イベント
“アオペラ”の夏イベントが開催! 新グループからキャスト3人も登壇した「アオペラ -aoppella!?- Summer Festival」をレポート
KLabがおくる,アカペラを題材にした音楽原作プロジェクト「アオペラ -aoppella!?-」において,夏祭りをイメージしたトークイベント「アオペラ -aoppella!?- Summer Festival」が,8月27日に東京・江戸川区総合文化センターにて開催された。本イベントは,「アオペラ」に出演するキャストたちが,楽しいゲームへの挑戦や,ここでしか聞けないトークを展開。また,新たなグループの発表など盛りだくさんの時間となった。ここでは,オンライン配信でも楽しめたイベントの様子をお届けしよう。
公演概要
【公演日程】
2022年8月27日(土)
【会場】
江戸川区総合文化センター 大ホール
【出演】
木村良平さん,逢坂良太さん,KENNさん,柿原徹也さん,前野智昭さん,佐藤拓也さん,濱野大輝さん,仲村宗悟さん,小野賢章さん,花江夏樹さん,増元拓也さん
サプライズが飛び出た冒頭は,無料配信で公開も!
1日限りの夏イベントが始まると,爽やかな「アオペラ」Tシャツを着たキャストたちがステージに登壇。イベントには大勢のファンが集まっており,MCを務める木村良平さんは「うぉーすごい!」と満面の笑顔♪ また,今回のイベントはオンラインでの配信も行われているとのことで,カメラに向かって手を振るキャストたちの姿もしばしば見られた。
木村良平さん(リルハピ / 鈴宮 壱役) |
逢坂良太さん(リルハピ / 丹波 燐役) |
KENNさん(リルハピ / 雁屋園 道貴役) |
柿原徹也さん(リルハピ / 四方 ルカ役) |
前野智昭さん(リルハピ / 宗円寺 雨夜役) |
佐藤拓也さん(FYA’M’ / 宗円寺 朝晴役) |
濱野大輝さん(FYA’M’ / 猫屋敷 由比役) |
仲村宗悟さん(FYA’M’ / 深海 ふかみ役) |
キャストが用意された席に着くと,まずは1人ずつ自己紹介。これまでのイベントでもユニークな発言で会場をわかせてきたKENNさんと柿原徹也さんが,自身が演じるキャラクターの声で自己紹介を始めたと思いきや,最後は渋い声でしめるお茶目な挨拶をお披露目! 濱野大輝さんはボイスパーカッションを披露するも,キャストたちから「低すぎて何をしゃべってるのか分からない!」とツッコミが入ってしまう。安定の初っ端からエンジン全開のキャスト陣なのであった。
オープニングトークでは,今回のイベントのコンセプト“夏祭り”に沿ったメインビジュアルにも触れられ,皆さんキャラクターたちの普段とは違う姿にうっとりした様子で感想を口にしていた。なかでも光緒はポーズもばっちりとの意見が出たり,濱野さんが「あやあや可愛い!」とメロメロ。
また,左端に設置されている無人の椅子について触れられると,お待ちかねの新グループ「VadLip」のキャストが初公開となるスペシャルなPVが公開された! さらに,VadLipに所属するキャラクターを演じるキャストの小野賢章さん,花江夏樹さん,増元拓也さんがサプライズで登場して,会場からは大きな拍手と驚きの声が漏れ出る。
小野賢章さん(VadLip / 柊迫 侃役) |
花江夏樹さん(VadLip / 大里 帆波役) |
かなり腰低めに登場したり,花江さんが初々しく「今日がイベントに参加するのが初めてで……」と発言したりと,新人声優のそぶりをなぜか見せるキャストたち。するとKENNさんは,貫禄ある声色で「君たちは(アカペラを)歌えるのかね?」とベテラン風で返したりと,なんだか息はピッタリ!?
みんなでキャストを振り返ってみると,豪華な面々に木村さんは「よう集められたなぁ」と感想。小野さんと花江さんは,「アオペラ」のJ‐POPカバーMVを見てからずっと出たいと言っていたとうれしそうに語っていたのが印象的であった。
キャストたちの絆のつながりを感じる
ゲームコーナーが続々!
