プレイレポート
いっぱしになれる「ドルフロ」初心者指南の報告書! 付録は,これだけは知っておきたい“歴戦指揮官の35か条”
本稿は,2018年8月1日の配信開始から界隈で大盛り上がりしている,サンボーンジャパンのスマホゲーム「ドールズフロントライン」(iOS / Android。以下,ドルフロ)の解説記事です。
今この瞬間にダウンロードしてるよって人に教えとくと,ドルフロはほんのちょっとだけどうしようもない世界の中で,可愛い人形の女の子たちがカッコいい銃を持って,悪い人形である鉄血のクズどもをぶっころすゲームです! ジャンル的にはRPG,シミュレーション,ストラテジー,なんとでも言える感じの楽しいゲームですね。
しかし,ドルフロは見た目のキャッチーさとは裏腹に,非常に硬派なゲーム内容です。この1か月,プレイヤー間でも「遊び方がわかんない!」の声をチラホラと耳にしました。そこで「こりゃいかん!」の想いに突き動かされ,本作を遊びはじめたばかりの指揮官に向けて“初心者指南の報告書”をしたためました。これで疑問を解消し,いっぱしの指揮官になっちゃってください!
ちなみに付録の“これだけは知っておきたい歴戦指揮官の35か条”では,より本格的なTIPSに踏み込んでいます。「俺は初心者なんかじゃねえ!」という人たちは,ぜひともこちらに目をとおしていただければ嬉しいです! この機会にみんなでドルフロへのリテラシーを高めて,鉄血のクズどもをたくさん地獄に堕としましょう!
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
公式サイト
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
ダウンロードページ
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
ダウンロードページ
「ドルフロ」4Gamer内サテライトサイト
戦力を知りましょう!
ゲームをスタートしたら,なんと簡単なチュートリアルを体験できます。なので,ゲームの基本事項は割愛しますね。完全な初心者さんへの最後のフォローとしましては,「新兵ログインボーナスは毎日受け取ろう」とだけ伝えておきます。はいっ,これで完全な初心者はもういなくなりました!
なお,ドルフロは元々「少女前線」のタイトル名で,2016年から中国大陸(以下,中国)にてサービスが開始され,すぐさま人気に火がつき,台湾や韓国にと伝播し,2018年になって北米入りし,さらに遅れて日本でもようやく配信されたという背景があります。
そのため,ネット上には配信直後にもかかわらず,海外勢からのアドバイス,海外版を遊んでいる人の動画,それらを仕入れた個々人の意見,俺が俺がと言わんばかりの攻略Wikiの乱立と,現在と未来が混在した有象無象の情報が先行し,検索画面いっぱいに溢れている始末です! 実のところ,本稿もそれらと遜色のない被り方をしていますが,なるべく体感を優先した“ならではの参考記事”を目指します!
・自分の戦力を見て,考えよう!
・作戦攻略のコツは,金から銀!
・人形強化と編制拡大を知ろう!
・餌も資源も,放置して貯めれ!
・効果的なアプリ内課金を伝授!
このページでは「ゲームをはじめて,とりあえず進めたけど,なんかいろいろ分からんし,用語も意味わからん」という,悩めることが山積みの人たちをフォローしていきます。まずはじめに,攻略の基盤である“自分の戦力”をどのように見て,考えて,組み立てていくのかをササッと解説していきますね!
指揮官(プレイヤーのことです!)は「戦術人形」と呼ばれる女の子たちを5人まで組み合わせて,ひとつの部隊を作ります。しかし,種別が意味わかりませんよね! 銃器に疎ければ名前すら意味不明です! というわけで,それぞれの役割を手短に覚えておきましょう。とくに銃種の英字略称はどんな場所にも頻出するので暗記しましょう。
■ハンドガン(HG)
バフと夜の専門家。「かわいい! つかう!」以外の理由では,序盤に出番なし。第一部隊がLV70になったら育てはじめましょうね!
■サブマシンガン(SMG)
高いHP&回避のメイン盾。1人〜2人は絶対用意です。すぐに指揮下に入る「ステンMK-II」「スコーピオン」でOKです。臭いけどね!
■ライフル(RF)
仲間の後ろから敵後列を撃ち抜く卑劣なスナイパー。1人〜2人いてもいいですし,いなくてもいいです。HGと一緒に育てると効率的!
