連載
群れをひたすら眺め続ける。スマホ向けアリ観察ゲーム「アリぐらし」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1805回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,食料を調達し,アリを増やし,群れの巨大化をもくろんでいく,スマホ向けシミュレーションゲーム「アリぐらし」(iOS / Android)を紹介しよう。プレイヤーがやるべきことは,食料を使用してアリを生産する。ただそれだけだ。
「アリぐらし」ダウンロードページ
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アリには「働きアリ」「兵隊アリ」「万能アリ」が存在する。働きアリは食料の確保,兵隊アリは外敵との戦闘,万能アリは両方をこなせる。アリたちはそれぞれの役割に従って自動で行動するため,プレイヤーが介入する要素はほぼない。実質,放置ゲーといってもいい。
マップ内には「虫の死骸」が時間経過で落下する。働きアリは死骸へ向かい,そこから食料を確保して,巣へと帰還する。その食料を使用して,新しいアリを生産し,群れを大きくしていく。これが基本的なゲームの流れであり,ただひたすらこなす唯一無二の命題だ。
プレイし続けていると,プレイヤーは時折アリを生産するぐらいで,本当にアリの生活を眺めるだけになってしまう。とはいえ,アプリ本来の目的は達成されているので,むしろ正しい姿なのかも。実際,アリの動きは見ていても結構飽きないもんだ。
ゲーム性を求めると呆気にとられるかも知れないが,シンプルでわかりやすい操作と,いつまでも眺め続けられるアリの動きが楽しい本作。幼少のころ,アリの行列をひたすら眺めていた経験がある人なら,思わず童心にかえってしまうかもしれない。
著者紹介:瑞嶋カツヒロ
Wikipediaに記事があることを密かに誇りに思ってしまうおじさん。好きなものは銃(ドンパチ)・病原菌(ゾンビ)・鉄(巨大ロボ)。思春期にTFCに傾倒したのが運の尽き,”キャプチャー・ザ・フラッグ”こそ最高のゲームモードと考えるようになった。早くVRで魔法少女になりたい。
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(C)2017 Nishihara.
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