イベント
「ポケモンGO」のAR撮影機能「GOスナップショット」を大幅に強化するアップデートは本日配信。Nianticの開発陣が新機能の詳細を解説
このアップデートにあたって,同社Staff UX Designerの石塚尚之氏,Staff Technical ArtistのKeir Rice氏がGOスナップショットの新機能に関する説明会をメディア向けに実施した。
「ポケモンGO」は2016年7月のリリースからAR機能を採用し,自分が住んでいる場所や出先でポケモン達と出会う体験が可能だった。
NianticもポケモンGOと現実世界をつなげるARは欠かすことのできない機能と位置づけ,2019年には捕まえたポケモンとAR写真を撮れるGOスナップショットや,相棒のポケモンと一緒に冒険する機能をリリースしている。
とくに前者は,コロナ禍でもたくさんのトレーナーがポケモンとの写真を撮っていて好評な機能だが,「AR撮影が難しい」という声もあったそうだ。
そうした声に応え,子どもたちがポケモンの楽しい写真を簡単に撮れることを目的として,今回のGOスナップショットの機能向上が図られた。
コンセプトは「誰でも,簡単に,ポケモンたちと楽しい写真が撮れるカメラ」。これまでの機能を残しつつ,新たな機能によって,ポケモンのAR写真の撮りやすさを追求している。
AR撮影時にポケモンを3匹まで任意に選べるようになり,撮影をサポートする機能が追加された。ポケモンは種別だけでなく固有のサイズも写真に反映されるなど,より“ポケモンらしさ”を強調しており,表情などを楽しむ機能も備わった。
さらにポストカードに貼れるステッカーを使って,写真をデコることも可能だ。
従来は任意の1体しか撮影できなかったGOスナップショットだが,これを3体まで増やしたことで,ポケモン達がコミュニケーションを図ったり,バトルをしたりする様子を作って,物語を感じられる写真を撮影できるようになった。
また,より簡単にポケモンのAR写真が撮れることも強く意図している。メインメニューにはカメラのボタンが追加され,これをタップするとGOスナップショットでできることをまとめたページが表示される。
ここには場所や季節,色などのシーンに合わせたポケモンのおすすめグループがいくつかまとめられていて,ポケモンを1体ずつ選ばなくても,そのグループですぐに撮影ができる。グループを選んだら,カメラを通して風景の平らな場所(黄色い足跡が表示される)をタップしてポケモンを配置し,新たに備わった集合写真ボタンを押すだけでベストショットが撮れるというわけだ。
もちろん,任意にポケモンを選んで撮影することも可能だ。選んだポケモンは,画面下からドラッグ&ドロップすることで任意に場所を決められる。このときはドラッグ先に立ち位置が表示され,互いが重なるような場所には置くことができない。
撮影時は地平線を表す青い線が画面に表示され,これを基準にポケモンを置く場所の距離を調整できる仕組みだ。空中を飛ぶポケモンの場合,地平線より上に場所を設定することで高さを変更できる。
さらにポケモンの向きや表情を変えられるので,ポケモン達の自然な姿を写真に収められるのだ。
撮影画面に登場するポケモンは,個体のサイズに則っている。これまでは1体しか出せなかったため,あまり分からなかったが,同じ種類の別個体を並べて撮影するとそれぞれの大きさが反映されるのだ。
石塚氏によると,GOスナップショット愛好家はたくさんいるが,撮った写真をSNSなどに公開する傾向はことのほか少なく,家族や仲間内で見せ合う程度に留まっているとのこと。これまでの機能では「自分らしい写真が撮れない」,あるいは「写真からメッセージが伝わりにくい」というのが原因だったことから,トレーナー自らが投稿したくなるような機能としてステッカーを追加したそうだ。
ステッカーは撮った写真の任意の場所に貼れる。ポストカードと同様,貼ると消費する仕様だが,写真を保存するまでは消費されない。初回はショップでデコステッカーの一式を配布し,購入もできるようになる。
AR撮影を簡単にできるようにすることが大きな目的ではあるが,その一方でARフォトグラファーなる凝った写真を撮りたいトレーナーのための機能向上も図られている。
例えば,写真の画質の向上,ARブレンディング(現実の物体をリアルタイムに認識し,そこにポケモンの身体が隠れる表現)の認識強化,カメラを横にしたときのARブレンディングなどが挙げられる。
さらに連写やタイマー撮影といった待望の機能も追加し,これまで以上にSNSなどでGOスナップショットの写真が見られるようになるだろう。
石塚氏は「ポケモン達と楽しい思い出をどんどん作り上げてほしい。そして皆さんの素晴らしいクリエイティビティで,ポケモン達との思い出が世界中から届くことを楽しみにしています」とトレーナーに向けてメッセージを送っていた。
本日6:30より順次アップデートが配信されるため,さっそくGOスナップショットの機能を試しているトレーナーもいるはずだ。SNSの「#GOsnapshot」「#Pokemongo」のハッシュタグにも注目しておこう。
「Pokémon GO」公式サイト
「Pokémon GO」ダウンロードページ
「Pokémon GO」ダウンロードページ
- 関連タイトル:
Pokémon GO
- 関連タイトル:
Pokémon GO
- この記事のURL:
キーワード
(C)2017 Niantic, Inc. (C)2017 Pokémon. (C)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
(C)2017 Niantic, Inc. (C)2017 Pokémon. (C)1995-2017 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
- Pokémon GO Plus (ポケモン GO Plus)
- 価格:¥3,880円
- ビデオゲーム
- 発売日:2016/09/16
- ジョン・ハンケ 世界をめぐる冒険 グーグルアースからイングレス、そしてポケモンGOへ
- 価格:¥2,430円
- 本
- 発売日:1970/01/01
- ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる (ShoPro books)
- 価格:¥1,960円
- 本
- 発売日:1970/01/01