■アサルトライフル(AR)
主力アタッカー。1人〜3人くらい入れましょう。RFより強いとかではないです。バランスの塊なので「迷ったらまずAR」ってだけです!
■マシンガン(MG)
MGはDPSにおいて最強。でも大食いなので,序盤に出番なし。むしろ使わないほうがよいね。ゲームを遊ぶための資源すら食われますよ!
■ショットガン(SG)※2018年8月時点では未実装
回避タンクならSMG,耐久タンクならSGです。ダメージ無効型です。未実装です。シナジーがMG⇔SGなのでMGがますますオススメできぬ!
最初はこれくらいの覚え方で十分です! 次はこれらの人形をどのように組み合わせるのかですが。
■SMG 2人+AR 3人
■SMG 2人+AR 2人+RF 1人
序盤はどちらかがオススメです! といっても,手持ち次第でいくらでも崩していいです。究極的には「SMG 1人+AR 1人+あと3人」を守ればどうにかなります。
人形の並べ方を「陣形」と呼びますが,基本形は「後列にAR/RFを3人,中列にSMGを2人,前列は理由がないなら使わない」のF字型,B字型です。
バフの範囲次第で崩してもいいですが“最前列となるのは必ずSMG”にしましょう。SMG以外は被弾に弱いので即病院送りです。「HGでも可能」はLV90以降からの話なので序盤はご法度です。「なぜダメなの?」と思ったら実際にやってみましょう。よく分かりますよ!
バフってのはそれぞれの人形が持っている「後ろの子の火力10%UP」などですが,ゲームの進捗度で言うと,第一戦役「1-6」くらいまで深く考えなくてOKです。序盤はチームワークよりも個の力です。どうせ2-6くらいで強制的に考えるはめになりますし! 考えるのが面倒な人は,その間のモラトリアムをたっぷり享受しておきましょう。
個性的な少女たちは「人形製造」か「ドロップ」で入手します。ドロップはお目当てによりますが,作戦画面に表示されるドロップ情報は,ロト6の当選番号くらい信用してはいけません。願望は厳禁です。☆3くらいならちょっとは期待してもいいですが,やることなくなったあとに挑むエンドコンテンツと捉えておかないと苦しむだけ!
で,本命は製造なわけですが,製造には「人形製造契約」と「人力/弾薬/配給/パーツ」を使用します。いずれも入手方法には事欠きませんが,基本はコツコツです。弾薬などの資源を使いすぎると戦闘にすら出られなくなるので,ほどほどが肝心です。製造は1日4回のデイリー任務を基準として節制し,自分へのご褒美で豪快に放出しましょう!
製造に使う資源の数量は,自由に入力できます。「〜〜のレシピだと,〜〜が出やすい」という仕組みですが,あくまで“統計的に出やすいとされる一桁%以下の排出確率”です。いろいろな意味で,でないもんはでません! 巷にはさまざまなレシピが氾濫していますが,最初は下記の3種を覚えておけば問題ないです。
■「万能レシピ」
人力430,弾薬430,配給430,パーツ230
■「ARレシピ」
人力91,弾薬400,配給400,パーツ30
■「HGレシピ」
人力130,弾薬130,配給130,パーツ130
実のところ,万能レシピは無駄が多かったりしますし,お目当ての人形を可能なかぎり狙い撃ちできるレシピも存在したりしますが,面倒だし,覚えなくていいでしょう!
そもそも製造画面の「製造履歴」を押して,他人の“私はこのレシピでこの娘を出しました”を1タップで適用するほうが楽です。細かい調整は,資源運用のアレコレを気にするようになってからでいいです。ただし,資源をALL999で投入する「ネゲヴチャレンジ(偽)」などは,鉄血のクズどもがばら撒いてる偽計に違いないので真似しないように!
それと忠告です。人形の入手・育成の状況は人それぞれなので,誰かのオススメをまま使うのはとても難しいです。よくある「オススメの低レア編成」で満足できるのなら構いませんが,それ以外は要労力です。ネットで検索するだけ時間の無駄です。自分が手に入れた好きな子を使いたいのなら,目で見て,頭で考えましょう。
安心できる答えと約束された将来がないと歩き出せない人は,どうぞじっくりと調査するとよいですが,そんな時間を使うよりも手持ちのカードでどうにかしたほうがよっぽど最前線っぽいかもしれませんね!
ゲームを進めれば確実に手に入るSMG「ステンMK-II」「スコーピオン」,AR小隊の「M4A1」「M4 SOPMOD II」「ST AR-15」「M16A1」,新兵ログインボーナスや指揮官LV報酬でもらえるRF「M14」,120円のアプリ内課金でもらえるAR「FAL」などは,どこでもオススメされている鉄板人形です!(※45姉やAR-15のことではありません。失礼すぎる!)
しかも,定型句のオススメではなく「使ってないほうがヤバくね?」といったくらい単純に強力です。とくにAR小隊とM14とFALは。手持ち次第で優先しましょう!
編成については“こういう風に組み合わせる”の例をいくつか紹介しておくだけとします! 部隊のコンセプトを見極めてから,周囲を固めていくのがベストです。実際はレアリティを無視して選別するほうが,選択肢が豊富になります!
○M4A1+UMP45+AR 2人
M4A1カービンを持ったアホ面の人形(by 処刑人)こと,確定入手の主人公「M4A1」は,ARでありながら「ARへの火力・会心バフ」を備えています。さらに裏の主役とも言える404小隊「UMP45」の「ARへの火力・会心バフ」も重ねれば,AR集団による“鉄血のクズをぶっころし隊(笑)”の完成です! M4を使うならARの数を増やしてDPSを高めるべし!
○ST AR-15+Five-seven
確定入手の「AR-15」と,2018年9月4日まで実施予定のイベント「夏のきらめき」で入手可能な,☆5 HG「Five-seven」の組み合わせです! AR界のMG1号こと,射速の鬼であるAR-15の射速をさらに伸ばすパーツです! Five-sevenに関しては海外勢いわく「持ってないと指揮官としての人権を疑われる(笑)」らしいので絶対手に入れましょう!
○416+Vector(スコーピオンでも代用可)
Vectorが416の火力バフを受けて,必殺の「焼夷手榴弾」を投げる,大人気火力コンビです! 射速バフを受けた416も相応の強さになりますが,焼夷手榴弾の当たりどころによってVectorがダメージレート50%でぶっちぎりのMVPに輝きます! 攻撃される前に焼却してやるための組み合わせですね! ☆5同士なのでチャンスがないあなたにはごめんなさい!
作戦を知りましょう!
部隊を整えたら,流れで「作戦」に挑みましょう! 戦闘は体験済みかと思いますが,駒を動かすチェス,すごろく,戦争ゲームのようなものです。プレイヤーは行動ポイントの数だけ部隊を動かして,鉄血のクズをぶっころしながら敵司令部の占領を狙います!
部隊を一歩先の場所に動かせられる指揮官なら難なくクリアできるはずですが,本作は難度が急上昇します! 「みんなにステキな物語を見てもらいたいから」なんて温かな優しさは欠片もない「読みたきゃ強くなれ」を地で行っています! 甘えは禁物です。
戦闘自体は,事前に組んだ編成を見守ってもらうほかないのでトライ&エラーしてもらうとして,ここでは「金星勲章と銀星勲章」を主題として解説していきます!
作戦結果には「鉄血のクズに完勝しましたね!」の金星勲章,「鉄血のクズに一泡吹かせましたね!」の銀星勲章,「がんばったね」の銅星勲章がありますが,基本的に金か銀を狙って挑戦するといいです。なぜかと言うと,苦しい戦いを巧みに切り抜けた達成感! なんて薄っぺらい感情はどうでもよくて,報酬が美味しいからです!
金を取るには,連戦に耐えられる精強な部隊で,飛行場を確保して行動ポイントを増やし,最低限の動きで敵軍撃破数を達成し,提示されたターン数で敵司令部を占領しなければなりません。まずは敵軍を数えて,最適なルートを考えましょう! マップによっては「敵に飛行場を占領させて,追加部隊を湧かせるか否か」の判断もかなり重要です。
戦場では「自軍部隊の数だけ行動Pが増加」します。作戦開始時のデフォルトは司令部で+1P,第一部隊で+1Pの計2Pですが,第二部隊を投入できると計3Pになります。とはいえ,部隊投入時に行動Pを1使うのでタイミングは肝心です。「第一部隊をもう動かさずに済むとき,次ターンの行動Pを増やすために余剰を回す」などの思考を求められます。
第三戦役あたりで自前の第二部隊が欲しくなるはずなので,サブメンバーの選出は序盤からやっておきましょう!
