ニュース
Intel,8コア16スレッド対応の「Core i9-9900K」など第9世代Coreプロセッサ3製品を発表
発売日は北米時間10月19日で,ラインナップは以下のとおりだ。
- Core i9-9900K:8C16T,定格3.6GHz,最大5.0GHz,共有L3キャッシュ容量16MB,1000個ロット時単価488ドル(約5万5100円)
- Core i7-9700K:8C8T,定格3.6GHz,最大4.9GHz,共有L3キャッシュ容量12MB,1000個ロット時単価374ドル(約4万2300円)
- Core i5-9600K:6C6T,定格3.7GHz,最大4.6GHz,共有L3キャッシュ容量9MB,1000個ロット時単価262ドル(約2万9600円)
そのほか主なスペックは表のとおり。第8世代Coreプロセッサなど,最近のIntel製デスクトップCPUではTIM(Thermal Interface Material。ヒートスプレッダとシリコンダイ間で熱伝導を行うための素材)にシリコングリスを採用しており,これが高い動作クロックを狙ううえでは不利だとオーバークロッカーから批判されていたのだが,Coffee Lake-S Refreshではこれがソルダリングに戻ったとのことだ。
なお,イベントでIntelは対応プラットフォームの詳細を明らかにしなかったが,その後公開となったプレスリリースによると,Core i9は既存のIntel 300シリーズチップセット搭載製品で利用できるとのことだ。対応BIOS(=UEFI)が公開された製品から順次使えるようになるはずである。
ちなみにIntelはこのタイミングでUSB 3.1 Gen.2コントローラなどを統合した新しいチップセット「Intel Z390」もリリースしている。マザーボードメーカー各社は搭載製品を発表済みなので,そちらが気になる人はIntel Z390マザーボードまとめ記事を参照してほしい。
Z390搭載マザーボードがASRockとASUS,GIGABYTE,MSIから登場。ゲーマー向けモデル総まとめ
2018年10月9日01:01,ASRock,ASUS,GIGABYTE,MSIの4社は,新発表となった第9世代Coreプロセッサと既存の第8世代Coreプロセッサに対応するの「Intel Z390」チップセット搭載のゲーマー向けマザーボードを発表した。チップセットの進化がわずかなので見どころは少ないが,まとめて紹介しよう。
IntelのCore i9キャンペーンページ(英語)
Core Xもソルダリングに。そしてXeonは28コア56スレッド対応を実現
Intelは同じイベントで,HEDTプラットフォームおよびワークステーション向けのCPUも発表している。
ラインナップは表2のとおりで,最上位モデルの製品名は「Core i9-9980XE」となる。いずれも11月発売予定だ。
1000個ロット時の単価は明らかになっていないが,12月には出荷開始になる予定という。
Intelの当該プレスリリース(英語)
- 関連タイトル:
第9世代Core(Coffee Lake Refresh)
- 関連タイトル:
Core X(Skylake-X,Kaby Lake-X,Cascade Lake-X)
- 関連タイトル:
Xeon
- この記事のURL: