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ライブの思い出話でファン大興奮!“「KING OF PRISM Rose Party 2018」あの感動をもう一度! プリズム☆シネマパーティ”のトークショーをレポート
本イベントは,2018年6月10日にアリーナ立川立飛で行われたTVアニメ「KING OF PRISM」シリーズのスペシャルトーク&ライブイベント「KING OF PRISM Rose Party 2018」の映像を,劇場でもう一度楽しめる催しだ。キャストによるトークコーナーや青葉 譲氏(菱田正和氏の別名義)書き下ろしの朗読劇,会場を奮い立たせたライブなどが,あらためてじっくり鑑賞できる。
本稿では,上映後に行われた出演キャストによるトークショーの模様をお届けしていく。
上映後,盛大な拍手でステージに迎えられた寺島惇太さん(一条シン役),五十嵐 雅さん(鷹梁ミナト役),永塚拓馬さん(西園寺レオ役)は,それぞれの自己紹介を終えると,時間の許す限り,「KING OF PRISM Rose Party 2018」での思い出を振り返った。
バラエティコーナーや朗読,ライブをとおして,キャラクターたちの魅力がたくさん詰め込まれた「KING OF PRISM Rose Party 2018」。なかでも新曲などが披露されたライブパートは,ファンの心を大いに奮い立たせた。
しかし,そんな2人に「自分も……」と五十嵐さん自身も引っ張られるように,「氷上白浪男」を1つのエンターテイメントとしてファンに届けられたと話した。
なお,五十嵐さんが自分の個性として見出したのは「筋肉」だという。「氷上白浪男」の特徴である小道具の番傘を使用したさばきのなかで,筋力が必要だと結論に至ったようだ。自宅で練習していた際に,蛍光灯を割ってしまったというお茶目なエピソードで会場に笑いを提供しつつ,曲への向き合い方を語ってくれた。
この2曲に対し永塚さんは「桃色MAXジャンプ!」はキャピキャピと,「サプライズ・デコレーション」は曲の雰囲気のとおり,優しさをファンへ届けられるよう歌唱したという。また,曲中の“プレゼントを実際に持つ”といった振り付けが「結構楽しかったです」とも話していた。
そして「KING OF PRISM Rose Party 2018」が初参加にもかかわらず,圧倒的なパフォーマンスを披露した蒼井翔太さん(如月ルヰ役)の話題も飛び出した。
“まるで本物のルヰがそこにいた”かのような蒼井さんのステージを観て,寺島さんは「自分も頑張らなきゃな」と励まされたという。また,蒼井さんの外見に対して「美しいお肌を見て,メンズエステに行かなきゃと思った」と話し,五十嵐さんから「そこ!?」とのツッコミが入る場面も。
そんな寺島さんと蒼井さんが2人で歌唱する「CRAZY GONNA CRAZY」は,去年の「Animelo Summer Live 2017」でショートバージョンが披露されている。寺島さんは隣でパフォーマンスする蒼井さんの魅力に見惚れつつ,自分自身も一緒に引き上げられている感じだったと,そのときの様子を話した。
次に話題になったのは,新作の台本を用いて行われた朗読パートだ。朗読中に五十嵐さんが本人役で登場するなど,爆笑必至だった内容に,どこからどこまでが台本でアドリブなのかファンも気になっていた様子。そんな空気を察知した五十嵐さんが,台本にト書でキャラクター名ではなく「五十嵐 雅」と書いてあったことを明かしてくれた。
朗読劇のなかで,役として“自分”を演じなければいけないという事態に,五十嵐さんは頭を抱えたそう。加えて共演者からのドSな無茶ぶりもあったが,五十嵐さんの機転でなんとか乗り切ったと話した。きっかけは台本どおりかもしれないが,相当なアドリブが展開されていたことが出演陣の発言からうかがえる。
「KING OF PRISM Rose Party 2018」の最後に解禁された劇場版アニメ「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」公開の情報には,大盛り上がりとなった会場。発表時は,出演者も舞台袖で初めて目にする映像を眺めており,ファンと一緒に盛り上がっていたと,そのときの様子を振り返った。
ファンの歓声に,「会場が揺れるくらいの声が聞けて嬉しかったです」と話す永塚さん。また,事前に情報を知っていたという出演者たちは,ファンへ伝えられるのをまだかまだかと待ち構えていたという。ファンと一緒に作りあげて来たからこそ,この情報を一目散に伝えたかったと語る出演陣の想いに,胸が熱くなる。
トークショー終盤には,2019年に公開される「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」への意気込みをそれぞれがコメント。上映時期が来年の春からということを踏まえて,永塚さんは「新しい始まりにピッタリな時期かなと。エーデルローズも新学期になっているかもしれませんし,みなさんと一緒に時を歩んでいけたらなと思います」と実際に生活する時の流れと,「キンプリ」で始まる時の流れをリンクさせて楽しんでもらえるようにとファンに呼びかけた。
「KING OF PRISM Rose Party 2018」の映像を,自宅でも見返したという五十嵐さん。無我夢中でステージに立っていたためか,あらためて観ると自分が長い尺を使っていたことに気づいたという。それでも受け入れてくれているファンや,共演者の姿を観て「この愛はなんなんだ」と,おどろきと感謝の気持ちを口にした。
最初はキャラと自分の見せ方に葛藤もあったそうだが,新たな船出となった新作では気持ちを一新して,ファンへまだ見ぬステージを届けられるよう挑戦していきたいと話し,「これからも新たな共有,シェアをさせていただけたらと思います」と締めくくった。
出演者やスタッフが「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」に懸ける熱意,情熱は図り切れないもの。そんな全員の想いを代表した寺島さんは,「溢れんばかりのプリズムの煌めきが,みなさまのもとに届くその日を,今か今かと待ちわびている状態です」と,声高らかに話した。
ファンと一緒に,また劇場で「KING OF PRISM」という作品を楽しみたいという気持ちを,早くも持ち合わせているのが伝わってくる。また,TVアニメも放送されることに関しては「戸惑いを持ちながら初めて観る人にも,優しく教えていけたらいい」と続けた。
終始,ファンへの感謝の気持ちを口にする3人。これまで応援してくれたファンがいるからこそ今がある,そして新たな道も輝きに満ちている……といった出演陣の熱い想いが感じられる時間になっただろう。
最後は,おなじみのコールアンドレスポンス「レディースパーキング」で締めることに。寺島さんの「それじゃあ新作もいきますよ!」を合図に,出演陣3人が「レディー」とコールすると,ファンから「スパーキング」とレスポンスが返り,会場が一体感に包まれたところで本イベントは終幕した。
「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」公式サイト
(C)T−ARTS / syn Sophia / キングオブプリズム製作委員会
(C)T−ARTS / syn Sophia / エイベックス・ピクチャーズ / タツノコプロ / キングオブプリズムSSS製作委員会