金を狙うときの注意点は「なんか人形たちが戦闘で動かない。バグか?」という事態です。誰しも一度は体験するであろうこれは,人形たちが食べる配給がなくなった,戦うための弾薬がなくなった,というケースです。決してバグじゃないです。現代戦において兵站を軽んじた下士官に訪れる哀れな末路です! 十割近くは指揮官のせいですね!
各人形は手持ちの配給から毎ターン10%,戦闘時10%が引かれます。弾薬は戦闘時20%が引かれます。つまり,ひとつの部隊は“5連戦まで”しか戦えません。いずれも司令部か飛行場のマスで「補給」できるので,細かくやっておきましょう! 自動に任せているだけだとそのうち詰むので,手動でやることを覚えておくとグッドです!
追記として,どちらかが切れたまま戦闘に入ると,人形たちはぼっ立ちで撃たれるがままになるので敗北必至です。画面上部の一時停止画面から即座に撤退させましょう!
ドルフロではさらに,戦友画面から無作為に選んだ他人を「戦友」と認め,その人の宿舎を覗いたり,作戦時に「支援部隊」を出させたりすることが可能です!
支援部隊は“飯も弾も怪我も気にしない黙示録の軍団”みたいな頼りがいのあるタフガイ仕様なうえ,投入時・移動時に行動Pを消費しません! プレイヤーが操作できない代わりに自動で動き,鉄血のクズをバシバシ叩き潰してくれます! 固定のグリフィン部隊も強いですが,できれば両者に友情ポイントの恩恵がある戦友の部隊がベターです。
支援部隊のもたらすメリットは戦場の露払い,マップ占領の手助けです。しかし,「金星勲章じゃ,支援部隊で倒した敵軍はノーカン。自軍だけでやってね」と言われるので,必要以上に戦場を荒らされると背後から撃ちたくなります! ある程度の役目を果たしてもらったら支援部隊をタップし,行動方針を「待機」にしてあげましょう!
そうこうしていると金星勲章が目の前に……と思ったら,操作や読みの手違いで条件を達成できないことは多々発生します。わりとガチな最適解を求められるので,先に進めば進むほど余剰の一手などなくなり,フォロー不可な場合も多いです。仕方ありませんので,そういうときは「金を諦めて,銀に切り替える」のが大切です!
銀星勲章は「マップ上の拠点を全部占拠するなら,なにしてもいいよ」という,結果しか問わない勲章です。戦闘に敗れた部隊の「撤退」,重傷後も酷使してHP0になった「損害」(※重傷時点ではノーカン!),拠点上で行う「緊急修復」(※拠点上では人形のHPを回復できます!)をすると金にはノミネートされませんが,金を取るよりもこれらの事態に陥るほうがよっぽど重大ですので,危ないときは自ら目標を投げ捨てましょう。
状況次第かもしれませんが,金を取るために動いていたら,敵軍は最低限減っているはずです。金にどうしようもなく届かないときは意識を切り替え,新たな部隊をひたすら動員し,そこから数ターンかけてじっくりと占領するだけの時間を過ごしましょう! 金も銀も初回達成ボーナスがあるので,作戦費用をほぼチャラにできます! 浮いたぶんの資源は製造に回すことだってできますよ!
気をつけておきたいのは,「占領が済んでないのに友軍が敵司令部を潰してしまった」「意図せず敵司令部を包囲占領してしまった」です。無駄に資源を消費するうえ,がんばったね賞で終わります。最後の一呼吸が終わるまで洞察していきたいものですね!
最小労力でクリアするだけなら「敵軍をひたすら避けて,敵の司令部を占拠する」でもOKです。省エネで終われます。小ネタとしては,ボスが戦闘ごとにHP残量を持ち越すため,支援部隊でHPを削って,ギリギリで撤退させて,代わりに自軍で倒して,被害少なめに経験値大量ゲット! といった悪辣な横取りもできます!
どうしてもボスを倒せないときの最終手段としても,敗走した部隊がいつでも拠点から再出撃できることを活かし,自軍をぶつけては緊急修復し,勝つまでひたすらゾンビアタックする戦法があります! ボス戦のみ人形は壊れてしまっても好感度が低下しないので,資源のかぎりやっちゃえます! 幸い,人形たちはなんの痛みも感じませんしね!
