このゲームの読者の評価
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イグニッション 65 - 投稿者:災厄狼(男性/40代)
- 投稿日:2022/12/26
- 良い点
- 攻略範囲はOCN編と追加ストーリーであるUSN編のノーマル難易度でのクリア。
攻略時間は40時間ほど。今回のニンテンドースイッチへのリメイクは外国の会社が手がけたものだそうです。
もともとは1995年のスクウェア作品で、元メサイヤのロボットゲーム開発陣が創ったもの。
同じく元メサイヤの大宮ソフトさんが手がけたシリーズ関連作品もあるそうです。
私はフロントミッション1〜5とエボルヴを発売日に買い全てクリアしています、フロントミッション大好き野郎です。
良い点ですが、この作品オリジナルの兵器であるヴァンツァーの重厚感が良く出ている。飛行機なども軽いグラフィックではなく凝ってるなと。
物語は2大勢力が睨み合う「ハフマン島」という場所で繰り広げられる戦争もの。
主人公は一方に所属する「死んだような眼をした男」。
見どころは感情表現や彼がどんな道を歩んだのか?
ストーリーだけなら100点です。
約30年前の作品ですがコイツ(ドリスコル)の顔は忘れんなと。
スーパーファミコンでプレイした方も是非やってみてください。たぶん忘れてないはずですよ〜。
追加ストーリーであるUSN編も原作には及ばないかもしれませんが、良いです。
戦闘はマス目で区切られたマップでコマのようにヴァンツァーを動かし戦います。
ヴァンツァーはボディ・右のアーム・左のアーム・レッグとパーツが別れており、それぞれに耐久値があります。
ホディは破壊されると撤退扱いになり、それ以降そのマップで復活できません。
(ロストはないので、やられても大丈夫です)
アームにはハンド部分とショルダー部分に武器を装備することができます。当然破壊されると攻撃ができない。
レッグパーツは移動力と移動方法を決定づけ、破壊されると移動が制限されます。
それぞれのパーツはショップなどで入手できますが、メーカーなどでの性能の違いがあります。
「ヴァンツァーをうまくセットアップできるか?」も重要。
戦闘バランスを変えるコンピューター、バックパックなども装備できます。
ボディのパワーの範囲での組み上げが結構タイヘン。重いと重量オーバーで装備できません。
命中率(HIT)や、そもそもの耐久値が低いと攻撃が全く当たらなかったり、すぐに攻撃不能になったりします。
戦闘するときを想像して、とりあえずやってみましょう。
戦闘を有利にするアイテムの装備も重要・・・って、なかなか難しいですね。
現代にフェーダ(やのまんさんの1994年作品)でもあればシミュレーションRPGの入門としてプレイできたんですが・・タクティクスオウガ(クエストさんの1995年作品)もフロントミッションと同様、中学生レベルの難しさがありますから入門にはすすめづらい。うーむ。
お金が足りない時にはコロシアムで金を賭けて戦うことができます。
面白くはないですが、ヴァンツァーがうまく戦えるか?のテストができます。
リメイクを手掛けた会社がフロントミッションを愛している・・ような事を書いてる記事を見ましたが、ホントかよ?とプレイして思いました。
これで愛してるとかよく言うなぁと。
ですけど、スーパーファミコンがどうだったか?を調べてみると「原作重視の良リメイク」ではないかと思うように。
SNSなどでは、発売当初からネガティブキャンペーンみたいなことをされてますがね。
それは置いといて、私がイメージしていたものと比べてリメイク版フロントミッション1が違うと感じたのは、結局のところ「最終傑作であるフロントミッション5のイメージが強いから」でしたねー。
あれ?と思われたらスーパーファミコン版フロントミッション1の動画をチェックしてみたほうが良いかもです。
リメイク後の音楽があまりよくないという話を聞きますが、私はアレンジも良いと思いました。
特に力が入っているのは、「The Evils of War」という曲。
