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EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN公式サイトへ
  • ディースリー・パブリッシャー
  • ユークス
  • 発売日:2019/04/11
  • 価格:パッケージ版:7800円(税別)
    ダウンロード版:通常版 7800円(税込)/ デラックスエディション 8800円(税込)/ アルティメットエディション 10800円(税込)
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「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」プレイレポート。爽快感はそのままに,新たな試みを取り入れた意欲作だ
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印刷2019/04/11 00:00

プレイレポート

「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」プレイレポート。爽快感はそのままに,新たな試みを取り入れた意欲作だ

 2019年4月11日に発売される「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」のプレイレポートをお届けしよう。ナンバリングの「地球防衛軍」とは別の世界で繰り広げられる戦いは,人間と巨大生物,そして反乱勢力との三つ巴。群がる巨大生物を重火器で吹っ飛ばす爽快感はそのままに,新たなシステムと兵装で楽しめるのだ。

画像(001)「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」プレイレポート。爽快感はそのままに,新たな試みを取り入れた意欲作だ

 「地球防衛軍」は,サンドロットが開発し,ディースリー・パブリッシャーが販売するアクションゲームだ。リアルな街並みに巨大なアリやクモ,UFOが攻めてきて,それを地球防衛軍が迎え撃つ。いい意味でB級映画的な設定と,無数の敵を吹っ飛ばす爽快感がウリのシリーズ作品である。2000円の低価格帯ゲーム「SIMPLE2000シリーズ」の1作品としてスタートし,人気を博して独立シリーズになったという珍しい経緯を持つことでも有名だ。

 そんな「地球防衛軍」シリーズには,サンドロット以外のデベロッパが開発した外伝的な作品が存在する。アメリカのVicious Cycle Softwareが開発した「EARTH DEFENSE FORCE:INSECT ARMAGEDDON」,そして日本のユークスによる本作「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」(以下,EDF:IR)がそれで,スマホアプリ「TAP WARS:地球防衛軍4.1」や縦スクロールシューティング「地球防衛軍4.1 ウイングダイバー・ザ・シューター」といった,他ジャンルの作品を除けば,8年ぶりの外伝作となる。

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 ユークスは,アメリカンプロレスを題材とした「WWE 2K19」,ハリウッド映画をゲーム化した「パシフィック・リム」など,海外を中心に活躍しているデベロッパだ。それだけに,本作もグラフィックスやストーリーに,どこか海外ドラマ的なテイストが漂っている。


ナンバリング作品とは別世界で展開する,新たなるEDF


 本作の舞台となるのは,「地球防衛軍」のナンバリング作品とは別の世界だ。未知の侵略者「アグレッサー」が放つ巨大生物によって,地球の国家は壊滅。生き残った人々は地下都市で細々と暮らしている。
 地球を守るために組織された「アースディフェンスフォース」(以下,EDF)は,新動力「エナジーコア」を用いた戦闘用強化外骨格「PAギア」を使い,散発的にアグレッサーと交戦を続けている状態だ。

 主人公「クローサー」は,かつて行われた一大反攻作戦の生き残りである。特別なエナジーコアを使って絶大な戦闘力を発揮できる,切り札的な存在だ。「ブラスト小隊」に所属して各地を転戦するクローサーだが,そこにEDFを裏切った人間で構成された反乱勢力「カインドレッド・レベリオン」も加わり,戦いは三つ巴の様相を呈していく。

主人公・クローサーは7年前の一大反攻作戦に参加。敵の戦力は強大で,部隊は全滅してしまうが,仲間から特別なエナジーコアを受け継ぐ
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クローサーは特別なエナジーコアの力「オーバードライブ」で,敵の浮遊要塞「ハイヴクラフト」を単身破壊するが,爆発に巻き込まれて7年間も眠り続けることに
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 ゲームの軸となっている部分はナンバリング作品と同じで,“良い意味でのB級映画っぽさ”が楽しい,爽快なアクションだ。本作の敵はとにかく大きく,数で攻めてくる。大きなアリが体液をぶちまけつつ吹っ飛び,巨大ロボが炎とともに沈み,巻き添えを食って街が破壊されていく様は,本当にB級映画をみているようだ。