「イベントを全力でぶん回す自分」を想像しているならためればいいですし,そうじゃないなら「5分? めんどくさ」で使っちゃってもいいです。少なくとも1週間の供給がめっちゃ多いので,自身の貧乏性との折り合いを考えるほうが適切と言えます。
ドルフロのイベントは基本的に周回必須のものではなく,最善の部隊で最善のハイスコアを狙うタイプです。だから,試行回数を重ねたい人はためておくと,限界ギリギリのランキング勝負をしやすくなるかもしれません。限定ドロップ人形はいますが。
そのほかのアイテムも使い方に正解はありませんが,スキル訓練の時短アイテム「快速訓練契約」だけは配布機会が少なく,購入単価も高値なので,スキルLV9の所要18時間,スキルLV10の所要24時間など,「かわいそうだからそんなに訓練させないで!(出撃できないし!)」と思うタイミングまでためておくといいです。
強化と拡大を知りましょう!
人形にはLVやステータスがありますが,注意すべきは「LVが上がっても,自然上昇はHPだけ」なことです。火力,命中などは上限値が引き上がるだけで,現行の能力値は上がっていないんです! なので「人形強化」で余剰の人形か,増幅カプセルを食べさせましょう! どうやって強化しているのかは知りませんが,配給のご飯は食べられるみたいですし,プロテインみたいなものでしょう。ようするに,レベリングと強化は別物なんです。
余剰の人形は戦闘時のドロップ,製造で追いかけた夢の果てなどでたまっていきますが,ゲーム序盤においては結構な量が求められます。なので上記に加えて,2時間に1ポイントたまるAPを使って,模擬作戦の「強化練習」で確保するのもあり……で,す,が,できることなら強化練習は序盤だけにしておきましょう! すっごい無駄です!
レベリングと強化に関しては,第三戦役や第四戦役に入るまで結構手間がかかるものです。効率的な手段はいろいろありますが,できれば「逃した金・銀の取得」をこなしたり,「ちょっと難しい緊急」で物語を読んだりで,着実に進むといいでしょう。どうせちょっと先の未来,変えようがないほどの効率的な最適解に出会い,身動ぎもせず同じことを繰り返すだけになりますからね! 自由に楽しむ素晴らしさ,その思い出作りをしておきましょう! 序盤のプレイの効率なんて,ぜーんぶ誤差ですので!
育成方針も「第一部隊が最優先」「第二部隊が後々必須」「第三部隊から先はエンドコンテンツ」くらいに考えて結構です。10人の選抜に力を注ぎましょう。「でも,最終的にいろいろ育てなきゃみたいだし……」とかやってると労力が分散して,結果として地獄を見ますよ。まぁ,普通に地獄みたいな世界なのでロールプレイにはうってつけかも!
さて,人形を強くするために欠かせない要素をまだ紹介していません。「編制拡大」です。これは限界突破の一種みたいなもので,人形を1人から2人に増やします。2人になると,銃も2本になり,火力も2倍です。LV10,LV30,LV70,LV90の段階で1人ずつ増やせて最大5人になります。5倍です。本当に“単純計算で5倍強く”なります。
ですが,編制拡大はそんなに甘くありません。貴重なアイテム“代用コア”か,同一の人形を求められます。皆さんも「コアが足りねえ」「かーちゃんがこねえ」と苦労しているでしょう。将来的にどれだけ貯蓄しなければいけないのかも分かるので辛いです。レアリティが高いほど必要数も増えることから,よく「☆5は最初は育てない」「せめて1人〜2人にしとけ」のアドバイスが飛び交っています。これは真っ当に正しいです。
編制拡大をするとステータス面だけでなく,拡大するごとに「取得経験値が0.5倍増加」の補正がかかります。メイン部隊の編制拡大の遅れは,攻略スピードの遅延につながります。そのため,最初から無謀な高レア部隊を運用していると,攻略も育成も厳しくなるわけです……というのが正論ですが,実際はどうでしょう。
■最初から☆5を育てる人数
1人〜2人まで。これは絶対的に正しい。2人ですら相応の負荷になり,思うように編制拡大できないことがあります。
■じゃあ,どうするのか
☆2を1人〜2人,☆3を1人〜2人,☆4と☆5を1人〜2人,これが常識の範囲内で遊ぶときの最適解です。無理なくゲームを進められます!
