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RTX 3070カードでも比較的小さい「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge」を試す。PCケースのサイズに左右されにくいのがポイントだ
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印刷2020/11/27 21:00

テストレポート

RTX 3070カードでも比較的小さい「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge」を試す。PCケースのサイズに左右されにくいのがポイントだ

 2020年は,AMDとNVIDAのGPUがメジャーアップデートされた年となった。最新GPUであるAMDのRadeon RX 6000シリーズと,NVIDIAのGeForce RTX 30シリーズは,いずれも設計思想は異なるのだが,明確な共通点がある。基本的にデカくて重いグラフィックスカードばかりなのだ。

「Radeon RX 6800 XT」のリファレンスカード(左)と,「GeForce RTX 3080 Founders Edition」(右)。前者はカード長約270mm,後者は約287mmで,どちらも重量1kgを超えるデカいカードだ
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 そのため,グラフィックスカード購入前にはPCケースに入るかをチェックする必要があるのだが,サイズの表記がメーカーごとでバラバラという困った問題が立ちはだかる。カード長しか書いてないこともあれば,厚みは「2.2スロット」といったように,PCI Express(以下,PCIe)拡張スロット単位でしか表記していないことも多い。正直,分かりにくいのだ。

 頻繁にPCパーツを換装する自作PCマニアであれば,おおよそで入る/入らないや,「入っても何かと干渉しそうだ」と分かるものだが,BTO PCの内蔵グラフィックスカードを変更しようと考えている場合や,PCの組み立てを誰かに手伝ってもらった場合だと,巨大なグラフィックスカードが入るかどうか,さっぱり分からない読者もいるはず。
 そこで今回は,物理的なインストール要件が緩く,かつ「GeForce RTX 3070」(以下,RTX 3070)搭載カードのなかでは安価なZOTAC Technology製「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge」(以下,ZOTAC 3070 Twin Edge)を紹介しよう。

ZOTAC GAMING GeForce RTX 3070 Twin Edge
メーカー:ZOTAC
実勢価格:7万円前後(税込)
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長さ約232mmのツインファン付きクーラーを装備


厚みはPCIeスロットの2スロット分に収まっているが,縦がはみ出ている。横幅と厚みを抑えつつ,冷却性能を確保するためだ
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 ZOTAC 3070 Twin Edgeは,公称本体サイズが231.9(W)×141.3(D)×41.5(H)mmとなっている。横幅は2スロットサイズで厚みもなく,重量も実測約794gと,一般的なミドルクラス以上のグラフィックスカードとしては軽い。ただ,ブラケットの上下方向の縦幅は140mm以上ある。今どきの短尺カードではよくあるサイズだが,PCIeスロットカバーの120mmよりも大きいことは理解しておこう。
 PCIeカードにはサイズの基準値が存在するのだが,ことグラフィックスカードにおいては,最近無視されがちになっている。

カード長は約232mmと,RTX 3070搭載カードとしてはかなり短い
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 つまり,ZOTAC 3070 Twin Edgeの場合,注意すべきは縦幅であり,まずはPCケースを開けてみて,PCIeカードスロットと側面パネルの間に十分なスペースがあるかチェックしよう。30mm〜35mmほどのスペースがあれば,PCIe補助電源ケーブルの取り回しもしやすくなる。横幅の狭いスリムタイプを除けば,ほとんどのPCケースに十分なスペースがあるはずだ。とくに,光学ドライブ用の5インチベイを水平に備えているPCケースであれば,まず問題ない。
 あるいは,標準的な500mlペットボトルの高さとPCケースの横幅が近ければ大丈夫だ。

左がZOTAC 3070 Twin Edgeで縦幅141.3mm。右は同じPCケースに取り付けた「Radeon RX 6800」搭載カード(※リファレンス仕様)で119.75mmだった
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同じ構成を横から見たところ。ZOTAC 3070 Twin Edgeは,前面側(写真右側)に余裕があり,PCケースをあまり選ばない。KIOXIA製の2.5インチSSDで,PCケースのおおよそのサイズ感が分かるだろう
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NZXTのmini-ITX PCケース「H210i」に取り付ける


