連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第297回「ツムツムで背中がアホみたいになったマーベルヒーローのMii」
自分の分身やフレンドのMiiが,ことあるごとにさまざまな質問を投げかけてくるんですが,それに答えているだけで今まで知らなかった友人の一面を知ることができたり,逆に自分のことを友人に伝えたりできるんですよ。「ゲーム内のキャラ」と会話している感覚で,他人に対して積極的なコミュニケーションをとっているわけではないのに,気が付けば親近感や結束感を得ているんです。TwitterやFacebookとはまた違った,実に任天堂らしい“遊び”が詰まったSNSの在り方ではないかと思います。これは流行りそうですなぁ。
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」の第33回では,XFLAGより配信中の「マーベル ツムツム」(iOS / Android)を特集。ゲストとして“XFLAGの中の人”こと,ぱなえさん,りえっくすさんをお招きし,ゲームの魅力を紹介していただきつつ実際にプレイしてきました。
世界的な知名度を誇る「マーベル」のヒーローと,シンプルながら高い中毒性を誇る「ツムツム」がコラボレーションして誕生した本作。わざわざ説明をするのが野暮なくらい,真っ当に面白いパズルゲームです。指でなぞるだけ,という感覚的な操作性のおかげで誰でも楽しめますので,非常にオススメですよ! ヒーローやヴィランたちの個性的なスキルにも注目です!
「マーベル ツムツム」公式サイト
「マーベル ツムツム」ダウンロードページ
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ユービーアイソフトから3月10日に発売された「ディビジョン」(PC / PlayStation 4 / Xbox One)。本作は新種のウィルスによるバイオテロで崩壊したニューヨークを舞台に,武力をもって暴徒鎮圧や復興支援といったミッションを担う,特命エージェントとなって戦っていくMORPGなんですが……「ポストアポカリプス」な世界観に目がない俺はすっかりドハマリしてしまいました。
世界観だけでなく,中毒性の高いハック・アンド・スラッシュなゲーム性も好みにドンピシャで,ひとたびプレイを始めてしまうと2〜3時間じゃ済まないことになりますね。時間さえ許すなら,朝から晩まで遊べてしまえるゲームです。
「ボーダーランズ」の世界観が極めてリアル寄りになったようなゲーム……と言えば分かりやすいでしょうか。ソロ,もしくはマルチプレイで強敵を倒し,ランダムドロップする強い武器を入手して,またさらなる強敵へ挑む。その繰り返しが,ゲーマーの快楽中枢をコチョコチョしてくれちゃうんですよね。
また,本作はちょっとローカライズが個性的というか……なんというか……。日本語音声でプレイすると,ニューヨークが舞台なのに高頻度で関西弁のキャラクターが混じっているんですよ。しかも,今どきは本場でもあまり聞かないようなコッテコテのやつ。なぜこのような仕様にしたのか,意図はまったく不明なんですが,個人的には笑ってしまったのでありかなと。
中でも,意味不明すぎてプレイヤーの間でもネタになっているのが「背中がアホみたいになっとるわ」というセリフ。これは拠点の医療エリアで鎮痛剤を欲しがっている一般人が発するセリフなんですが,「背中がアホ」になるとはどういう状況なのか。「背中がアホ」になったことがこれまでの人生で一度もないので,さっぱり状況が読めないんですよね。
「背中が痛い」でも「背中がイカれた」でもなく,「背中がアホみたいになる」。この言語センス,なんだかジワジワきます。おかげで「ディビジョン=背中がアホになるゲーム」という図式が俺の中にできあがってしまいました。まぁ,ゲームにハマると座りっぱなしで腰がアホみたいになることは実際にあるかもしれませんが。
ニューヨーカーが日本における関西人にあたるかどうかはともかく,ある意味では日本版特有の魅力とも言えるんじゃないでしょうか。一方で「世界観が台なしだ!」と怒っちゃう人もいるだろうなぁと思いますが,そういう場合は英語音声でもプレイできるので安心(?)してください。
……なんか途中から「背中がアホみたいになる」話になってしまいましたが,ゲームとしては非常に面白いので。興味があればぜひ,プレイしてみてくださいな。
「ディビジョン」公式サイト
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(C)MARVEL
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