■じゃあ,それが正解なんだね
いいえ,別に。
別に,☆5を3人以上運用して育てることは可能です。“相応の負荷”を突き進む覚悟さえ持てば。あれです,「自分をゲーマーだと自負している人がアクションゲームで最初に選ぶ難度」みたいなものですし。腕の見せどころは技術じゃなくて,労力ですけどね!
コア枯渇に対するアンサーは初心者向けではないので,付録で説明するとして,ひとまずの結論としては「コアはなかなか手に入らないけど,覚悟があれば言うほど足りないものではない」ということです! そのために最低限やっておくべきことは下記です。
■デイリー任務
人形製造を計4回,人形強化を計4回,作戦クリアを計9回で,コアを毎日3つ獲得できます。ついでにウィークリー任務でもコアが手に入ります。「なにをすれば手に入るのか」は自分で確認しておくべきです!
■ログインボーナス
定期的にコアをもらえます。ログインしましょう。
■金星勲章
金星勲章を取ると,ひとつの作戦ごとに「代用コア×2」をもらえます。
これで最低限の強化は余裕です! さらに製造運に任せて同じ人形がくることを願ったり,いらない☆3のドロップに期待したり,アプリ内課金を利用したり(※直接的な購入手段は少ないです!)と,方法はいろいろあります。言うほど難しいもんではないです。それでもあらためて言っておきますが,☆5を2人以上の場合は覚悟が必要です。それ以外を☆4にしても結構大変です。無難に☆2〜☆3を混ぜておきましょう!
攻略の目安は,2-6をLV20の2拡部隊で挑むのが適度です。編成次第のギリギリバトルですが。安定はLV30の3拡部隊です。ちょっとやりすぎですが,結果的にその後も楽です。どうしてもクリアできない作戦は,人形たちをいじめる鉄血のクズに「戦友の育ちすぎた支援部隊」をぶつけましょう! 戦友次第で第六戦役すらも支援部隊だけで勝てます! 公式推奨のやり方です! それじゃあ,がんばったね賞しか取れない? 知らんがな!
レアリティによるステータス差は,最終的に5%〜20%ほどの開きになります。こういうゲーム構造の場合,「☆5オンリー編成」を目指すのがゲーマーとしての近道に思えてしまいますが,再三にわたって言います。このゲームの育成はそう簡単なものではありません。普通に遊んでいると,LV90部隊を作るのにも3か月くらいかかることでしょう。
☆2と☆5の一部を比較すると,たしかに上位互換と言える人形は存在しています。ですが,LV100になってから考えるべき誤差です。「育成のしやすさ」のほうがよっぽど大事です。最初から☆5オンリー編成を目指すと,自分自身のなにかを注ぎ込まないかぎり,嫌になってこのゲームを辞める人のほうが多いと思います。それくらい面倒なのです。
ドルフロではバフとスキルの違いにより,ほぼすべての人形に価値があります。これはお決まりのセールス文句ではなく,ゲーム的な事実です。最新環境で最強と呼ばれる人形以外を育てたとしても,サブ部隊,新たな作戦,後方支援など,使いどころはいくらでもありますし,将来的に腐ることもほぼありません。
もし,これが嘘になる日がくるとすれば,それは1年以上もガッツリ遊んだうえで訪れる未来のアップデート後の話でしょう。それまでは好きな子を育てて損することはないですし,いくらでも活躍する機会があります。この考え方は必ず養っておきましょう。
自律と後方を知りましょう!
金・銀・銅を達成した作戦は「自律作戦」が開放されます。これは必要な部隊と資源を投入することで,自動で作戦をクリアし,経験値と報酬をゲットしてきてくれる放置ゲー要素です。序盤はとくに「1-2」の自律作戦をひたすら回しましょう! 1回10分で消化されるため,試行回数はライフサイクルに左右されるものの,数日ほど回しているだけで部隊の人形がLV30くらいまで成長します! 消費資源のコスパも最高です!
なにより大きいのは余剰の人形のドロップです。10分で1人〜3人くらい拾ってきてくれるので,人形強化がサクサクできるようになります! 1-2以外は消費資源も経験値も微妙なものが多いので,当面は無視でいいです。ひたすら1-2を回るだけのマシーンになりましょう! そのうちこれも必要なくなりますから,せめて最初だけでも!