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 敵の大群を倒したところにさらなる増援が来たり,空を覆い尽くす巨大要塞「ハイヴクラフト」がロボット軍団を投下してきたりと,本作のアグレッサーも他シリーズ作品に負けない過激な攻撃を仕掛けてきて,シリーズ名物である絶望感を与えてくれる。こうした状況から逆転する「地球防衛軍」節は本作でももちろん健在。絶望があるからこそ,プレイヤーの心は高揚するのだ。


特殊能力「エナジームーブ」で,過激な戦場を生き延びろ


 本作の独自要素は,「キャラクターメイキング」,そしてPAギアと特殊能力「エナジームーブ」,反乱勢力として登場するカインドレッド・レベリオンとの三つ巴戦,そして「エナジージェム」やクレジットによる買い物要素が挙げられる。カスタマイズの幅が広がり,プレイが派手になり,巨大生物を倒すモチベーションがアップしているのだ。

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 これまでのシリーズでは,兵科の性別が固定されており,かつ素顔はヘルメットに遮られて基本的に分からないという状態だった。そこに対して「EDF:IR」では,“装着するPAギアによって兵科が変わる”という設定なので,ベースとなる自分のキャラクターを作れるのだ。
 キャラクター作成では,性別や体型,髪型に声などを自由に設定できる。アニメっぽい髪色のツインテール美少女,歴戦の風格を漂わせるオッサン,海外映画を思わせるスキンヘッドの女性兵士など,自分好みの主人公にできる。ちなみに,見た目は海外風というか全体的に濃ゆい印象だ。

 お気に入りの外見は「プリセット」と呼ばれる9つの枠に保存できるうえ,ゲーム中でも自由に変更が可能だ。ステージごとに性別を変えつつ出撃するといったこともできる。また,服装を変えられるほか,ヘルメットを外して出撃も可能だ。PAギアの色を変えたり,ステッカーを貼るのも自由なので,マルチプレイではお互いに自慢のキャラクターを見せ合うのも楽しいだろう。

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 本作の兵科(PAギア)は,歩兵的な役割を持つ「トルーパー」,空飛ぶ「ジェットリフター」,二丁銃かつ重装甲の「ヘビーストライカー」,ワイヤーで立体機動ができる「プロールライダー」の4種類だ。それぞれのPAギアには,エナジームーブという特殊能力が用意されており,従来作でいうウイングダイバー的なリソース管理が必要になる。
 このエナジームーブが一定時間使い放題になるのが,各ステージで1度だけ使える「オーバードライブ」。効果中は体力の自動回復,リロードの高速化など超強化されるため,うまく使えば大逆転が可能だ。

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一定時間プレイヤーが強化される「オーバードライブ」はまさに切り札
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 ここからは各PAギアの特徴を紹介していこう。

●トルーパー
 地上で戦う歩兵で,シリーズにおけるレンジャーに相当する,ベーシックなPAギア。今回は陸戦における機動力に優れている。エナジームーブは短距離の高速ステップである「E-ダッジ」で,大型の敵から狙われたときに,攻撃を回避するのに重宝する。加えて,「地球防衛軍5」のレンジャー同様,[L3]ボタンでゲージを使わず走り回れるため,スピーディに戦える。また,アイテム類を多く持てるため,乗り物の要請から体力の回復まで柔軟な対応が可能だ。

「E-ダッジ」は敵の攻撃を回避できる。本作では,大型の敵の一撃が痛いため,的確な回避が重要だ
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●ジェットリフター
 シリーズにおけるウイングダイバー(ペイルウイング)に相当する飛行兵。エナジームーブである「E-フライト」は空中を飛ぶというもの。操作感はウイングダイバーとよく似ているが,武器を使ってもゲージが減らないのが最大の違い。ダッシュは素早いが,かなりの速度でゲージを消費する。

