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「アルゴナビス」野球盤対決はア9対ジャ0! 王者を下した船は勝利のジンギスカンを乗せて
ブシロードが開催中の「ブシロードゲーム祭り」初日(2020年9月19日),ARGONAVISプロジェクトに登場するボーイズバンドから選抜メンバーが出場し,初の野球盤対決が行われた。本稿では各選手の活躍や笑いに包まれた罰ゲームなど,熱い戦いを見せた土曜ナイターの様子をレポートしていこう。なお,本日(2020年10月1日)よりアーカイブも公開されている(記事末尾に掲載)。※以下,敬称略
序盤戦,この日が初打席の伊藤が本塁打の快挙!
バンドでもライバル関係にあるArgonavisとGYROAXIAの記念すべき初の野球盤対決。Argonavisチームから出場するのは伊藤昌弘(Vo.七星 蓮役)と森嶋秀太(Key.桔梗凛生役),GYROAXIAチームからは小笠原 仁(Vo.旭 那由多役)と宮内告典(Dr.界川深幸役)で,全員が初登板・初試合となる。この日のために作られたという真新しいユニフォームに身を包んだ4人は,勝利チームに六花亭のマルセイバターサンド及びジンギスカンセット(鍋付き)が贈呈されると聞き,さらに気合いが入る。
試合は基本的な野球盤ルールに準じ,1イニング終了するごとに,プレイの内容が悪かったチームがお題BOXから引いたテーマを実行するという罰ゲームが用意されていた。なお,ポジションは各チームとも3イニングごとに交代,特別コーナーとしてキャラクターに寄せられた質問への回答や朗読劇が行われる予定となっている。
一回表,先攻はGYROAXIA。Argonavisの先発投手は伊藤,対するGYROAXIAの打者は小笠原だ。伊藤は本野球盤名物“消える魔球”や変化球を駆使し,序盤からテクニカルな面を見せてバッターを翻弄。小笠原は「実は動体視力が弱い」と弱点を明かしながらも,2アウトのピンチに追い込まれるや「必殺技」と称して絶えずバットを振りまくる作戦に出る。
上手く球は捉えたものの,フェアボールは1Bの守備ポケットに入り,3アウトで攻守交代となった。攻撃がArgonavisに変わると,3球目で伊藤が弾いた球は3Bの守備ポケットへ。1アウトを取られた場面では「まずは打ち返すことが出来た」と前向きな発言を聞かせたが,なかなかリズムが掴めず一回裏も終了。
最初の罰ゲームは,審判によりArgonavisチームに決定した。伊藤がお題を引き,森嶋が「次の罰ゲームまで英語禁止」となる。比較的ハードル低めの罰ゲームにメンバーがほっとしたのもつかの間,英語を使った場合は次の回で1アウトからスタートということになり,一同に緊張が走る。
続く二回表,Argonavisがテンポ良くツーアウトを取ったところで,森嶋が「OKOK!」と英語を口にしてしまい,まさかの次回1アウトからのスタートが確定する。しかし,攻守交代後は伊藤がセンターまで伸びるバッティングを見せるなどの健闘をしたおかげか,2回目の罰ゲームはGYROAXIAになった。 小笠原が引いた宮内のお題は「次の罰ゲームまで語尾に『大好き』をつける」に決まる。
両チーム0-0のまま三回に突入。伊藤の曲がる投球に,控えの宮内が思わず「すごすぎる! ……大好き」と叫び,語尾と言うよりすべての発言の最後に徹底して「大好き」をつける様子に一同も爆笑。試合が次第に白熱していくなか,Argonavisの攻撃でついに伊藤がホームランを放つ。
先取点を取られた小笠原は「まじかー!」と叫び,宮内が「大好き……!」とつぶやく。このホームランで波に乗ったArgonavisは3BHで七星 蓮が塁に出た。森嶋が「(ホームベースまで)帰ってこい七星!」と激励を飛ばすと,伊藤が2BHを打って2点目を奪取。快挙を見せた伊藤も「ギャラクシー!」と宇宙に響く雄叫びを聞かせた。
三回目の罰ゲームはGYROAXIAになり,小笠原が引いた宮内のお題は「次の罰ゲームまで語尾に『にゃん』をつける」に決定。宮内は「つらいにゃん!」と嘆き,順応性の高さを見せた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | TOTAL | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GYROAXIA | 0 | 0 | 0 | |||||||
Argonavis | 0 | 0 | 2 |
特別コーナー キャラクター質疑応答
ここで一旦試合は休憩,Twitterに寄せられたキャラクターへの質問に答えるコーナーへ。質問はなんと1000件も寄せられたということだ。以下,回答はダイジェストでお伝えしよう。