もう一方の「後方支援」も同じく放置ゲー要素ですが,こちらは部隊を投入するだけ。資源はいらず,経験値は入らない,資源確保のための機能です。第二戦役,第三戦役と進めるごとに新たな作戦が開放されます。弾薬がなければゲットできる場所を,契約がなければゲットできる場所を(※追加アイテムは確率入手。大成功時はひとつ確定入手です!)と,誰かの言うオススメスポットよりも“今の自分に必要な場所”を探しましょう!
なお,自律作戦では「部隊全体の作戦能力」,後方支援では「部隊リーダーのLV,部隊人数」が求められます。用途で考えると,ちょっとずつ育てたい子は自律へ,育てきった子は後方へです。序盤は専用部隊を作るのが大変なので,持て余している☆5や中途半端に使わなくなった子を用いたり,経験特訓でリーダー候補だけ急造したりと,コーラでも飲みながらどうにかしましょう!
課金を知りましょう!
ドルフロもスマホゲームなので当然とばかりにアプリ内課金が存在しますが,いわゆる「お金と強さ」は直結しません。「お金と便利」と「お金とエッチさ」なので,まったくお金を使わずとも遊べます! でも,多少は使っておくとめちゃくちゃ楽だったり!
有料サービスはさまざまですが,資源や契約は壮絶な貧困にあえいだとしても,今の自分を見つめ直し,「明日になればたまるから」とお金を使わない勇気を持つことが大切です。その場の勢いに流されないようにしましょう。必要なのは施設の「拡張」ですから!
必須と言うべきは,部隊数に関わる「部隊上限」,バッテリーに関わる「宿舎上限」です。2歩後ろに「人形保有上限」ですが,こちらは必要と思ってからでいいです。
部隊上限は「メイン部隊を確保しつつ,自律と後方を回す」ために必要です。利便性どころか資源の安定供給に影響し,やるやらないで日々の資源量が段違いです。ダイヤを貯めている人は,まず部隊上限の開放を目指しましょう!
■「第六部隊」まで開放すると
メイン部隊,サブ部隊あるいは自律部隊,後方4部隊を編成可能。後方支援を全力で回せます。「遊ばないときはメイン部隊で回せばよくね」と考えていると間違いなくイラつく状況に出会いますし,真価は“攻略しながら自律・支援もできる”ことです!
■「第七部隊」まで開放すると
メイン部隊,サブ部隊あるいは自律部隊,自律専用部隊,後方4部隊を編成可能。ゲーム中盤以降で求められるサブ部隊を常に確保できる,もしくは計2部隊を投入可能な自律作戦に挑み,能率を高めることができます!
■「第八部隊」まで開放すると
最強です。無敵ではありませんが。
■「第九部隊」まで開放すると
日々の悩みがほとんど吹き飛びます。
■「第十部隊」まで開放すると
ここまでくると逆に「まだ足りない」と思いそう。思った。
部隊上限は消耗品とは違い,ゲームを進めるかぎり絶対に腐ることのない拡張です。毎日5000〜10000ほど多くの資源を手に入れられるんですから! 契約関連のアイテムもここでウッハウハです! 初期投資をするならまずここです! こればかりはどんな攻略サイトに行こうが,どんなまとめ記事を読もうが,みんな同じことを言ってますね。
続いて宿舎上限ですが,これは「バッテリー」の説明からはじめましょう。バッテリーの存在はすでに目にしたものとしますが,ドルフロではこの特殊な資源を使って,レベリングに関係する「データルーム」か,小動物と触れ合える「救護室」を拡張します。救護室は犬猫大好き衝動による頭痛が起きないかぎり,触れずにいて結構です!
というわけで本題はデータルームですが,ここではバッテリーの投入方針が大きく二分されます。「将来のレベリング効率を高めるために施設拡張」か「今を楽にするために経験値アイテム“作戦報告書”を作成」です。
実のところ,答えはありません。データルームはどこまでいっても作戦報告書を作るためだけの施設なので,報告書を作らないのなら本末転倒です。ですが,施設拡張を優先すれば,将来的に報告書を大量&即行で作れるようになります。しかし,その間のレベリングにはいっさい恩恵がありませんし,報告書作成のためのトータル経験値も溢れます。
どんな意見も正しいので,各々が信じる思想で投資すべきでしょう。誰かの答えをねだっているだけだと誰かのせいにするだけです! 一応,最善の着地点とすべきは「毎日のバッテリー量と報告書の最大作成数が均衡するまで」ですが。なお,データルーム内の拡張順は考えなくていいです。施設拡張と報告書作成を織り交ぜる人は各項目の影響差を計算するといいですが,そうでない人は上から順にやってOKです! なにをどう拡張しようが,説明文が魅力的に見えようが,報告書を作らないかぎりいっさい無関係なので!
