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キャストたちがステージ上で光り輝く。ミュージカル・リズムステージ「夢色キャスト」ゲネプロ公演をレポート
原作は,セガゲームスがサービス中のスマホ向けゲーム「夢色キャスト」(iOS / Android)で,ミュージカル劇団「夢色カンパニー」に脚本家としてスカウトされたプレイヤーが,7人のキャストとともに劇団を盛り上げていく物語が展開される。
舞台版では歌も盛り込まれているようだが,どんな形でどの楽曲が披露されるのか。また,劇団員である彼らの劇中劇にも注目したい。
気になる人のために,本日行われた関係者・マスコミ向けのゲネプロ公演の模様をお届けしよう。
【公演概要】
■タイトル:
ミュージカル・リズムステージ「夢色キャスト」
■公演日程/場所:
2018年2月7日(水)〜11日(日) AiiA 2.5 Theater Tokyo
※開場は、開演の30分前を予定しております。
※2月11日は収録が入る予定がございます。予めご了承下さい。
■CAST ※敬称略
朝日奈響也 役 西川俊介
藤村伊織 役 鈴木身来
橘 蒼星 役 鶴田亮介
桜木陽向 役 高岡裕貴
新堂カイト 役 敦貴(α-X‘s)
雨宮 仁 役 丸山 龍星
城ヶ崎 昴 役 遥城(α-X‘s) 他
舞台公式HP:ycast-stage.com
舞台公式Twitter:@yumecast_stage
原作:ミュージカル・リズムゲーム「夢色キャスト」
演出:佐藤徹也
脚本:川邊優子
音楽:ランティス
制作:バンダイナムコライブクリエイティブ/S-SIZE
主催・企画:ミュージカル・リズムステージ「夢色キャスト」製作委員会
コピーライト:(C)SEGA/夢色カンパニー (C)ミュージカル・リズムステージ「夢色キャスト」製作委員会
劇団「夢色カンパニー」には,朝日奈響也(西川さん)を筆頭に,藤村伊織(鈴木さん),橘 蒼星(鶴田さん),桜木陽向(高岡さん),新堂カイト(敦貴さん),雨宮 仁(丸山さん),城ヶ崎 昴(遥城さん)の7人が所属している。
元人気バンドのボーカル,元天才子役,ブロードウェイで活躍していたダンサーなど,才能に満ちあふれたキャストが揃う人気劇団だった。しかし,劇団の創設者であり脚本家でもあった朝比奈響也の父・朝日奈 真が,2年前に事故で他界。父の意思を次いで劇団主宰になった響也だが,脚本家不在の問題に悩んでいた。
そんなとき,駆け出しの脚本家・彩瀬まどか(君島光輝さん)と運命的な出会いを果たす。彼女の脚本を気に入った響也は,劇団に招待して他のメンバーに紹介する。無名の脚本家ということに,伊織やカイトは強く反対するが,響也の意思は堅く,しぶしぶ受け入れることに。
突然のことで戸惑うまどかに対し,響也はある脚本を手渡す。それは朝比奈 真が書いた新作の脚本で,執筆中に事故死してしまったため,途中までしか書かれていなかった。そして響也はまどかに「脚本を完成させてほしい」と告げる。
と,ここまでがざっくりとした物語の導入部分だ。それぞれのキャストの自己紹介的な演出があるので,ゲームをプレイしていない人にも親切な演出になっていた。ベースは明るくコミカルに進んでいくが,後半ではまどかと劇団員たちの絆と成長が描かれ,しんみりしたり,ドキドキしたりとドラマチックな展開も楽しめる。
また,本舞台の見どころといえば,やはりキャストたちの歌とダンスだ。オープニングライブの「CALL HEAVEN!!」はゲーム主題歌としておなじみの楽曲だが,劇中には舞台オリジナル楽曲が披露されるシーンも。また,キャスト自身とリンクするような劇中劇にも注目してほしい。
なお,アンサンブルメンバーのアクロバティックなパフォーマンスも見どころで,美しい肉体美も観られる。
彼らが立つステージを最後まで観たら,「よかった……本当によかった!」と心の底からキャストたちへエールを送った筆者と同じ気持ちになることだろう。
最後に,ゲネプロ公演前に行われた囲み取材のキャストコメントをお届けする。
舞台の見どころについて
朝日奈響也・西川俊介さん:
昨日,通し稽古の映像を観させていただいたんですけど,オープニングが本当にかっこよくて鳥肌が立ちました。脚本家のみなさんに,ぜひ観てほしいです!
藤村伊織役・鈴木身来さん:
僕が演じる藤村伊織は,梨園の実家を飛び出して単身「夢色カンパニー」に入団した人なので,「ここで勝負してやる!」という想いが非常に強いんです。芝居に対する思いもあって,そういったことで葛藤する場面は観てほしいと思います。
橘 蒼星役・鶴田亮介さん:
普段はみんなをバックアップする立ち位置なんですけど,蒼星という1人の男の熱さが見え隠れするシーンがあるので観てほしいです。あとは原作のストーリーには描かれていないバッグボーンが含まれていたり,舞台でしか聴けない橘 蒼星のソロ曲も歌ったりするので,楽しみにしてください!
桜木陽向役・高岡裕貴さん:
全員に言えることなんですけど,衣装です! 作中の衣装が再現されているものもありますし,僕のソロのダンスパートではかわいらしい衣装を着るシーンがあるので観てください。
新堂カイト役:敦貴(α-X‘s)さん
カイトのソロ曲です。会場全体を一気にカイトの色に染めてしまうくらい,すごくかっこいいシーンで,バンドマンとして活動していた時代を思い出させるような演出になっています。
雨宮 仁役・丸山龍星さん:
雨宮 仁は1番年上なので,このカンパニーのお父さん的存在だと僕は思っています。なので舞台上ではセリフにないところの目配せや,周りへの気遣いを意識して演じているので,そういったところに仁さんの優しさを感じてほしいです。
あとはやはりダンスと歌です。アンサンブルの方々も本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれるので,キラキラしたステージを観ていただけると思います。
城ヶ崎 昴役:遥城(α-X‘s)さん
まどかに対して真っ直ぐ向き合う姿とか,意外とピュアな部分が分かるシーンは昴の見どころです。
あとは舞台セットが本当に豪華ですし,エンディングの演出もすごくハッピーな感じになっているので,細かいところまで観てほしいです。
演出・佐藤徹也氏:
2.5次元のステージはレギュレーションが多いんですけど,今回はセガゲームスさんとランティスさんのご考慮があって,わりとコメディタッチに作っています。そういった意味では,コッテコテな2.5ではなく,自分の演出をさせていただいたので,非常にやりがいがありました。アプリとは違う作品になっているという自負があるので,そのあたりを観ていただきたいです。
彼らは最初,ゲームで演じていらっしゃる声優さんの演技に引っ張られていて,悩んでいたんですよ。なので僕は「君らが感じる,それぞれのキャストを僕に見せてほしい。キャストの気持ちに寄り添えれば,それがステージという世界で見せる「夢色キャスト」になるんじゃないか」と伝えました。
アプリのものをリスペクトしながら,このキャストでできる「夢色キャスト」を作ってきたので,上手か下手かということではなく,彼らがどうキャストたちに寄り添ったか,というところを観ていただけたらなと思います。
ミュージカル・リズムステージ「夢色キャスト」公式サイト
「夢色キャスト」公式サイト
「夢色キャスト」ダウンロードページ
「夢色キャスト」ダウンロードページ
(C)SEGA/夢色カンパニー
(C)SEGA/夢色カンパニー