プレイレポート
何もかもが美しいファンタジー世界を自由に駆け巡る。アソビモの新作MMORPG「プロジェクト エターナル」CBTプレイレポート
ハイクオリティな3Dグラフィックスや,時間の概念が存在する世界,壮大かつ記憶に残るストーリー設計などがセールスポイントとして挙げられている「プロジェクト エターナル」。今回は初めてのCBTということもあり,実装されていたのはごく一部のコンテンツや機能であったが,それでも本作の魅力の一端に触れることができた。本稿ではその詳細を,インプレッションとともにお伝えしよう。
「プロジェクト エターナル」公式Twitter
最前線で戦うか仲間を援護するか
戦闘スタイルを決める4種類のジョブ
CBTで選択できたプレイヤーキャラクターの“ジョブ”は,ウォーリアー/パラディン/メイジ/プリーストの4種類。いずれも,明確な戦闘スタイル/役割を担った,いわばRPGでは“定番”のジョブで,この4ジョブが揃えば攻守にバランスの取れたパーティを組むことができる。どこかのタイミングで,本作ならではのクセのあるジョブが追加されるのかは気になるところだ。
広大な世界での冒険に臨場感をもたらす
圧倒的に美麗な3Dグラフィックス
世界設定やストーリー,冒険の目的など,まだまだ明らかにされていない部分が多い本作であるが,“スマートフォンの限界に挑む,世界最高レベルの3Dグラフィックス”と謳う美麗なビジュアルは,今回のCBTでもはっきりと“体感”できた。
とにかく,画面内に描き出されるすべてが美しく,遠くまで見晴らせるオープンワールドの景観,その中に生きるキャラクターたちのきめ細かなテクスチャなどは,まさに“圧倒的”のひとこと。そんな美麗なグラフィックスが,プレイヤーの冒険に並々ならぬ臨場感を与えてくれるのだ。
ワンタップでオート移動も可能
クエストで報酬を得てキャラクターを強化!
今回のCBTは,“サブクエスト”の攻略を軸に序盤のエリアで冒険を展開する内容だった。用意されたクエストは100を超え,お使い,アイテム採取,モンスター討伐など内容も多彩。ストーリーを進めるかたわら,クエストの達成報酬で得られる経験値やゼニー(ゲーム内通貨),アイテムを使ってキャラクターを強化する,というのが基本のプレイサイクルになるのだろう。
同志との共闘も手軽に行えるバトルシステム
ジョブ固有の技を駆使して敵を討て
フィールドにいるモンスターとのバトルは,アクションアイコンの通常攻撃やスキル,回避などを用いて行う。アクションアイコンにセットされたスキルはカスタマイズが可能で,習得したものを“ショートカット”に登録することで使えるようになる。
通常攻撃は基本的にノンターゲティングでくり出され,敵に攻撃を当てるか,敵を直接タップする,あるいは“ターゲット”アイコンをタップするとターゲットが付く。ターゲットが付くと,以降はその相手を狙って攻撃を仕掛けられる。
攻撃されたモンスターもまたこちらをターゲティングした状態になり,しつこく追い回しつつ攻めてくる。ノーガードの殴り合いで消耗したくなければ,いったん退いて回避すること。もちろんジョブにもよるが,この“ヒット・アンド・アウェイ”がバトルの基本戦術になるように感じた。
本作はMMORPGであり,冒険の世界には自分以外のプレイヤーがたくさん存在する。MMORPGの標準機能であるパーティやフレンド,軍団(ギルド)を利用した,有志とのマルチプレイが楽しめるのは当然として,たまたま近くに居合わせたプレイヤーとの“交流”が生じうるのも,このジャンルの魅力の1つだろう。実際に今回も,モンスターの生息地で偶発的なチームプレイが幾度となく発生し,討伐や素材集めで助けられた。
ペットと乗り物を手に入れれば冒険は楽しく快適になる!
旅のお供として引き連れることができる生物,それが“ペット”だ。ペットは“評判交換所”で「召喚石」を獲得し,それを使用すると手に入れられる。“チャッシー”や“ヒナモア”などの小型ペットは,倒したモンスターが落としたアイテムをプレイヤーの代わりに回収してくれる。
とあるクエストをクリアして“騎乗術”を習得すると,大型の生物に騎乗して移動できるようになる。今回のCBTに登場したのは“カノープス”という走る鳥。この“乗り物”を獲得したあとは,目的地までの移動時間が大幅に短縮された。
パーティで挑める“ダンジョン”をはじめ
マルチプレイコンテンツも充実の予感!
キャラクターレベルが15になると参戦できた“ダンジョン”は,最大5人のメンバーで専用ダンジョンの攻略に挑むマルチプレイ用コンテンツ。オートマッチングで結成された仲間と協力して敵を倒しながらダンジョンの奥へ進み,最後にボスを撃破してクリアすると豪華な報酬がもらえる,というものだ。
オートマッチングでは,アタッカー(ウォーリアー/メイジ)3人,タンク(パラディン)1人,ヒーラー(プリースト)1人の構成になるようパーティが組まれたが,これが正式版ではどのような仕様になるか気になるところ。ホストプレイヤーがメンバー構成を設定する形式などが考えられるが,いずれにしても,タンクやヒーラーといった“守り”の要となるジョブは引く手あまたになりそうだ。
「ゲームはグラフィックスがすべてではない」とは,ハードウェアのスペックが飛躍的に向上し始めたころからよく見聞きするようになったフレーズだ。ストーリー,グラフィックス,ゲームシステムがもたらす遊びなど,さまざまな要素を内包するゲームは総合力が問われる側面もある。そう考えれば実際にその言葉どおりだと思うが,グラフィックスがゲームの印象を決める重要なファクターであることもまた事実だろう。
たとえば「プロジェクト エターナル」が見せた,こちらの“基準”を凌駕する圧倒的なビジュアルを目の当たりにすれば素直に感嘆せざるを得ないし,その内容にまで期待が及ぶのは当然だ。
本作の目玉である“美麗な3Dグラフィックス”は今回のCBTで堪能できた。あとは“遊び”の部分がどうなるかだが,そこはMMORPGのジャンルにおいて数々の実績を誇るアソビモの手になるタイトルであるから,きっと心配は無用だろう。今秋,多くのMMORPGファンを唸らせる大作が誕生すると信じて,続報,そして次回CBTの開催を待とう。
「アソビモ」公式サイト
- 関連タイトル:
ETERNAL
- この記事のURL:
(C)ASOBIMO,Inc. All rights reserved. (C)YOSHITAKA AMANO