 今回使用したPCケースは,NZXT製の「H210i」だ。小型マザーボード規格であるmini-ITX/DTX向けだが,同規格向けPCケースとしては,比較的大型の部類に入るため,作業性と拡張性がある程度確保されたPCケースだ。ただ,PCIe拡張スロットには,今どきの巨大なグラフィックスカードのほとんどは取り付けられない。つまり,ZOTAC 3070 Twin Edgeは,数少ないちょうどいいサイズのカードになる。

左は2020年7月末時点の,右は2020年本稿執筆時点の筆者が使用しているTwitterおよびゲームおよび一部写真処理用PCだ。なお,右の撮影時は「Ryzen 9 5950X」とRadeon RX 6800の構成だが,直前までは左に写っている「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 SUPER MINI」を搭載していた。たまたまRadeonの購入権が当選してしまって,つい……
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 念のために説明しておくと,どんなPCケースでも,グラフィックスカードの着脱は,PCの電源ケーブルを必ず抜いてから,左側面パネルを開けて,PCケース背面のブラケット側にカードを固定しているネジを抜いて,PCIe補助電源ケーブルを外したうえで,PCIeスロットのロックを押し下げてグラフィックスカードを引き抜くという手順で進める。これは,H210iに限らず,mini-ITX仕様のPCケースではおおむね同様と考えてもらっていい。
 必要なものはプラスドライバーと,ロックを押すのに使う割り箸など,極端に固くない棒状の物体だ。

 PCケースを寝かせて作業をするとお行儀がよいのだが,作業しやすい高さにPCケースがあるのならば,直立状態のままでもいい。ただ,うっかりグラフィックスカードにテンションをかけると,根元から折れかねないので注意しよう。また,環境次第ではロックに指や棒が届きにくく,CPUクーラーを外すコースになることもある。不安であればPCショップに依頼するなどしよう。ムリにトライして,クリティカルなダメージを与えるよりは安く済む。

PCケース背面下部に,左写真のようなカードの固定具があるので,そこのネジを外す。続いて,グラフィックスカードからPCIe補助電源ケーブルを外す
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左写真の赤丸で囲ったものがスロットのロック。マザーボードによって微妙に形は異なるが,押し下げるとグラフィックスカードが浮く点は共通であることが多い。ただ,筆者のPC内だとほぼ見えないうえ,指では押し込みににくい位置になる。右写真で赤丸内にスロットロックが見えないのは,邪魔なので破壊したため。大型グラフィックスカード向けの仕様ではない
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 キレイにグラフィックスカードを外したら,あとは手順を遡る形でZOTAC 3070 Twin Edgeを差し込むだけ……と言いたいが,ちょっと手順を変更することを推奨する。なぜなら,ZOTAC 3070 Twin EdgeのPCIe補助電源端子はクーラーの上端から奥まった位置にあり,取り付けたあとだとうまくPCIe補助電源ケーブルが入らなくて呪詛が漏れがちだからだ。そのため,先にPCIe補助電源ケーブルを接続してから,マザーボードに差し込む手順をお勧めする。

横幅がギリギリなPCケース対策として,PCIe補助電源端子は奥まった位置にある(左)。マザーボードと接続する前に,PCIe補助電源ケーブルを挿しておくこと
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PCIe補助電源ケーブルは,8ピン×2のコネクタが2つあるが,使用するのは1つのみにしたい
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 なお,ZOTAC 3070 Twin Edgeの場合,補助電源端子側が8ピン×2なので,電源ケーブルも1本から分岐した2つの8ピンコネクタを使用するのではなく,コネクタ1つずつにケーブルを割り当てて2本使用することが推奨されている。これは,電源側の負荷を複数のケーブルへ分散するのが目的だ。RTX 3070の要求電力は220Wと高いので,ケーブル1本に集中すると電源ユニットが耐えられないことがあるためだ。

持ちかたの例。一時的に置く場合は,ファンを上にすること
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 カード取り付け時の注意点は,ファンブレードに触れないようにカードの本体を持つこと。ZOTAC 3070 Twin Edgeは,90mm径と100mm径のファンを備えている。縦幅を活かして大型ファンを搭載することで,必要な冷却能力を得ているわけだが,ファンの可動部をうかつに触れると,破損の原因となりがちだ。
 なるべく両側面を鷲づかみで持ったり,側面と尾部の2点で保持してみたりするといいだろう。

