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「信長の野望・大志 完成発表会」が開催。スマートフォン版の詳細や同作の舞台化,発売後のアップデート予定なども明らかに
「信長の野望・大志」公式サイト
発表会の冒頭には,コーエーテクモゲームス代表取締役社長の鯉沼久史氏が登壇。「本作のタイトルにあるとおり,開発チーム一同,ファンの皆様のご期待に応えられるように,大きな志を持って開発を続けてまいりました。ぜひ,この最新作をお手にとって遊んでいただければと思います」と挨拶した。
「信長の野望」シリーズ15作目にあたる本作は,タイトルに「大志」とあるように,ゲームに登場する武将の「志」という新要素が大きな特徴となる。これまでのシリーズでは,武将の能力値で個性を表していたが,この志があることで,より人間らしい部分が強調されているのだ。また,AIもこの志に基づいており,武将は各々の持っている志のもとに行動するので,これまでのシリーズとは一味違う戦国時代を体験できるようになった。
また,城を取ることで得られる領地とは別に,経済覇権を握るための「商圏」や,季節ごとに行えるようになった農業などの新要素も追加。武将は過去最多の2000人以上が登場する,スケールの大きな作品として完成した。
ここでステージには,ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏が登壇。1983年から本シリーズを作り続けてきた同氏は,「34年間も作り続けるとは,(当時は)予想していませんでした」と語り,「ファンの方々や関係者の皆様の応援,叱咤激励によって作り続けることができました。本当に感謝しております」と感謝の言葉を述べた。
シブサワ・コウ氏は本作のオープニングムービーを披露したあと,この一部分がゲームの進行によって変化していく演出について紹介した。
変化する場所は,桶狭間に挑む信長の映像のあとに挿入される,戦国時代の出来事を表したパートで,再生前にあらかじめセーブデータを読み込んで,プレイヤーがそれまでに体験してきた内容を表示するという仕組みだ。
続いてシブサワ・コウ氏は,本作のスマートフォン&タブレット版について解説した。壇上ではプロデューサーの小山宏行氏が,タブレットの実機を使ってデモンストレーションを披露し,操作はシンプルなものに最適化されているが,ゲーム内容は家庭用ゲーム機版やPC版と同等のものであることを強調した。また,このスマホ&タブレット版は,Windows版とセーブデータを共有するクロスセーブが可能となっている。
スマホ&タブレット版の価格は3800円(税抜)で,シナリオは「川中島の合戦」のみがプレイ可能。それ以外は追加シナリオとして,全9種が各360円(税抜)で発売される予定だ。なお,iOS版は2017年12月下旬,Android版は2018年にそれぞれ配信予定となっている。
ここからはステージにゲストの田中れいなさんと彦摩呂さんが登場。2人は2018年5月に公演される本作の舞台「信長の野望・大志 −春の陣− 〜天下布武〜 金泥の首編」に出演することが発表された。
桶狭間の戦いのあと,浅井家滅亡までに至る過程を「side織田信長」と「side浅井長政」という2つのステージで描くというこの舞台。その中で,田中さんは浅井長政の妻「お市」,そして彦摩呂さんは商人にして信長にも仕えた茶人「今井宗久」を演じることが決定。さらに今井宗久は,ゲームでも彦摩呂さんをイメージした姿でDLCとして配信されることも明らかになった。
今回の出演にあたって彦摩呂さんは「信長の野望・大志は,ゲームとエンターテイメントショーの宝石箱や〜!」とお馴染みのコメントを決めたあと,「(茶人として)お茶を味わって飲むようにしています」とコメント。一方,田中さんは「まずは,お市という人物をしっかり勉強することから始めようと思います」と意気込みを述べた。舞台は2018年5月16日〜27日,会場は渋谷CBGKシブゲキ!!にて公演される予定だ。
最後にシブサワ・コウ氏は「私が本作の中で最も気に入っているのは“志”の要素なのですが,その次が“戦い”なんです。本作は,桶狭間で信長が今川に勝利したように,小国の軍勢でも戦術次第で大国に勝てる可能性があるように設計しています。私はそれこそが本作の醍醐味だと感じていて,ゲームプレイヤーの方々にもそれを同じように感じていただけたら幸いです」と語り,発表会を締めくくった。
「信長の野望・大志」公式サイト
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