発表に。記念事業が続々と発表されたコーエーテクモゲームスの「三國志」シリーズ30周年記念発表会をレポート
発表会の主催者を代表して登壇したコーエーテクモゲームス 代表取締役社長 鯉沼久史氏は,まず2013年に行われた同社の「信長の野望」シリーズ30周年事業が成功したことを振り返り,今回も「IPの創造と展開」というグループ経営方針のもと,大きく盛り上げていきたいと意気込みを語った。
また「三國志」シリーズ ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏は,こうして30周年を迎えられたのは,ファンをはじめとする周囲の支援があったからこそと感謝を述べ,今後1年間,イベントやタイアップなどを展開していくとした。
コーエーテクモゲームス 代表取締役社長 鯉沼久史氏 |
「三國志」シリーズ ゼネラルプロデューサー シブサワ・コウ氏 |
続いて,初代「三國志」の発売日を記念し,毎年12月10日が,日本記念日協会によって「歴史シミュレーション『三國志』の日」に認定されたことが紹介され,さらに,現在までに展開が決まっている「三國志」シリーズ30周年記念事業が発表された。
またコラボレーションとしては,横山光輝氏のマンガ「三国志」,講談社の三国志コンテンツとそれぞれタイアップすることが明かされた。前者の詳細は後日発表とのことだったが,後者は三国志のDVDマガジンが2015年秋に創刊されるほか,田中芳樹氏ら著名作家陣による書き下ろしアンソロジーなどが展開されるという。
このほか,神奈川県港北警察署が,「三國志」のキャラクターを使った防犯ポスターを展開することも決定しているとのことだ。
そして「三國志」シリーズ最新作として「三國志13」が発表された。プロデューサーは,「真・三國無双」シリーズを長らく手がけてきたコーエーテクモゲームスの鈴木亮浩氏。発表に合わせて公開されたメインビジュアルを手がけたのは「信長の野望・創造」と同じくイラストレーターの内田パブロ氏で,プロデュースは襟川恵子氏とのこと。
ゲームのキャッチコピーは,「これぞ三国志。百花繚乱の英傑劇。」というもの。鈴木氏は,三国志の魅力を「あまたの英傑達が織りなす人間ドラマ」とし,ゲーム中でもしっかり表現していきたいと語った。
さらに鈴木氏は「手前味噌ですが」と前置きしつつ,世の中に数ある三国志ゲームの元祖はコーエーテクモゲームスの「三國志」シリーズであるとして,今後も未来永劫,三国志ゲームのスタンダードでありたいという思いから,このキャッチコピーに決めたと説明していた。
また氏は,本作のキーワードとして,「人間ドラマ」「スペクタクル」「ダイナミズム」の3つを挙げた。
まず人間ドラマは,前作および前々作とは異なり,プレイヤーが武将としてプレイできることを指している。さらにゲーム中では登場する武将が今まで以上に個性的に描かれ,彼らとの絆によって関係性やゲームの展開が変わる部分もふんだんに用意されているとのこと。加えて「英傑伝モード」も用意されており,三国志の世界観をゼロから楽しむこともできるという。
次のスペクタクルは,前作の野戦に加えて水上戦や攻城戦を楽しめることを指す。また火計などの計略にも演出を含めて力を入れており,三国志らしい迫力ある戦闘を楽しめるとのことである。
そしてダイナミズムは,中国大陸全土を3Dグラフィックスの1枚マップで描いていることを指す。鈴木氏によると,俯瞰の状態から,1都市の内部に至るまでシームレスにズームイン/アウトすることが可能で,非常に臨場感が高いという。
また武将の画像については,息遣いが感じられるような表現や,戦闘と内政とで異なった雰囲気となるようなチャレンジにも取り組んでいるとのことである。
「三国志」の醍醐味である戦闘 大軍同士のぶつかり合いが大スケールで表現される | |
3D一枚マップで表現される中国大陸 伝説の舞台を一望できる |
再現された当時の城郭都市 |
気になる発売日は,通常版と同じ2015年12月10日。通常パッケージに加えて「TRESURE BOX」と「GAMECITY限定セット」が用意される。それぞれTRESURE BOXのPC版が1万4800円,PS4/PS3版が1万3800円,「GAMECITY限定セット」のPC版が6万9800円,PS4/PS3版が6万8800円(いずれも税別)となる。
このほか一騎打ちや舌戦といったゲーム内の要素を含め,詳細は発売日に向けて順次発表されていくとのこと。
発表会の終盤では,シブサワ・コウ氏と鈴木氏によって「三國志」シリーズにまつわるトークが繰り広げられた。
まず「三國志13」のプロデューサーとして鈴木氏が抜擢された理由は,シブサワ・コウ氏によると「真・三國無双」シリーズを15年間手がけてきた実績を評価してのことだという。
一方,鈴木氏は高校生の頃に初代「三國志」にのめり込んだことから,コーエー(現コーエーテクモゲームス)のゲームにハマり,入社を志望するまでになった過去を持つとのこと。それから20数年経ち,今回,「三國志13」のプロデューサーに起用されたことについて,鈴木氏は「入社して20数年,高校生の頃から数えると30年近く経ってようやく念願が叶いました」と喜びを露わにした。
「三國志13」の開発でこだわっている点について,シブサワ・コウ氏は,鈴木氏の掲げたキーワードの一つである人間ドラマを挙げる。と言うのも,初代「三國志」は先行して世に出ていた初代「信長の野望」との差別化を図るため,武将の活躍にスポットライトを当てたからである。今回,シリーズが30周年を迎えるにあたり,その原点に立ち戻り,武将に焦点を当てようというのが「三國志13」というわけだ。
また鈴木氏も,三国志の魅力とは武将のエピソードや人間同士の関わりであるとし,それらの部分を感じ取れるようなゲームシステムにしていると説明を加えた。
そして,「三國志13」が前作から進化したポイントは,ビジュアル面とゲームシステムであると鈴木氏は述べ,前者に関しては,フル3Dグラフィックスとなったことで,戦場の臨場感や武将の息遣いを感じられるような表現を実現しているとあらためて言及した。
またゲームシステムでは,前作,前々作でプレイヤーから寄せられた意見やリクエストを汲みつつ,さらに開発チーム内で昇華させたという。とくに人間ドラマを描くという部分では,プレイヤーが武将としてプレイできる「全武将システム」を取り入れるなど,今までにない遊び方ができるそうだ。
ちなみに鈴木氏が手がけるからと言って,人物の描き方や能力などに「真・三國無双」のようなアレンジが加わることはないという。鈴木氏によると,「三國志13」は歴史シミュレーションの最新作として,硬派な描き方を標榜しているとのことである。
トークの終盤では,「三國志」シリーズに興味はあるが未プレイという人に向け,鈴木氏が,ゲーム内の軍師の助言が参考になることをアピール。また「三國志13」では,登場人物達が性格設定に基づきさまざまな提案をしてくるとのことで,こちらもプレイのガイドになると明かした。
またシブサワ・コウ氏は往年のシリーズファンに向けて,英傑伝モードで有名武将のストーリーを楽しんでほしいと語った。さらに,久しぶりにシリーズに触れるという人には,細かい操作をしなくとも,助言にしたがったり委任したりすることで,より大きな視点でゲームを楽しめるようにもなっているとアピールした。
最後に両氏は,「三國志13」をシリーズの集大成とするべくチーム一丸となって鋭意開発を進めていると語り,今後の発表にもぜひ期待してほしいとして発表会を締めくくった。
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