連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第344回「汁っぽくゲーム配信をするカルチョビットA」
いまだに花粉症には特効薬がないということに人類の無力さを感じますが,とりあえずあんまり酷い時は医者に診てもらって,ちゃんとした薬をもらうことをオススメしたいですね。声優の中村悠一さんも花粉症で辛そうにしていましたが,やはり症状に合った処方だと体感的に薬の“効き”が違うとのことです。
元気にゲームを楽しむためにも,身体のためにできることはやっておきましょう!
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」の第58回では,ゲームアディクトより配信中の「カルチョビットA」(iOS / Android)を特集。ゲストとしてゲームデザイン兼メインプログラマーの吉中圭二氏と,本作のプレイレポートを執筆したプロレスラーの男色ディーノ氏をお招きし,ゲームの魅力をご紹介いただきつつ実際に遊んできました。
ドットで描かれたキャラクターが醸し出すレトロな雰囲気と,親しみやすいイラストでライトな印象を受ける本作。しかしながら,その実態は“ガチ”なサッカーが楽しめるやりこみ要素十分の作品でした。AIがよくできており,成長すればするほどチーム全体がキレた動きをするようになるのが楽しいですね。テンポの良い緊張感抜群の試合展開に手に汗握ること間違いなしです。
「カルチョビットA」公式サイト
「カルチョビットA」ダウンロードページ
「カルチョビットA」ダウンロードページ
つい先日,「バイオハザード7 レジデント イービル」(PC / PlayStation 4 / Xbox One)をクリアしました。総プレイ時間だけを見ればあっという間だったような気がするのですが,ホラーゲームをこんなに夢中で遊んだのは久しぶりということもあり,濃ゆいゲーム体験ができたなと満足しております。もちろん,DLCだってすべて購入しましたとも!
自分の出演しているラジオや動画番組などを見てくださっている方々からすると意外に思われるかもしれませんが,それというのも“ゲーム配信”という行為がゲーム業界に身を置く人間としてはグレーな要素が多すぎるものだった……というのが理由としては大きいんです。
現在ではすっかりオタク文化として熟成した印象すらあるゲーム配信ですが,黎明期にはあくまで「ユーザーが趣味でやっていること」に対してメーカー側が「見て見ぬふり」をしているという構図でした。いかに盛り上がろうとも一般プレイヤーの遊びであり,業界に身を置く者が関わってしまうと角が立つという印象が強かったんです。それがいつしかメーカー側にとっても有効な宣伝手段として認められるようになり,公式的な場でもゲーム配信をすることが増え,今ではゲーム機に「当たり前の機能」として搭載されている。
まだまだ歴史の浅いビデオゲーム史ですが,振り返ってみれば高橋名人が連射の腕前を披露して子供たちを虜にしていた時代から,有野課長の「ゲームセンターCX」へ,これが動画サイトの隆盛を機に,一般ユーザーによるゲーム配信へと繋がっていくのは当然の帰結だったように思います。
というわけで,ここまで来て“やっと”と言いますか,今更と言いますか,マフィア梶田も大手を振って堂々とゲーム配信ができるようになったわけです。……とはいっても,やはりゲーム業界で飯を食っている身としては権利関係に敏感にならざるをえないので「いいの? 本当にいいの?」と,最初はおっかなびっくりでした。また,「動画で楽しめてしまったら,肝心のゲームを買わなくなるのでは?」という懸念も拭えず,オタク至上主義者でゲームというコンテンツを崇拝している自分としては,自らの行為によってゲームの売れ行きに悪影響が生じてしまったらどうしようと,不安でならないんですよ。まぁ,そのあたりの課題は業界のみなさんがどうにかしようと知恵を絞っているところでしょうし,自分に何ができるというわけでもないんですが……。
しかしながら,ここで最初の話に戻るのですが,「バイオ7」の配信ではありがたいことに多くの方が見に来てくださりまして,コメントでも「見ていてやりたくなった」「バイオ7買うわ」といったものが多かったんですね。それを受けて,前述した胸のつっかえがとれて気持ちがフッと軽くなりまして。ああ,これって本質的にはゲームライターが記事で魅力を伝えるのと同じようなことなんだなと。ゲーム配信という行為が,ゲーム業界にとってデメリットになることもあれば,しっかりとメリットになることもあるというのが,やってみることでようやく実感として持てたんですよね。そういった意味で「バイオ7」にはとても良い勉強をさせていただいたなと思います。
今後もちょいちょいゲーム配信をするかもしれませんが,その際には視聴者が「自分でもやってみたい」と感じてくれるような動画にしていきたいですね。みなさんもぜひ,ゲーム配信で気に入ったものは自分でもプレイしてみてください。見て楽しむのも良いですが,自分でやるともっと楽しいですよ!
キーワード
(C)ParityBit
(C)ParityBit