「Microsoft Flight Simulator」シムアップデート第14弾β版を配信。正式リリースは12月5日に決定

　Xbox Game Studiosは，フライトシム「Microsoft Flight Simulator」（PC / Xbox Series X|S）のシムアップデート第14弾β版を配信し，2023年12月5日に正式リリースすることを明らかにした。


　シムアップデート第14弾は，リアルタイムでの気象表現が現実世界とマッチングしていない状況の改善や，「Microsoft Flight Simulator: The 40th Anniversary」（関連記事）で公開された，Spirit of St. Louis，Wright Flyer，Hughes H-4 Herculesなどの機体のアップデートなどが行われる予定だ。


　また，大きなところでは，以前から開発チームが示唆していた「Scenery Gateway System」のα版の公開が予定されている。これは，プレイヤーがローカルの空港や施設を自作できるツールで，Microsoftから許可されれば，自作した空港や施設をほかのプレイヤーとシェアできるという。


　Microsoft Flight Simulatorでは，11月7日にワールドマップ第15弾となる「World Update XV: Nordics & Greenland」がリリースされたばかりだ。デンマークやフィンランド，アイスランド，ノルウェー，スウェーデン，そしてフェロー諸島やグリーンランドまでの広大な地域にスポットライトを当てたものとなる。また，コペンハーゲン，オーフス，フレデリクススンド，オーデンセ，そしてロスキレのデンマーク5都市，イェーテボリ，リンシェーピング，マルメ，そしてヴィスビューなどスウェーデン南部の4都市，さらにノルウェーの首都5都市が精密化されている。


　ほかには，デンマークのクラスノダール宮殿からグリーンランドの極地研究所「EastGRIP」，ノルウェーのスヴァールバル世界種子貯蔵庫など90か所の名所（POI），スウェーデンのキルナ空港やフィンランドのレクネス空港など5か所の空港は精密化されている。さらに，4つのディスカバリー・フライト，3つの着陸チャレンジ，そして3つのブッシュトリップも用意されており，任意で無料アップデートできるという。


　また，Xbox Game Studiosは久々にロードマップのアップデートも行っている。それによると，詳細は不明ながらも12月末にシティアップデート第5弾，そして2024年1月末にはワールドアップデート第16弾を配信予定であることが明らかにされており，今後もハイペースなピッチでのリリースが続きそうだ。


　「Microsoft Flight Simulator 2024」（PC / Xbox Series X|S）も2024年中にはローンチされる予定であるだけに，続報に注目しておこう。

「Microsoft Flight Simulator」公式サイト