今度はシカだ！ シカに全振りした「DEEEER Simulator：ごく普通のシカのゲーム」のクラウドファンディング企画が本日開始

　プレイヤーがシカとなり，街に住む動物達とのんびり気ままなスローライフを送ったり，街を破壊したりするシカゲーム「DEEEER Simulator：ごく普通のシカのゲーム」（以下，DEEEER Simulator）の開発資金を集めるクラウドファンディングプロジェクトが，CAMPFIREで本日（2019年1月29日）始まった（関連リンク）。目標金額は100万円で，パトロンの募集終了は59日後（3月28日）。対応プラットフォームはPC（Steam）と，iOS，Androidとなっており，現時点でのリリース目標はPC版が2019年内，スマートフォン版が未定となっている。


　前述のとおり本作は，シカを主人公に据えたシミュレータ系のゲームだ。
　PVを観るとその雰囲気は大体掴めると思うが，シカがクビをゴムのように伸ばしてスパイダーマンのように街を移動したり，シカが二足歩行で走り回ったり，シカでウマやドラゴン，牛乳を噴射するウシにまたがって移動したりと，かなりシュールな作りとなっている。その雰囲気は「ヤギ」のシミュレータとしてその名をとどろかせた「Goat Simulator」に近いが，あのヤギよりもこちらのシカのほうが，足腰はしっかりしている模様である。
　そのほかにも本作では，白黒のウシでオセロができたり，複数の動物を組み合わせたロボットのような物体で何かができたりもするという。これはかなりシカることができそうである。シカ界要注目の新星だ。

ウマに乗るシカ。これはつまり……

水辺で大変なことが起こっている模様

強そう

オセロっぽい何か

　開発するのは“昨年の初め”（つまり，きっと2018年初頭）まで大学生だったという，DEEEER Simulator開発チーム代表・阿部敬介氏。“チーム”とされているが，基本的にはゲーム開発からPV制作まで，阿部氏がすべて一人で行っているという。ゲーム開発一本に専念できる資金を得ることで開発速度やクオリティを向上させたいという思いから，クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げる運びとなったそうだ。

　その応援コースは2000円から。そのほかにも多数のコースがあり，リターンにはスタッフロールへの名前掲載，PCとスマホで使えるデジタル壁紙，Tシャツ，特製アートブック，シカの声が入っていると思われる「シカのボイスキーホルダー」などさまざまなものが用意されている。ゲーム本編のPC版が手に入るコースは5800円からで，当該コース以上は，PC版のβテストアクセス権や，クラウドファンディング以外での販売・配布なしという“スピンオフゲーム”も含まれる模様である。
　パトロンが渡す1枚の画像がゲーム内に登場する「ゲーム出演コース」（5万円），ありえないくらい大きな文字で名前がスタッフロールに載るという「特大クレジットコース」（25万円）といった応援コースも気になるところだ。

リターンはさまざま

　なんだかゲームに興味が湧いてきたという人，「一人でも多くの人にシカを届けたい」という阿部氏の思いに賛同するという人，「そういえばシカが好きだった」という人は，プロジェクトページをじっくりと読み込んで，応援を検討してみよう。

CAMPFIREの「DEEEER Simulator：ごく普通のシカのゲーム」プロジェクトページ

「DEEEER Simulator：ごく普通のシカのゲーム」公式Twitterアカウント