Q. 【蓮に質問】蓮は凛生の作ったカツサンドが好きだが,ほかに凛生が作るもので好きなのは?
A. 凛生の作る料理は何でも好き。カリッとした揚げたての唐揚げや具が大きいカレーなど。
Q. 【凛生に質問】ピアノと野球以外にした習い事は?
A. バイオリンやフルートなどの楽器のほか,書道やスイミング,英会話,テニスにサッカーなど。団体競技が性に合っているらしい。
Q. 【那由多に質問】GYROAXIAのメンバー以外に友達は?
A. 必要ない(いるのはギターとベースとドラム)。
Q. 【深幸に質問】女の子に声をかけるときの言葉は?
A. 女の子と自分だけの秘密。
Q. 【蓮と那由多に質問】得意なスポーツは?
A. 蓮:スポーツはあんまりだが運動は得意。(自称)
A.那由多:筋トレはよくしている(深幸談)。
Q. 【凛生に質問】最高でどのくらいの量を食べたことがある?
A. 高校の時,とんこつラーメン5kgを12分で完食したことがある。
Q. 【深幸に質問】バーでバイトするときの髪型と服装は?
A. 白シャツに黒ベストと蝶ネクタイの店の制服に,髪はポニーテールかシニョンなどのアップにしている。
中盤戦,罰ゲームではイケメンセリフのボーカル対決に!
試合は中盤戦に突入,Argonavisは森嶋,GYROAXIAは宮内に選手交代となった。森嶋は1投目からストレートど真ん中の豪速球を放ち,一気にツーアウトまで持ち込む。ここで宮内が小笠原監督(おそらく年俸の高い外国人監督と見られる)に指示を仰ぐが,得点にはつながらず。この回は両チームとも打者がお互いのピッチングに翻弄され,伊藤以外の一同が「よくホームラン打てたね……?」と感心していた。
そして,四回戦の罰ゲームはArgonavisに決定。森嶋が引いた伊藤のお題は「カメラ目線でイケメンセリフを言う」というもので,これは小笠原いわく「いちばん彼(伊藤)が苦手なやつ」なのだという。覚悟を決めた伊藤だったが,「お前のハートめがけてストレート投げるから,受け取ってくれ」と言ったあと,寄りで長めのカメラに思わず「……なんか言って!」と恥ずかしがる姿を見せた。
五回,得点を取りたいGYROAXIAチームはバッター(の人形)をメンバーに見立て始める。しかし「野球盤(の遊び方)を掴んだ」という森嶋のピッチングにより,攻撃を封じられてしまう。続くArgonavisの攻撃では,伊藤監督の「球見てりゃ当たるっていう気持ちが大事」との一言から森嶋が球を捉えはじめ,0点に終わったものの,Argonavisが再び波に乗る兆しを見せた。
罰ゲームとなったGYROAXIAのお題は,またしても「カメラ目線のイケメンセリフ」に決まり,奇しくも両チームのボーカル・イケメンセリフ対決となる。小笠原は「盗塁されたピッチャーみたいに,おまえに心を奪われちまった」と決め,寄りのカメラにも耐えきる姿を見せた。
六回では宮内が上手く球を見切り,四球でついにGYROAXIAが初の出塁となる。ここで小笠原監督(バイリンガル)は「1人が塁に出てるから,ホームラン打てば2点入る」と日本語で解説。チャンスを活かしたいところだが,Argonavisは伊藤監督の「トライにトライ」というアドバイスを活かし,得点を許さない。
さらに攻撃に回ると,森嶋が2度目の「?!」ポケットへのヒットを放ち,じゃんけんで3BHにつなげる。重ねて3度目となる「?!」ポケットへのヒットでは,じゃんけん勝負でGYROAXIAが「次はチョキを出す(※運命を切り裂いていくイメージ)」と宣言,見事勝利となる。この回は0−0という結果だが,Argonavisも負けじと「(勢いが)来てる!」と言い切った。
