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戦略性が高いアクションRPG「Mutant Year Zero: Road to Eden」のライブデモをチェックしてきた
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印刷2018/03/30 15:21

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戦略性が高いアクションRPG「Mutant Year Zero: Road to Eden」のライブデモをチェックしてきた

 アメリカのサンフランシスコで開催されていたGDC 2018の会期中,スウェーデンのThe Bearded Ladiesが開発するアクションRPG「Mutant Year Zero: Road to Eden」PC / PS4 / Xbox One)のライブデモをパブリッシャのFuncomブースでチェックしたので,本稿で紹介しよう。


 本作のベースとなっているのは,Bearded Ladiesと同じスウェーデンのTarget Gamesが生み出したテーブルトークRPG「Mutant」。さらに正確に言えば,Mutantで2014年にリリースされたルールセット「Mutant Year Zero」だ。

 舞台となるのは,温暖化に伴って伝染病が蔓延し,さらに大規模な核戦争によって文明が崩壊してしまった世界。わずかな数の人間,ミュータント,そしてロボットやグールが生き残った世界において,プレイヤーは生活物資を探し回る集団「ストーカー」を率い,桃源郷「エデン」を探し求めるというストーリーが展開する。

 本作のゲームシステムを,ほかのタイトルを挙げて表現するなら,「S.T.A.L.K.E.R.」のような過酷な環境を舞台に,プレイヤーは「Diablo」ライクな斜め見下ろし視点で数体のキャラクターをリアルタイムで移動させながら,「XCOM」もしくは「Divinity: Original Sin 2」を彷彿とさせるタクティカルコンバットを楽しむ,ということになるだろうか。

 プレイヤーの拠点となるのは「アーク」という町で,ここでミッションを受注して近隣の場所を探索するという流れになっている。アークの中は,アジトや武器商など複数の建物を1つの画面に集約させて,クリックするだけで任意の場所に切り替わるという,2Dアドベンチャーライクなものになっていた。

画像集 No.004のサムネイル画像 / 戦略性が高いアクションRPG「Mutant Year Zero: Road to Eden」のライブデモをチェックしてきた

 テーブルトークRPGであるオリジナル版では,基本的にプレイヤーが自由にキャラクターを作成するのだが,「Mutant Year Zero: Road to Eden」では,小説シリーズをベースにした,それぞれ違うスキルツリーを持つキャラクターが登場する。
 今回のライブデモでは,トレイラーにも登場しているクロスボウ使いのアヒル「ダックス」と,怒りっぽいイノシシのタンク役「ボーミン」,そして勝ち気なソルジャーであるヒューマノイド「セルマ」の3人が使用されていた。

 トレイラーでは,セルマが肌を硬化させる能力を見せていたが,今回のデモではその能力をボーミンが使っていたので,能力はプレイヤーがある程度選択できるのかもしれない。もちろんキャラクターの装備は変更可能で,武器2種類に加えて,ヘッドギアやグレネードなど,3つのサブアイテムを所持できるようになっていた。

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 ライブデモで紹介されたミッションは,ラテン系のサバイバーの植民地から盗み出された発電機を取り返すため,ストーカーの一団がグールのキャンプ地に潜入するというものだった。

 The Bearded Ladiesのプロデューサーであるマーク・ジェームス・パーカー(Mark James Parker)氏によれば,このグールが何者か,どこからやってきたのかを解き明かすのもゲームの重要なテーマの1つになっているという。

The Bearded Ladiesのマーク・ジェームス・パーカー氏。Eidos Interactiveでキャリアをスタートさせ,その後はIO Interactiveで「ヒットマン」に関わった。本作の開発には,パーカー氏以外にもIO Interactiveの出身者が多いという
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 グールといってもゾンビのように知性が低いわけではなく,銃器で武装していたり,コミュニケーションを取って連携したりする。今回はライフルを持った「Rifile Ghoul」,拡声器のようなものを背負い,味方を呼び出す「Howler Ghoul」,火炎放射器を持った「Pyro Ghoul」などが確認できた。

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 ステルスしている間は,見張り中でない敵のターンは自動的にスキップされる。また,キャンプ地のマップはかなり広めで,盗まれた発電機により,大型二足歩行ロボットのMIMIR Z600が稼働可能な状態になっていた。
 かなり手強そうだったが,パーカー氏によれば,これ以前のクエストで,コンピューターをハッキングできるデバイスを入手しているという。それを使い,MIMIR Z600のプログラムを「全てのヒューマノイドを攻撃する」に書き換えてから戦闘が始まった。

 ヒューマノイドであるセルマはMIMIR Z600の攻撃対象になってしまうが,グールもヒューマノイドとして認識されるため,全体的に見ればプログラムを書き換えたほうがいい,ということだろう。戦闘にあたっては,しっかりと状況を見極める必要がありそうだ。

 戦闘ではアクションポイントに合わせて移動し,順番に敵に攻撃を加えていくだけでなく,「XCOM」の監視(オーバーウォッチ)モードのように,相手が先に動くのを待ったり,物見台にスナイパーのダックスを配置したり,爆発物に敵が巻き込まれるよう誘い込んだりといった戦術が確認できた。マップ内にある建物やオブジェクトは破壊できるものが多かったので,カバーを取っていても安心はできないだろう。

 「Mutant Year Zero: Road to Eden」は2018年内のリリース予定となっている。Steamのプロダクトページでは,インタフェースと字幕が日本語に対応すると明記されているので,気になる人は今後の情報にも注目しよう。

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「Mutant Year Zero: Road to Eden」公式サイト

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