で,話がバッテリーに戻ります。バッテリーとはつまるところ,現在か未来のレベリングに関係するんです。さらに遠い話をすると,コンテンツアップデート後はこれ以外の用途も生まれます。非常に大切な資源です!
バッテリーは宿舎内のコンデンサにて「11:00〜14:00」「17:00〜20:00」の1日2回まで取得できます。ただし,発電量は1日の総量が決まっていて「朝に100」「夕方に20」とした場合,夕方にアクセスするだけでも「1回で120」を回収できます。さらにコンデンサの容量は発電量を大きく上回っているので,その日の回収を忘れても「2日後に240」を回収できます。数日くらい遊べなくても問題なしです!
そして課題はバッテリーの発電量ですが,これは宿舎の快適度が影響します。快適度とは,宿舎に家具などを置くと高まる数値のことです。
■1部屋当たりの快適度
家具の配置……………最大10000まで上昇
セット家具の効果……別枠で最大8000まで付加
ペットの効果…………別枠で最大3000まで付加
快適度の合算…………最大21000まで確保可能
となります。快適度100の宿舎より,快適度10000の宿舎のほうが発電するわけです。とはいえ家具の主な入手先はガチャですから,ガチャ料金がかなり安価なゲームと言えど,ドルフロ内で比較すると投資額はわりかし大きくなります。快適度の差は最終的には大きな開きにはなりますが,先は長いです(※10宿舎×18000で270ほど発電するとか)。
そこでオススメするのが宿舎上限の開放です! デフォルトの宿舎数2に比べて,1回限りの特別価格で宿舎数3にするだけで,バッテリー能率は約10上がると言われています(※宿舎数4以降の上昇は緩やかに。マスクデータなので詳しくは触れません!)。10くらいだと大きく聞こえないかもしれませんが,家具で上げようとするとそれ以上の投資が求められるので,即効性に優れています!
それに宿舎を開放すると,第三部隊以降の人形たちの好感度もタッチで日々上げられるようになります。好感度は最終的なステータス値にも影響が出てくる要素なので,長い目で見ると結構デカいんです! というわけで,資源や契約はいらない。そのほかは必要に応じて。超伝導APのデイリー20ダイヤは毎日購入もオススメですが置いといて,「部隊上限(あればあるだけ!)」と「宿舎上限(+1だけ必須!)」は優先しましょう!
さぁ! ここまで書いてきたことを実践できれば,初心者を卒業できます! 初心者じゃない人は「あまりに情報が薄くない?」「大切なの書いてないじゃん」と思ったかもしれませんが,これくらいで十分です!
ドルフロはできること,調べられること,狙えること,ありとあらゆる情報がすでに膨大です。調べようと思えば,すべてを最高効率の最適解で進められるかもしれません。でも,そんなのゲームリテラシーが高すぎる人じゃなければ面倒なだけです。なにが分からないのかも分からなくて,身動きが取れなくなってしまうゲームですから,最初のうちはこんな程度でいいんです!
それと初心者さんに当面の目標としてほしいことをひとつ! このゲームで最初に心を大きく焦がしてくるのは,第六戦役「彗星」の通常6-4,そして緊急6-4のストーリーです! とくにAR小隊が大好きな人にはすっごくオススメです! 彼女たちが鉄血のクズどもをバッタバッタとなぎ倒していく姿はまるで,爽快感たっぷりのポップコーンムービーのようです!(※あくまで所感です。事実とは異なる可能性があります)
まぁ,第六戦役は甘えたプレイではたどり着くことすら困難ですけどね。それじゃあ,お腹いっぱいになった人はここで一区切りとし,ゲームに戻ってみましょう。すこしだけ上手くなっているはずですよ! これ以上を目指したい人はぜひぜひ,次のページ“これだけは知っておきたい歴戦指揮官の35か条”にもお付き合いください!
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ドールズフロントライン(旧名:少女前線)
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(C) SUNBORN Network Technology Co., Ltd. (C) SUNBORN Japan Co., Ltd.
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