罰ゲームはGYROAXIA,お題は「サイコロを振り,その数の味方の好きなところを言う」というもの。小笠原は宮内に「いつでも陽気な君が好きだよ!」と言い,宮内が物足りなそうな顔を見せたが,「GYROAXIAは告典さんのおかげでいい雰囲気になれているので,本当に感謝している」と本音を伝えた。対する宮内は「いつか怒られないかびくびくしている」と明かし,笑いと拍手が起きた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | TOTAL | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GYROAXIA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
Argonavis | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 |
大波乱の最終戦,ゾーンに入った伊藤の快進撃が止まらない!
次の特別コーナーでは,キャストによる生の朗読劇が行われた。ドームの野球観戦に訪れた蓮と凛生,同じく野球観戦にやって来た深幸と(居眠りしている間に連れてこられた)那由多の4人による物語は,「いつかここでライブをしたい」という蓮と,「いつかじゃねえ,やるんだ」という那由多のセリフが印象的だった。続いて,ブシロードゲーム祭りの新商品や,2020年10月10日に行われる「ARGONAVIS AAside ライブ・ロワイヤル・フェス2020」のグッズ情報などが実物を交えて紹介された。詳しくは,公式サイトをチェックしてほしい。
ブシロードゲーム祭り(グッズ情報)URL
ライブ・ロワイヤル・フェス2020 URL
再びボーカル対決となった終盤戦七回では,伊藤のテクニカルなピッチングに小笠原が翻弄される。ここで宮内監督からタイムが入り,ボディランゲージでサインを送る。一方,Argonavisの森嶋監督と伊藤は擬音(?)で意思疎通を行い,独特のやりとりを展開した。緩急を極めたArgonavis側の投球には小笠原も歯が立たず,「むずい!」と嘆く。
次のArgonavisの攻撃では,ツーストライクに追い込まれた伊藤が今試合2度目となるホームランを打つ。ここから伊藤の勢いは止まらず,続く打席も1BHを放って凛生を出塁させる。ファウルにはなったものの,フェンスに届く大きな当たりも打ち上げ,ついにギャラクシーモンスターが目覚めんとする兆しを見せた。罰ゲームはGYROAXIAに決まり,小笠原が引いた宮内のお題は「次の罰ゲームまで野球部の女子マネージャーになりきって味方を応援する」になった。
試合はいよいよ八回,バッターボックスの小笠原に宮内から(女の子っぽい声で)「小笠原さあ〜ん!」の声援が飛ぶ。パンチある応援に小笠原も「静かにしろ!」と笑い出し,思わず空振ってしまった場面では「小笠原ァ〜!」と宮内から野太い声が上がり,一同爆笑となった。その後,小笠原は序盤で見せた必殺技のバット振りまくり戦術を見せるが,3ストライクで攻守交代となる。
Argonavisの攻撃では,なんと1球目から伊藤が3本目のホームランを決めた。「降参でもいいよ?」とGYROAXIAを煽る伊藤は,続けて2BHで再び凛生を塁に出すや,さらに4本目のホームランを打ち,完全にゾーンに入る。その様子に宮内が「小笠原さん,作戦よ!(裏声)」と投球アドバイスをするも,伊藤は場外に届かんばかりの大きなファウルで力を見せつけたのち,第5号ホームランを打った。これには小笠原も「監督! 俺もう投げたくないです……!」とうなだれる姿を見せた。
心が折れかけた小笠原にさらなる追い打ちがかけられる。気を取り直して投げた1球を伊藤のバットが捉え,6本目のホームランとなったのだ。その天才ぶりに一同が驚いたのもつかの間,伊藤は3BHからのさらなるタイムリーヒットを畳み掛けた。罰ゲームのGYROAXIAは,宮内が「カメラ目線でイケメンセリフを言う」に決定。
