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[TGS 2016]「乖離性ミリオンアーサーVR」をグリーブースで体験。これはまさにカードを使った“戦い”だ
本作は,スクウェア・エニックスが展開している「乖離性ミリオンアーサー」(PS4 / PS Vita / iOS / Android)の世界を,VRで体験できるというもので,カードバトルシステムによる3Dボスとの戦いや,キャラクター達とのふれあいを楽しめる。2017年春に発売予定だ。
そんな同作の試遊版をグリーブースで体験したので,そのインプレッションをお伝えしよう。
試遊版では,プレイヤーが「傭兵アーサー」になって,「妖精ファルサリア」との3Dボス戦に挑む。プレイがスタートするとゲーム画面に手が表示されるのだが,この手が,プレイヤーの持っているコントローラと連動する仕組みだ。
画面内の手を動かして手札の中から攻撃に使いたいカードを選び,コントローラのトリガーボタンを押して決定。敵は攻撃できる部位が3箇所に分かれているので,カードに続いて攻撃対象を選択し,最後に画面中央下の「攻撃開始ボタン」を押すと戦闘シーンに移行。これを繰り返して敵を倒せばクリアとなる。
首を左右に振れば周囲360度の様子が見渡せるので,戦闘シーンでは,敵の妖精ファルサリアはもちろん,プレイヤーと一緒に戦ってくれるパーティーキャラクター達が繰り出す攻撃や魔法などの派手なエフェクトまでしっかり確認できる。自分がバトルフィールドの真っ只中にいるような感覚だ。従来のカードバトルでは“見ている”感じだったが,本作ではまさに“戦っている”という気にさせられる。
没入感はバッチリだが,プレイヤーの立ち位置が動くことはないので,VR酔いの心配はしなくてよさそう。プレイ開始直後は,狙ったカードがうまく選択できずに少しもたついたが,5〜6分の試遊時間内にコツがつかめたので,こちらも問題ないだろう。
体験する前は「カードゲームをVR化する必要ってあるのか?」などと思っていたが,前述した“戦っている”感覚は,まさにVRによって生まれたもの。もしかしたら,さまざまな要素を想像力で補わなければいけない面があるカードバトルゲームこそ,VR化の恩恵が大きいのかもしれない。
「乖離性ミリオンアーサーVR」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2016特設サイト
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