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「Microsoft Flight Simulator」の最新無料アップデート「World Update VII」は,オーストラリアが舞台。配信開始は1月31日
「Microsoft Flight Simulator」公式サイト
「World Update VII」は,Microsoftの地図サービス「Bing Map」の衛星写真や航空写真に加えて,地元の調査会社から提供を受けた3TB(テラバイト)におよぶ地形データでマップの精密化を実現。さらに,「Microsoft Flight Simulator」のコンテンツクリエイター集団として長い経歴を持つOrbXがオーストラリアを拠点にしていることもあって,ゴールドコーストやグレートバリアリーフ,バイロン ベイ,サイディングスプリング天文台,トリニティビーチ,ロングビーチ,マウントビューティー,シェルハーバーなど94の名所(Points of Interests)と4つの空港,そしてシドニーやメルボルン,ブリスベンなどの主要10都市を高解像度化させるという。
さらに,5つの着陸チャレンジと6つのディスカバリーフライト,5つのブッシュフライトが用意されるという,かつてないほどのボリュームになるようだ。
Flight Sumulator部門の責任者であるヨーグ・ニューマン(Jorg Neumann)氏は,22人の専門メンバーからなるチームを部内に新たに設立し,オーストラリアに限らず各地域の都市の精密化を順次行っていくと述べている。
また,3月末のリリースが予定されている「World Update VIII」は,スペインとポルトガルから成るイベリア半島がテーマになり,サグラダ・ファミリアなど99か所の名所を用意すべく,すでに作業を進めていることもQAセッションで明らかにしている。
ゲームエンジンの開発を担当するAsobo Studioのセバスティアン・ロッチ(Sebastian Wloch)氏は,プロペラによる大気の流動変化をシミュレートするといった改良を進めていることを明かした。2022年内の実装がすでに発表されている「ヘリコプター」の登場に向けての研究開発も順調に進んでいるようだ。
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