うれしいサプライズのあとは,新たなグループにまつわるコーナー「VadLipについてミリしらやってみよう」がスタート。ここでは,VadLipに所属する男の子のビジュアルだけを見て,彼らの設定,性格,言いそうなセリフを予想していく。ちなみに予想したセリフは,キャストに実際に言わせられるとのことだが……。
3組に分かれて予想をすることになり,小野賢章さん演じる柊迫 侃は逢坂良太さんとKENNさん,花江夏樹さん演じる大里帆波は柿原徹也さんと前野智昭さん,増元拓也さん演じる雛乃 秀は佐藤拓也さんと濱野大輝さんと仲村宗悟さんが予想していく。
シンキングタイムでは,花江さんからヒントで「VadなLipということで,ちょっと口が悪いような。曲調も攻めているような感じで……」と気になるポイントが聞けつつも,柿原さんと前野さんが自分たちの答えにニコニコ笑っている姿にVadLipのキャスト陣が不安を覚えるひと幕も。
そんななか,逢坂さんとKENNさんが予想する侃は,性格「マザコン」,特徴「二重人格」,セリフは「君(ママと呼んでもいい),ハンカチおちたよ,早くひろえよ」と,1組目からぶっ飛んだ回答が。木村さんもいたずらっぽく「意外とあってるかもしれないよ!」とフォロー(?)を入れたところで,小野さんがセリフを生実演して「しっくり来ました!」とひと言! しかし,実際のプロフィールを確認してみるとやはり当然の不正解であった。
続く帆波は,柿原さんが性格と特徴を「父が有名声優」「声にコンプレックス(本当は低い)」,前野さんがセリフを「(作ってない声で)俺はオヤジとはちがうっ!!!!」と予想。セリフ実演の時間では,柿原さんと前野さんがADさんの如く回答フリップを花江さんに向けて掲げてアピール! 花江さんは見事に作成した設定にのっとって,最後はデスボイスばりの声色をお披露目。最後に「こんなキャラいると思います?」と漏らしていた。
最後を飾る秀は,以心伝心を信じてノー相談だというFYA'M'チームが自信満々に回答。佐藤さんが性格を「8人兄弟の三男坊」,濱野さんが特徴を「カレーライスは右上から食べて漬物は最後にするたち」,仲村さんがセリフを「あぁ……足りない……アカペラが足りないよ……足りない足りない足りない足りない足りないうああぁぁぁぁ」という狂気的(?)な予想をたてる。秀を演じる増元さんは頭を抱えつつも,見事に設定に沿った彼を丁寧に演じきっていた。実際に予想セリフをしゃべるキャストの戸惑いの表情にも注目の,これまた笑いに溢れた時間であった。
次のコーナーは,「チーム対抗イラスト当てクイズ」。リルハピ,FYA'M',VadLipチームで分かれて行うコーナーは,イラスト担当の描いたイラストは何かを当てるというもの。正解数が一番多いチームは豪華賞品もあるとのことで,気合十分なキャストたち。ちなみに,イラストを担当するのは,増元さん,仲村さん,柿原さんの3人だ。
最初にクイズに挑戦したVadLipチームは,増元さんの分かりやすいイラストと,花江さんの見事な回答力で多くの正解を獲得。FYA'M'チームは仲村さんがイラストを担当するも,独特な画風にキャストから「何これ!?」「怖い!」とおびえられつつも,濱野さんが見事に正解を当て,「なんで分かるの!?」と驚きの声も挙がる。
最後のリルハピチームは,柿原さんがイラストを担当。前野さん曰く「(柿原さんの画風は)独自の世界観を持った」と評して,キャスト陣から「またかよ!」の総ツッコミが。また,クイズ中もお題のチョコバナナを何度も書き直したり,問題を飛ばしてイラストを書き込んだりする自由な柿原さんに,木村さんからのツッコミも止まらない!
ユニークなイラストが盛りだくさんだったクイズのあとは,お楽しみのオリジナルストーリー生朗読へ。VadLipも登場するということで,彼らがリルハピやFYA'M'とどのように絡むのかが聴きどころだ!
物語はイベントのコンセプトにふさわしく,夏祭りに出かけるキャラクターたちの様子が描かれていく。お祭りを楽しんでいると,はぐれてしまった永臣を探す侃,帆波,秀と出会うリルハピやFYA'M'の面々。初めて公開されるVadLipの男の子たちとのやりとりでは,無邪気に由比に話しかける帆波たちとは対照的に,ふかみと秀が会話を交わしながらもどこかぎくしゃくした様子を見せるひと幕もあったりと,キャラクター同士の関係性が気になる気持ちもわき出る物語となっていた。
また,お祭りでもマイペースでふわふわな壱や,先ほどのコーナーでも話題になったチョコバナナを食べるまで終われないと気合十分な燐など,彼らの高校生らしい一面にほっこりする場面もたくさん♪
朗読劇のあとの感想では,VadLipとの関係性に興味津々そうなキャスト陣。木村さんは「どこかで台本だけでも見られないかスタッフさんにお願いしているので,それが実現したら文字でキャラクター同士の関係性を見れたら楽しい!」と,「アオペラ」の物語をより楽しめそうな提案をして,キャスト陣や会場からも同意の拍手があがった! こちらは実際に実現されているので,気になる人は公式サイトのスペシャルコンテンツより「side stories アオサマ2022朗読劇」をチェックしよう。
朗読劇のあとは,VadLipが歌唱するJ-POP実写カバーミュージッククリップを公開へ。
VadLipがカバーする楽曲は,Adoさんの「踊」と,YOASOBIさんの「怪物」で,クールで疾走感たっぷりな雰囲気にキャストも「すげー!」と大絶賛! KENNさんも思わず「フルオーケストラ入れちゃダメでしょ!」と指摘(?)していた。
小野さん,花江さん,増元さんはアカペラの経験はないとのことだが,それが信じられないくらいのハイクオリティで驚き! また,花江さん曰く「怪物」の終盤の英語箇所は,原曲の歌詞から取って羅列したものとのことで,そこは早すぎて最難関であったと語り,英語の下にひらがなを振って完全に覚えて乗り切ったとのこと。
楽しいイベントはあっという間にエンディングへ。イベントのたびにみんなで楽しめるゲームコーナーや,新情報の公開など盛りだくさんな「アオペラ」のイベントに,「今後が楽しみ!」と笑顔で語るキャスト陣。最後はキャスト一人一人からメッセージが送られたところで,夏のイベントは幕を閉じる。キャストだけでなく見ているこちらも,「アオペラ」のこれからにワクワクが止まらないひとときとなった。
「アオペラ -aoppella!?-」公式サイト
(C)aoppella project