プレイレポート
[gamescom]戦闘システムが一新された「アサシン クリード オリジンズ」プレイレポート。最新作はハクスラ的な成長要素も持つ作品に
ちなみに,今回用意されていたハードはXbox One Xのデモ機だった。
オリジンズは,シリーズ作品でこれまで語られてこなかった,アサシン教団の起源に関するエピソードを描いたものになるという。戦闘システムに変更が入るほか,多種多様な武器をシームレスに交換しながら複数の敵を一度に倒せるといった要素も発表されている。古代エジプトを探索しながらアサシンのスキルを捜すといった“探索”も注目の要素である。
今回,プレイを始めて真っ先に気付いたのは,これまでのシリーズ作品から操作系が一新されていることだ。シリーズ作品の経験者なら違いが分かると思うが,オリジンズでは攻撃の操作がゲームパッドの右ショルダー部にまとめられており,[RB]ボタンが弱攻撃,[RT]ボタンが強攻撃になっている。敵の攻撃は,[LT]ボタンでガードするか,[B]ボタンでパリィするか,[X]ボタンで回避することになる。
また,今作にはカウンターが存在しない。過去の作品ではカウンターを使えば楽に敵を倒せたため,敵の攻撃を待つという戦法が有効だったが,オリジンズではそうもいかないのだ。
どちらかというと,敵の攻撃を空振りさせてその隙を突き,反撃される前に退くといった形である。よりアクション性の高い戦闘システムになり,時代劇の殺陣ライクな戦闘を繰り広げるアサシンの姿は,見る影もなくなった。
そしてカウンターがなくなったことで,実質,敵は手強くなっている。そのため,これまで以上に暗殺の意味合いが大きくなった。オリジンズでは,ある程度上位の敵(経験者なら“キャプテン級”と言えば分かるだろう)であっても暗殺で仕留められるので,まともに対峙したら苦戦しそうな相手は,積極的に暗殺を狙うと良さそうだ。
安全に暗殺を遂行したければ,あらかじめ敵の配置を把握する必要がある。
これまでのシリーズ作品では,敵の配置は高所へ移動してその目で確認しなければならなかったが,オリジンズには「鷹」という心強い味方がいる。鷹を飛ばして周辺の敵をマーキングしておけば,常に位置が把握できるのである。暗殺プレイ(?)にはかなり有効だ。
また戦闘システムの一新に合わせて,本作には新たに「ルート(loot)システム」が追加されている。装備品は,敵を倒したり宝箱を開けたりすることで入手でき,レア度に比例して性能が高い。戦闘や探索を繰り返して装備を少しずつ更新していく面白さは,ハック&スラッシュ系のゲームに通ずるものがある。
さらに,これまでのアサシンクリードは,キャラクターの育成を主軸にした作品ではなかったが,今回はスキルツリーによって自分のスタイルに合わせたキャラクターの育成を楽しめるようになった。要するにアサシンクリード オリジンズはただのアクションゲームではなく,アクションRPGなのだ。
いろいろと変化の多い本作だが,パルクールの楽しさや,街並みの美しさといったシリーズの特徴はしっかりと受け継がれているので,新しくなった戦闘システムがファンに受け入れられるかどうかで評価が分かれそうだ。国内発売は2017年10月27日なので,その日を楽しみに待ちたい。
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(C)2017 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Assassin’s Creed, Ubisoft, and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the US and/or other countries.
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