[TGS 2015]レトロでシンプルで奥深い。だから対戦が熱くなるインディーズゲーム,「De Mambo」を紹介
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イギリスを拠点に活動しているデベロッパチーム,The Dangerous Kitchenが開発中の本作は,ベテランのゲーマーであれば,そのレトロ調のグラフィックスにノスタルジーを感じるであろうアクションゲームだ。一画面に固定されたプラットフォーム型というファミコンのような仕様にも,懐かしさを覚える。
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今回の東京ゲームショウでは,本作のアジア向け展開を担当予定のコーラス・ワールドワイドのブースに出展されている。PC版の試遊台には,4つのスーパーファミコン用コントローラが用意されており,それだけでも「おっ!」となってしまった。
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ゲームのルールは極めて単純だ。最大4人のプレイヤーで対戦可能なのだが,丸い玉(マンボというらしい)を操作してライバルを画面の外に押し出し,3つのライフをなくせば勝利となる。任天堂の人気シリーズ「大乱闘スマッシュブラザーズ」をイメージしてもらえれば,分かりやすいはずだ。
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さらに操作もシンプルで,プレイヤーが使うのは,方向キーとAボタンのみ。しかし,実にさまざまなアクションが繰り出せる奥深さを持っている。
プレイヤーキャラクターの移動は方向キーで行うが,最大3回まで連続ジャンプが可能で,左右方向にはダッシュができる。
一方,Aボタンは押す時間の長さによって,3種類の攻撃になる。タップの場合は上下左右を「突っつき」,チョイ押しだと「スピン」,そして長押しでは「ファイア」といった具合だ。
しかも,突っつき以外の攻撃は,一定のタイミングでボタンを離したときに限り,強力な「チャージ攻撃」になる。つまり,たった1つのボタンで実質5種類の攻撃が繰り出せるのだ。
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こんな感じで,一つの画面内を4つの玉がぶつかり合うのだから,なかなか忙しくハイテンポだ。そのあたりはテキストだけでは伝わらないかもしれないので,ぜひ下のムービーを見てもらいたい。
Trailer De Mambo (60fps)
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画面の外に弾き出されて,自機の姿が見えなくなっても,あきらめずに粘って操作すると戻ってこれたりもするため,4人で対戦しようものなら熱くなってしまうこと請け合いだ。
さらにライフが尽きて敗退してしまっても,ほかのプレイヤーの争いを見守るだけではない。画面の外枠に出現するレール上を走る玉に生まれ変わって,生き残っているプレイヤーに復讐するチャンスが与えられ,そして,ライバルの玉が近づいてきたときに,口を開いて食べれば復活できるのだ。
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最初こそ「どれどれ,どんなゲームなのかな?」と,冷静に取材していたつもりだったが,とにかく分かりやすいゲームデザインなので徐々に夢中になってしまう。誰かを弾き出せば「イェー!」,戻ってきたら「ウソ!」,ちょっとしたミスで画面外に落下したときは笑ってしまった。
「早く遊んでみたい」と強く思わせる本作だが,現在は来夏のローンチに向けて開発の真っ最中とのこと。会場に出展されていたPC版に加えて,PS4,PS3,PS Vitaでも展開予定で,さらにXbox OneやWii Uも視野に入れてKickstarterキャンペーンを実施している。興味を持った人は,ぜひご覧いただきたい。
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