空を飛ぶ「E-フライト」は,ゲージを消費して推力を得る
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●ヘビーストライカー
 重装備のパワフルなPAギア。選んだ武器が何であっても,両手に1丁ずつ装備する。スナイパーライフルを2丁拳銃の如く乱射したり,6連ミサイルランチャーを両手に持って12の目標へ斉射したりと,とにかく豪快だ。エナジームーブは2種類あり,1つ目は鈍重な歩行を補い高速移動が可能となる「E-スラスター」,2つ目が前方にバリアを張る「E-フィールド」で,敵の攻撃が激しい本作では頼もしい機能だ。
 ある程度ゲームを進めないと使用できないうえ,“リロードが遅くなる”“スナイパーライフルのスコープを覗けない”といったデメリットもあるが,総じて安定性が非常に高く,扱いやすいPAギアである。こんな豪快さんがマルチプレイで4人揃ったらどうなってしまうのか,今からもう楽しみで仕方がない。

ヘビーストライカーはどんな武器でも2丁持ちになる
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2丁持ちは大型目標に対して効果的(左)。E-フィールドは敵の攻撃を防ぎつつ,こちらの銃弾は通してくれるという夢のバリアだ(右)
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●プロールライダー
 ビルの谷間を飛び回り,巨大生物を操る異色のPAギア。エナジームーブの「E-ニードル」は,ワイヤー付きのアンカーで,打ち込んだ場所に高速移動が可能で,その様は「進撃の巨人」や「スパイダーマン」を彷彿とさせる。ビルに打ち込んで屋上へ上ってから狙撃したり,敵の身体に打ち込んで距離を詰めたりと,変幻自在の機動が可能だ。また,溜め中の無防備な状態をE-ニードルの高速移動で補えるため,ソードとの相性も良い。
 オーバードライブでは「ストームアント(巨大アリ)」「ウルフスパイダー(巨大クモ)」「デスストーカー(巨大サソリ)」に乗り込んで戦える。扱いは難しいが,ポテンシャルは高い。

プロールライダーのE-ニードルは敵や建物に突き刺し,一気に間合いを詰められる
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オーバードライブを使えば,巨大アリ(左)や巨大サソリ(右)に乗って戦える。別行動も可能だが,そうするとオーバードライブゲージの消費が早くなってしまう
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 また,武器や装備のセッティングが従来作より自由になっている。武器が全PAギアで共通になっているのに加え,近作では「エアレイダー」の領分だった,乗り物の要請や兵器の設置を誰でも行えるため,マルチプレイも盛り上がりそうだ。
 また,すべてのPAギアで[L3]ボタンを押せば「地球防衛軍5」のダッシュに相当する高速移動もできる。加えて前述の通り,どのPAギアでも乗り物を要請できるうえ,旧作のようにマップ上に乗り物が置かれていることもあるため,移動がスピーディになっているのだ。

戦車や飛行機といった戦闘ビークル(乗り物)も健在
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第3勢力「カインドレッド・レベリオン」の存在が物語とプレイにメリハリを与える


 ストーリーについては,人類の反乱勢力であるカインドレッド・レベリオンが世界観に深みを与えている。カインドレッド・レベリオンは,前回の作戦でEDFに使い捨てられた人々が集まって結成した武装集団である。異星人のアグレッサーを共通の敵としながらも,巨大生物の体から採れるエネルギー鉱石「エナジージェム」を巡りEDFと争っているという複雑な関係だ。

 EDFが巨大生物と戦っている中にカインドレッド・レベリオンが出現して三つ巴の戦いになったり,一時的に休戦協定を結んで共闘するようなこともあり,展開にメリハリを与えてくれる。リーダーのファイザは,ブラスト小隊の隊長であるタクマと過去に因縁があるようで,2人の物語がどのような結末を迎えるかも楽しみなところ。彼らの主力は二足歩行のロボット「ウォーメック」。ミサイルや機銃といった現代兵器との戦いはシリーズにありそうでなかったもので,新鮮に感じられた。

「カインドレッド・レベリオン」はEDFとエナジージェムを奪い合う
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「カインドレッド・レベリオン」の主力兵器は二足歩行の「ウォーメック」
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「ウォーメック」の弱点は頭の上。乗ってしまえばグルグル回るだけで何もできなくなる
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巨大生物を倒してがっぽり稼ぐ


