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「Magic Leap One」の開発者向けバージョンが北米限定で発売。2295ドル(税別)
Magic Leap公式サイト
リリースされたキットは,「Lightwear」と呼ばれるヘッドセット本体と,腰などに装着する小型PC「Lightpack」を含んでおり,LightpackのほうにはLinuxとAndroid Open Source Project(AOSP)をベースにしたMagic Leap独自開発OS「Lumin OS」がインストールされている。
また,上面にタッチパッドの付いたハプティクス(触覚フィードバック機能)コントローラの「Control」とバッテリチャージャー,USBケーブル,コントロ―ラを手首に固定するための紐,そして,Lightwearを頭にフィットさせるパッド「Fit Kit」も付属するという。
公式サイトによれば,LightpackのプロセッサにはNVIDIAのSoC(System-on-a-Chip)「Parker」を採用している。バッテリーの駆動時間はLightpackが3時間,Controlが7.5時間。サウンド出力は(おそらくLightwear上の)スピーカーを利用できるだけでなく,3.5mmステレオミニピン端子も利用できる。
Magic Leapは,Alibaba, Andreessen Horowitz,GoogleやWarner Bros.,さらにサウジアラビア政府などから,7年間にわたって2500億円に達する資金を集めてMagic Leap Oneの開発を進めてきた。「Unity」や「Unreal Engine」などのツールもサポートしており,ILMxLABやピーター・ジャクソン監督のWingnut ARがコンテンツを開発中であるなど,北米エンターテイメント業界の期待は非常に高いようだ。
開発者向けとはいえ,ようやく発売されるMagic Leap Oneが,果たしてどのような評価を得ることになるのか。そして,より安価な一般向けはいつ頃投入されることになるのかなど,続報を楽しみにしたい。
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