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「BTOOOM!オンライン」が本日正式サービスを開始。新コンテンツの発表や,高橋名人らゲスト陣のトークコーナーも設けられた発表会をレポート
この発表会では,本作が本日(2月28日)サービスインすることがアナウンスされたほか,原作コミック「BTOOOM!」の著者で,ゲームの監修を務めた井上淳哉氏や,TVアニメ版「BTOOOM!」に登場したキャラクター,鷹嘴(たかのはし)を演じた高橋名人らゲストが実機プレイを披露した。
「BTOOOM!オンライン」ダウンロードページ
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イベントの冒頭では,BTOOOM!オンラインでプロデューサーを務める,アソビモの林 雅人氏が登壇し,本作のプレゼンテーションを行った。それによると本作は,コミックバンチで連載中のコミック「BTOOOM!」を原作とするゲームではあるが,スマホで手軽に楽しめる対戦ゲームとして再構築した内容になっているという。
ゲームのホーム画面からは,「公式戦」「非公式戦」「練習」「キャラ設定」などにアクセスできる。公式戦については後述するので,残りのモードから紹介しよう。
まず非公式戦は,ルームを作成し,フレンド同士で対戦を楽しめるモード,練習は,その名が示すとおり操作やスキルの設定などを試せるモード,キャラ設定は,アバターのカスタマイズやコスチューム変更,スキルを設定できるモードだ。
公式戦は,本作のメインコンテンツになる。その内容は,BIM(爆弾)を使いながら,ほかのプレイヤーとランダムマッチングで対戦するというもの。対戦人数は6〜8人で,マップによってその上限が異なるという。
ちなみに原作には8種類のBIMが存在しており,ゲームにはサービスイン時点で,そのうちの5種類が実装されているとのこと。また,敵の攻撃を防ぐ「バリア」などスキルを装備すれば,有利にバトルを進められるそうだ。
公式戦の基本的なルールは,制限時間内に“チップ”を規定枚数集めるか,タイムアップ時にもっとも多くのチップを持っているプレイヤーが勝利となる。チップを集める方法は,対戦相手を倒す,バトル中に入手できる“Cデータ”から生成する,バトル中に“金の補給物資”を回収するの3つ。すなわち,Cデータや金の補給物資をうまく回収できれば,戦わずして勝利できるのだ。
公式戦で上位の成績を収めた場合は,ゲーム内通貨や各種スキルユニットが入った「ケース」などを報酬として入手できる。ケースは,一定時間が経過するのを待つか,仮想通貨“B玉”を消費すると開けられるという。
入手したスキルは,プレイヤーキャラクターが装備すると使用可能になるが,そのセッティング方法は,電源にスキルユニットを接続して通電させるというパズル形式になっている。
以上のように本作の流れは,公式戦で戦い,ケースを獲得・解錠してスキルを入手,それを装備,強化して再び公式戦に挑む。というものになると,林氏はゲームの概要に関する説明を終えた。
続いて林氏は,本作のサービスインが2月28日に決定したことを発表し,新要素の紹介を行った。まず発表されたのは,“市街地”“監獄”という2種類のマップだ。
市街地は,荒廃した街をベースにしており,視界が開けているが,実は,車や建物の影など隠れられる場所が多数用意されているそうだ。建物の上にも登れるので,高い所から狙い撃ちもできるとのこと。
一方の監獄は,ジャングルをベースにしているため視界が悪く,高低差もない構造になる。マップ内にはBIMで破壊可能な壁が無数にあり,さまざまな戦術を展開できる点が特徴に挙げられるという。
キャラクターを着飾るアバターも順次実装される。会場では,原作者の井上氏が描き下ろしたという,原作キャラクターをイメージしたアバターも披露された。
今回の発表会では,ゲームに登場するキャラクターのボイスを,TVアニメ版と同じキャストが演じることも明らかにされた。つまり,坂本竜太役は俳優の本郷奏多さん,ヒミコ役は三森すずこさん,そして鷹嘴役は高橋名人が担当するわけだ。
先述したとおり,プレイヤーキャラクターのボイスは変更可能で,子安武人さん,杉田智和さん,逢坂良太さん,三森すずこさん,照井春佳さん,徳井青空さんら,6名の声優からいずれかを選択できる。
さらにゲーム中のBGMやSEは,数多くのゲーム作品に携わるノイジークロークが手がけており,メインコンポーザーを蛭子一郎氏が務めていることも明かされた。
このほかにも,林氏は,期間限定テストを振り返り,さまざまなデータを公表するとともに,得られたフィードバックを元に,操作性やスキルが分かりにくい点などで改善を図ったことをアピール。
テスターからは,チーム戦や近接攻撃,ストーリーを実装してほしいとのリクエストも寄せられているそうだ。こちらはサービスイン後の動向を踏まえて,実装に向けて検討したいとのこと。
プレゼンのラストでは,サービス開始後のアップデートで実装予定の新コンテンツ,「オペレーター」が紹介された。これは,バトル中にボイスナビでプレイヤーをサポートするキャラクターで,見た目を自由にカスタマイズできるほか,バトルにおける支給品を豪華にしてくれるスポンサーを探す役割も担っている。実装後にも,利用できる機能を順次拡充していくそうだ。
発表会後半のトークコーナーには,原作者の井上氏と,TVアニメで鷹嘴の声を演じた高橋名人,コスプレイヤーの五木あきらさん,お笑いコンビ・野性爆弾が登壇し,BTOOOM!にまつわるトークを繰り広げた。
左から井上淳哉氏,高橋名人,五木あきらさん |
お笑いコンビ・野性爆弾のくっきーさん(写真左)と,ロッシーさん(写真右) |
井上氏は,原作コミックの第1話を制作するにあたり,なかなか編集者からのOKが出ず300ページ分ぐらい描き直したエピソードを披露。その理由を「ストーリーの軸となるゲームをまったく描けていなかった」と分析。何度も描き直しているうちに「同じ爆弾でもクラッカー式なら投げつける,タイマー式なら待ち伏せといったように,攻めと守りがある」「相手が隠れたら自分が不利になるので,レーダーが必要になる」といったことを理解できたと話していた。
ゲームクリエイターの経歴を持つ井上氏にとって,そうした過程は,まさにひとつのゲームを設計するのと同じだったという。そしてBTOOOM!オンラインには,自身の設計が,ほぼそのまま踏襲されていることを明かし,「第1話で苦労した甲斐があった」と語った。
ちなみに井上氏は,BTOOOM!オンラインの開発にあたり,「ゲームとして面白くするためなら,必ずしも原作どおりでなくてもよい」と開発チームに伝えていたそうだ。しかし,開発現場で検討した結果,原作の設計を活かすことがもっとも理に叶っているという判断が下されたとのことである。
トークの最後に,BTOOOM!オンラインを含めて,BTOOOM!全体の今後について問われた井上氏は,「コミックでは,皆がきちんと納得できるようなエンディングを描きます。それに合わせてゲームの盛り上がりが来ると思っているのですが,ゲームはみんなで昼休みに盛り上がるものになってほしい。みんなが持っているスマホで,気軽に対戦できる共通アイテムのような存在になってほしいです」と返答していた。
繰り返しとなるが,BTOOOM!オンラインは本日サービスがスタートする。本稿を読んで気になった人は,さっそくダウンロードし,プレイしてみてはどうだろうか。
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