 本作の大きな特徴は,「クレジット」とエナジージェムを使った買い物の要素だ。クレジットはステージをクリアすれば支給され,エナジージェムは赤・黄・青の3色があり,巨大生物を倒すとドロップする。
 武器には「1万2000クレジットと黄色エナジージェム150個」という感じで値段がついており,エナジージェムは別の色のものでは代用できない。そのため,効率よく稼げるステージをエナジージェムの色ごとに把握しておき,足りない時には調達に行くといったことも,時には必要になる。
 ドロップしたエナジージェムは自力で回収しなければならないため,エナジームーブや乗り物,ダッシュなどを駆使して取り逃しのないようにしたい。

武器の購入(左)やPAギアの強化(右)など,戦力強化にはクレジットとエナジージェムが不可欠
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 服はクレジットのみで買えるが,戦闘能力に影響を及ぼさない。武器を買って戦力を強化するか,オシャレを楽しむかが悩みどころだ。乗り物やアイテム,設置武器といった支援アイテムも消費系で,使うたびにステージ報酬からクレジットが減額されていく。
 戦車や飛行機はもちろんのこと,体力回復アイテムもタダではない。目標とする武器がある場合は少しでも節約したいが,やられてしまっては元も子もないので,こちらも悩ましい。国家が崩壊し,人々が厳しい暮らしをしているという設定がプレイにも活かされているというわけだ。

服はクレジットのみで購入できる(左)。良くも悪くも,男女の区別はない(右)
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 本作をプレイして感じるのが,ナンバリング作品へのリスペクトと差別化である。序盤から中盤への物語の展開や,直撃を受けたUFOがくるくる回りながらすっ飛んでいく様,独特の挙動をするイベント時のカメラなど,ナンバリング作品をリスペクトしたところが多々見受けられる。
 その一方で,第3勢力であるカインドレッド・レベリオンの存在や,買い物システム,そしてすべてのPAギアでリソース管理を求められるエナジームーブについては,差別化の意志を強く感じられる。

 そのなかでも印象的なのがエナジームーブである。PAギアごとの特性が際立つものになっており,うまく使うとプレイがスピーディかつ派手になっていくため,上達したいというモチベーションが強く感じられた。
 一方,難度はNORMALでもやや高めという印象である。敵の攻撃で吹っ飛ばされた時は,ゲージを消費して受け身を取れるのだが,無敵時間が存在しないようで,下手に使うと“体力が減ったうえに,受け身でゲージも減少し,状況はとくに有利になっていない”というじり貧状態になってしまい,テンポが削がれるのが気に掛かった。

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 また,エナジージェムは自力で回収しなければならない。ステージ終了後にある程度回収するための時間が用意されてはいるのだが,大乱戦であちこちにエナジージェムが散らばってしまうと,すべてを手に入れることは難しい。しかも,回収率はクリア時の評価にも直結するのだから厄介である。
 自力回収はシリーズのお約束とはいえ,エナジージェムを吸い込むなど,なんらかの補助的な手段が用意されていてもいい気がした。敵の中には,人間の入ったカプセルを装着した巨大メカや,弾を撃ち込まれると反撃してくる「ピラー」など“撃ってはならない”ものも存在する。とくに後者については,味方兵の流れ弾にも反応するため,こういった“プレイヤーにはどうにもできない”部分が少しもどかしく感じた。

このステージでは人間の入ったカプセルを撃たず,巨大メカの足を狙わなければならない(左)。そびえ立つ「ピラー」は弾が当たると強烈な反撃をかけてくる(右)
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 ステージ終了後のロード時には,隊員の会話や,シリーズおなじみの戦時報道を通して世界観が語られる。EDFが一般人よりもスポンサーの住む地域を重点的に防衛したり,EDFからカインドレッド・レベリオンへ鞍替えする裏切り者が続発したり,「アントレース」(巨大アリを使った競馬のようなもの)なる賭け事で散財した兵士が愚痴をこぼしたりと,ナンバリング作品よりも人間の暗い側面に焦点が当てられているのが,とても興味深いところ。

 いずれにせよ,「地球防衛軍」シリーズの新しい展開というわけで,シリーズファンはもちろんのこと,爽快で遊び応えのあるアクションゲームを求めている人にもオススメの一本だ。

「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」公式サイト

  • 関連タイトル:

    EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN

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