PCIeスロットカバー側から,スロット(※赤丸内)位置を合わせて差し込む(左)。位置が分かりにくいときは,スマートフォンのLEDライトを点灯させて,PCケース内に立てかけて照らすと楽になりやすい。PCに取り付けたら映像ケーブルを接続し,電源を入れて側面のLEDイルミネーションが点灯したら画面を確認しよう
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 余談気味になるが,グラフィックスカードの換装にあたり,PC環境次第で重要となる電源ユニットについても触れておこう。
 グラフィックスカードを換装しようとしているPCは,いつ購入したものだろうか? グラフィックスカードの要求電力はどんどん高くなっているうえ,電源ユニットは基本的に消耗品であり,経年劣化で容量も減っていく。たとえば,購入したのが4〜5年前であれば電源の交換も検討に加えておこう。毎日モリモリと遊んでいるゲームPCの電源ユニットは,けっこうダメージが入っているものだ。

筆者が使用しているSeasonic製の「FOCUS PX-850」
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 ZOTAC 3070 Twin Edgeの最大消費電力は220W。これにCPUやマザーボード,ストレージの消費電力を加えると,ゲーム中のシステム全体の消費電力は350〜400Wになりやすい。つまり,電源容量が650Wの場合,経年劣化も考えると高負荷時には不安要素となる。まずはPCケース内の掃除がてら,電源ユニット側面にあるスペックシートを確認したり,WebサイトでPC購入時のスペック情報を確認したりするのをお勧めする。

FOCUS PX-850のスペックを示したシール(左)。製品やPC次第だが,大抵の電源ユニットでは,似たようなスペック表がどこかにある。見つからない場合はメーカー名や型番を見つけてネットで検索しよう。右はFOCUS PX-850のマニュアルで,グラフィックスカードとつなぐ補助電源ケーブルは,1本ずつ使用することを求めている
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 システム全体の消費電力を基準に2倍ほどの容量があるものを選択するのが,電源ユニット選びの要点だ。これくらいの容量があれば,電源ユニットの設計的にもバランス良く電力供給ができるので,安定した動作を見込める。もちろん,経年劣化による容量低下があっても余裕を持てるだろう。そのため,これから買う電源ユニットは,容量750Wか850Wが望ましい。ゲームと同じだが,余裕は大事だ。

 なお,電源ユニット単体で購入した場合,流行のフルモジュラータイプであれば,電源ユニットの製品ボックス内に必要なPCIe補助電源ケーブルがあるはずだ。フルモジュラータイプではなく,ケーブルすべてが電源ユニットから生えているタイプであれば,迷うことはないだろう。電源ユニットが付属するPCケースの場合,ケーブルはどこかに押し込まれている。
 もしPCIe補助電源ケーブルが足らない場合,電源ユニットを買い直す,もしくは買い足すことをお勧めする。ケーブル単体で販売されてもいるのだが,電源ユニットによって微妙に異なることもあり,基本的には買い直したほうが電気的なクリティカルなエラーとの遭遇率は大きく下がるのだ。


動作音も静かなZOTAC 3070 Twin Edge


 H210iに組み込んでZOTAC 3070 Twin Edgeを使ってみたが,「意外と静かだな」と感じる。GPU温度が低めで安定しているのも,ZOTAC製のアプリ「FireStorm」で確認できた。これは「IceStorm 2.0」と名付けられた冷却機構の効果が大きい。
 ZOTACのIceStorm 2.0は,GeForce RTX 20世代で登場したしたもので,6mmの銅製ヒートパイプを5本と大型ヒートシンク,複数の大型ファン,そして保護と放熱を兼ねるメタルバックプレートからなる冷却機構だ。GeForce RTX 20世代との違いは,ファンのブレード数が11枚になったことで,これにより冷却効率は10%向上しているという。

横から見ると,デカいファンとデカいヒートシンクとヒートパイプがよく分かる
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 ZOTAC 3070 Twin Edgeのデフォルト設定では,GPU温度が45℃以下の場合,ファンが停止するセミファンレス仕様だが,PCケースのエアフローがしっかりしていると,なかなかファンが回転しないほどで,ファンの効果を除いたヒートシンクの構造だけでも,高い冷却性能があると分かるだろう。

