プレイレポート
「DEAD OR ALIVE 6」に「不知火 舞」と「クーラ・ダイアモンド」が参戦! セクシー&キュートな2人のプレイインプレッションをお届け
今回,配信に先駆けて2人を触る機会を得たので,そのプレイインプレッションを本稿ではお伝えしていく。
「DEAD OR ALIVE 6」公式サイト
「DEAD OR ALIVE 6」の世界に舞とクーラが参戦!
コーエーテクモゲームスの「DEAD OR ALIVE 6」(以下,DOA6)は,個性豊かなファイターたちが激闘を繰り広げる3D対戦格闘ゲームだ。
本作の格闘ゲームとしての大きな特徴は,「打撃」「投げ」「ホールド」の3すくみの読み合い。「打撃」と「投げ」という,ほかの格闘ゲームでも見られるシステムに加え,敵の打撃を受け止め,守勢から攻勢に転じる「ホールド」があることで,攻守においてスピーディかつ,多彩な心理戦が繰り広げられる。
そんなDOA6が今回コラボレーションするのは,SNKの「THE KING OF FIGHTERS XIV」(以下,KOF XIV)。SNKファンにとってはお馴染みのヒロインである2人,セクシーな「不知火 舞」と,キュートな「クーラ・ダイアモンド」が参戦することとなった。
舞とクーラにも,格闘大会「DOA」にまつわる物語を描く「STORY」,さまざまなミッションをクリアする「DOA QUEST」,連続技を習得できる「コンボチャレンジ」が用意されている。1人用で立ち回りや連続技を習得し,世界中のライバルと存分に腕を競い合おう。
キャラクターの描写に定評がある「DOA」シリーズだが,舞とクーラのモデリングも素晴らしく,イメージイラストがそのまま動いているかのよう。“扇子や炎を操り,艶やかに舞うくのいち”と“氷を操り,遊ぶような動きで戦う少女”という2D格闘ゲームらしいキャラ立ちは,個性派ぞろいの本作の中でもなかなかに目立つ。また,ステージギミックが発生したり,戦っているうちにコスチュームが汚れるといった,原作では見られなかったグラフィックス表現にも注目したいところだ。
また,原作でもお馴染みの衣装で参戦する2人だが,ほかのキャラクターと同様に「設計図」を集めることで,さまざまなカラーバリエーションの衣装を獲得できる。また,有料DLCコスチュームも「ウェディング」「パイレーツ」「ナース」「天使すぎるメイド」「うさぴょん」など,いずれも艶やか。なお,これらのコスチュームは,ナース帽やヘッドドレスなど頭の飾りを取り外せるものもあるので,いろいろと試してみるのも面白そうだ。
KOFのバトルアクションをDOAの世界で再現
ここからは舞とクーラのバトルアクションについて紹介していく。
本作の舞は,原作同様に素早い動きで押していくキャラクターだ。同じ忍者である,かすみやあやねと比べると連係の数は少ないものの,飛び道具の「花蝶扇」や,前方ジャンプに三角跳び,さらにそこから軌道が変化する「ムササビの舞」など,DOAシリーズには独特のアクションが揃っている。
また,花蝶扇や龍炎舞などの必殺技は,原作と同様のコマンド入力で発動する。必殺技は通常技からキャンセルして出せるようになっており,2D格闘ゲームらしさがしっかりと残っているのはうれしい限りだ。
舞は前作にあたる「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」にも参戦しており,技の構成はほぼ同一のものとなっているが,細かい性能はしっかりと調整されている。一部を紹介すると,「Kがクロースヒット対応の花吹雪に変更」,「PPKは最終段が中段攻撃のミドルキックに変化」,「上段Pホールドは『白鷺の舞』からパンチに変更され,より遠くに吹き飛ばすようになった」といった感じだ。
また,「DEAD OR ALIVE 5 Last Round」からシステムの変更に伴い,パワーランチャーとしての「飛翔龍炎陣」は削除(技自体はPKなど連携の中に登場)された。また,「超必殺忍蜂」は,単発のパワーブローからブレイクブローとなり,やられ顔がアップで見られるようになった。また,P+Kの「風車」はカウンターヒットから,Pの前方ジャンプ,空中K,空中P+Kと連係することで,KOF XIVのCLIMAX超必殺技「不知火流奥義・九ノ一」へと派生できる。カウンターヒットをしっかりと確認し,チャンスを見逃さず決めていきたいところだ。
クーラはDOAシリーズには初参戦のキャラクターとなる。地面を凍らせてスケートで滑ったり,相手を氷に閉じ込めるなど,派手なアクションや必殺技は本作においても健在だ。なお,原作シリーズでは,フォクシーやダイアナ,キャンディーといった仲間達と共闘する必殺技があったが,今回はNiCOによって,クーラのみがDOAの世界に召喚されているため,それらの必殺技は残念ながら使用できない。
舞と同じく,DOAオリジナルのキャラクターと比べると連係数は少なめだが,PPKやPKなど,下段攻撃への派生が多く,さまざまな状況からガードを揺さぶっていける。また,必殺技の仕様も舞と同様にコマンド技かつ,通常技や一部の連係からキャンセルをかけられるので,まずはトレーニングモードでコマンドや連係を確認しておくとよさそうだ。
原作においても特徴的な必殺技の多いクーラだが,その点はDOA6の世界でもアレンジしつつ,再現されている。氷の息を吹きかける「ダイアモンドブレス」は,原作同様に相手を行動不能にでき,固まった相手に連続技をたたき込める。ヒット時のリターンは大きいが,見た目よりも攻撃判定は小さく,さらに発生も遅いので,相応のリスクがある必殺技として要所で使っていくといいだろう。
スケートのジャンプを思わせる「レイ・スピン」も原作通りに,飛び道具を撃つ「スタンド」と下段の「シット」に派生できる。打点の低い攻撃をかわせるあたりも心憎い再現だ。“派生で性能が変化する”という3D格闘ゲームのエッセンスを取り入れた必殺技が,3D格闘ゲームに逆輸入された形となっており,往年の格闘ゲームファンにとっては,感慨深いものがあるのではないだろうか。
滑走しながら氷の柱を生やす「フローズンアリーナ」は,原作では突進打撃技だが,本作では走りながら入力する投げ技に変化している。攻撃モーションを再現しつつ,3D格闘ゲームらしい性能にアレンジされているわけだ。
また,相手を巨大な氷塊に閉じ込めるCLIMAX超必殺技の「グレイシアリッジ」はブレイクブローに設定されている。原作と同じく“ゲージを使用した切り札”的な立ち位置の必殺技となっており,制作者からのKOF愛が感じられる。DOA6に登場するキャラクターが驚いた顔で氷詰けにされるモーションはコラボならでは。ぜひいろいろなキャラクターに試して,楽しんでほしい。
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