ここまで長時間かわいいマネージャーになりきっていたため,罰ゲームの振り幅の広さを感じさせる。宮内は出だしの噛みでメンバーを笑わせつつも,「この打席,おまえのために打つ。次のバッターボックス,ホームラン打ったら俺と付き合ってくれ」と決め,大きな拍手が送られた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | TOTAL | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GYROAXIA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||
Argonavis | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 |
ラストの九回表はGYROAXIAの攻撃だが,10点以上取れなければその時点で試合終了となる。緊張の場面,伊藤は絶妙なタイミングの真ん中ストレートであっという間にGYROAXIAをツーアウトに追い込む。森嶋が「うちの伊藤はプロ野球盤選手ですから!」と言い,小笠原からは「立ちのぼるオーラが見える」と絶賛された伊藤は,最後までその存在感を見せつけて得点を許さず試合終了,初の勝負はArgonavisの勝利となった。
<結果>
Argonavis × GYROAXIA
9―0
(試合終了)
勝利チームのArgonavisには,六花亭のマルセイバターサンドとジンギスカンセットが送られた。GYROAXIAは,宮内の「罰ゲームのお題を引いてみたい」という要望で,小笠原が「サイコロを振り,出た目の数だけ相手チームの好きなところを言う」を実行することになった。小笠原が出したサイコロの目は5になり,Argonavisの好きなところは「僕らよりも先輩としてプロジェクトを引っ張っていってくれるところ,年上なのに楽しく接してくれるところ,会うたびに演奏や芝居にいい影響を与えてくれるところ,みんな優しいところ」と答え,最後の1つは宮内への言葉として「髪がサラサラなところ」と言い,笑いと拍手が巻き起こった。
■試合終了後の各選手コメント
小笠原 仁 選手
「トラウマを刻み込まれた勝負でした。人生で初めて野球盤をしましたが,初めて存在を知ったときのイメージ以上に進化していて驚きました。奥の深いゲームなので,極めたらもっと楽しみが広がると思います。これからのアルゴナビスの『帰れません』シリーズに一抹の不安と期待を抱きつつ……今日は楽しませていただきありがとうございました!」
宮内告典 選手
「くやしい! でも本当に奥が深くて面白かったので,野球盤買います(笑)。ちゃんと練習してみたいし,野球盤マスターにもなります。スタジオにも持っていきます! 今日は楽しかったです。ありがとうございました!」
森嶋秀太 選手
「野球盤をやると聞いたときにはびっくりしたんですが,いざエポック社さんの『3Dエース スーパーコントロール』を触ってみたらすごく素敵な商品だと思いました(笑)。野球盤は初めてでしたが,こんなに熱く盛り上がれるんだとわかったので,ほかのメンバーにも勧めたいです。また企画があったらぜひやってみたいです」
伊藤昌弘 選手
「ご視聴,たくさんのコメントをありがとうございました! みんなも言っていたように野球盤はすごく奥深くて,今日だけではやりきれていないことがあったんじゃないかと思います。また,こうした配信番組があると,普段のバンド練では会えないジャイロのメンバーと会えて刺激を受けます。今日は気持ちよく寝ようと思います!(笑)」
「ARGONAVIS(アルゴナビス) from BanG Dream!」公式サイト
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