 グラフィックスカードの設定アプリであるFireStromは,ZOTAC公式Webサイトの製品情報ページから入手できる。ファン制御やオーバークロック動作を設定できるものだが,それらの機能を必要としないなら,インストールしなくてもかまわない。

FireStrom。左上にある「FAN SPEED」を使用するアプリだが,設定が分かりやすいとは言えないので,細かく制御したい人以外はスルーしてもいい。デフォルトのファンコントロールが優秀なので,必要性はあまり感じなかった
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FireStormのモニタリング機能(左)。自動オーバークロック機能(右)もあるが,よく分かっていないとグラフィックスカードを壊すだけであり、積極的に使用する理由はない
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 FireStromにおけるファンコントロールについて,少し触れておこう。FireStromでは,自動設定の「AUTO」と,回転数を任意のパーセンテージで固定する「MANUAL」,10℃刻みで回転数を任意のパーセンテージに設定する「ADVANCE」という3種類の選択肢がある。AUTO以外は,2基のファンを個別に設定することも可能だ。ちなみに,ファンコントロール上では100mm径のファンが「1」,90mm径のファンは「2」となっていた。

AUTOの例。PCケースを閉じた状態だと,ファンの回転数が65%を超えるまで,とても静かに感じるだろう。70%までいくと回転しているのが分かるものの,ヘッドフォンをしているとほとんど分からないはず
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 AUTOは45℃以下になるとファンが停止して,停止状態からGPU温度が60℃まで上がるとファンの回転が始まる。温度のピークでも,回転数は最大値の70%くらいに留まりやすい。というか,室温が24℃環境下だと,ほとんどのシーンで70〜75℃の範囲に留まっていた。ちなみに,回転数の下限は30%までだ。
 2つめのMANUALは,ファンの回転数を固定する設定だ。30〜100%間を1%刻みで設定可能だ。筆者が確認したところ,100mm径のファンは最大2800±100rpm,90mm径のファンは2900±100rpmが最大値の模様。次のADVANCEを設定する場合に,自分のPC環境でファンの音が気になり始める回転数を探るときに,MANUALを使用するといいだろう。

 3つめのADVANCEは,GPU温度の10℃刻みでファン回転数を10%間隔で設定する細かい設定だ。回転数の下限は40%になっており,それ以下に設定するとファンは停止する。そのため,なるべくファンが回っていてほしい場合は,30〜40℃を40%に設定して,10〜20℃を30%以下にすればいい。なお,ADVANCE設定時に片方のファンをAUTOにすると,残るひとつも強制的にAUTOに戻る。

ADVANCEの設定例。100mm径のファンは,30℃を切るまでは40%で回転させ,90mm径は停止設定にした(左)。右は,ファン2基とも30℃を切るまで40%の設定にした場合だ
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マニアから自作ビギナーまでお勧めできるZOTAC 3070 Twin Edge


ZOTAC 3070 Twin Edgeの製品ボックス
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 今回は,やや大型のグラフィックスカードとの比較も入れつつ,ZOTAC 3070 Twin Edgeをmini-ITX仕様のPCケースにインストールするまでを流れで見てきた。ZOTAC 3070 Twin Edgeは,あまりPCケースを選ばないサイズが魅力で,RTX 3070搭載カードとしては重量も軽めなので,マザーボードにかかる荷重も気にしなくていい。そのうえ,コンパクトながら冷却面でも妥協しておらず,PCケース内のエアフローをきちんと確保できているのであれば,熱が絡む問題との遭遇率は極めて低いだろう。

 こうした特徴から考えると,ZOTAC 3070 Twin EdgeはPC自作に慣れている人だけでなく,グラフィックスカードの交換が初めてという人にも,とても適した製品と言えよう。実勢価格も税込7万円弱と,RTX 3070搭載カードとしては手の届きやすいラインになってきている。気になるゲームタイトルに備えてGPUの強化を検討しているのであれば,コンパクトでも性能に妥協のないZOTAC 3070 Twin Edgeをチェックしてほしい。

ZOTACのZOTAC 3070 Twin Edge製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    ZOTAC GAMING(旧称:ZOTAC Gaming)

  • 関連タイトル:

    GeForce RTX 30

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