オリジナルの音楽でのプレイもクラッシックモードを選択すれば可能で、「特にOCU編はクラシックモードがオススメ」です。
クラッシックモードでも上記の音楽は良いのですが、一番良かった曲は「Karen」という曲でしたねー。
USN編の緊急ミッションがやりごたえがあって良かったです。
追加ストーリーの最初はあくびが出るほどつまらなかったんですが、リフを使わないと生き残れないマップ(地獄の壁のあたり)からは、すごく面白くなりました。
戦闘をこなしていくとスキルを獲得でき、戦闘が有利になります。
格闘武器と射撃武器、ショルダー部分に装備する武器に分かれており、よく考えて覚えさせないとスキル枠の制限にひっかかります。
何を覚えるか?も重要。
OCU編では味方が必要以上に多く、育成に困るかと。ですけど、活躍の場はあると思いますよ。 - 悪い点
- おふざけ満載の半熟英雄とうってかわって、シリアス。
兵器・場所など表記に英語が中心にもちいられているのでプレイしづらくもあります。
しかし、英語が苦手な中学生くらいの方でもゲーム好きならプレイできます。
隠し武装のチート的なものは無い方が良いです。ゲームバランスを崩す。
USN編のキャラクター描写が明らかに原作に劣っている。目が黒ーいのが印象的。
顔のサイズ調整くらいは、なんとかしてくれと。
ゲームバランス調整が粗い。ゲーム部分はコレ面白いか?という人も多いと思います。
シリーズを経るにつれて、どんどん面白くなっていく作品ですけど1作目は特に粗い。
クラシックモードではヴァンツァーの移動が遅いので、セッティングで200%にした方が良いかもです。
USN編はリフという回復パーツの仕様をチュートリアルに入れないとダメです。
もしかしたら説明があったのかもしれませんが、私は全然気づかずにやってました。
ヴァンツァーを自分好みに組めますが、似たり寄ったりの構成になると思います。
USN編の一部都市で過去のストーリーのままの描写をしているバグがある。
最後の辺りに日本語の描写がおかしい部分がある。
両編ともに、日本語の送り方がおかしい。
「世界三大シミュレーションRPG」という名にふさわしい出来ではないです。
フロントミッション好きの日本人社員を1人派遣するで解決しませんか?
私はどうでも良かったのですが、ショップのオヤジのテンキュー音声がなく、後から追加されました。
買った装備を自動でしてくれるセットアップコマンドではなく、BUY(買う)コマンドで買わないと言ってくれません。
これを聞くために、わざわざ手のかかるやりかたで買うのです。
オヤジのテンキューを聞きたいがために。
日本語で名前の入力ができない。(アップデートで改善済み)
十字キーでプレイできない。(アップデートで改善済み)
プレイ時間が正常に表示されない。
アップデート後、戦闘中にフリーズするようになった。 - 総評
- ややプレイしづらい作品ではあるんですが、ハマればムチャクチャ面白いシリーズです。特に障害となるのは英語表記かなと。シリーズ経験者が今やれば、かなりカンタンというか単純なゲームなんですが、ストーリーが非常に良いですねー。
私、半分忘れてましたよ。
今はそうでもありませんが、「スクウェアのゲームさえ買っておけば、あとはどうでもいい」って言えるほど、発売されるゲームの全てが面白かった時代の作品。
今、結構アニメみるのも流行ってるじゃないですかー?異世界転生とかって。あれだってファイナルファタジー(1987年作品)のパクリみたいなもんですし、だいたい今面白がってるものなんて何十年前のスクウェアのゲームの二枚煎じなんだよねぇっ!
(言い過ぎです)
リメイクしてくれたフォーエヴァーエンターテインメントさんも頑張ってくれたと思いますよ。
まさか令和の時代になってシミュレーションRPGのフロントミッションがプレイできるとは思ってもなかったです。
スクエニさんは、それでも自分ところの大事な作品ですから、しっかりと悪い所は悪いと言ってもらわないと困りますけど。
ぜひ、1〜5とガンハザードくらいまでは復活させてほしいものです。
そして、それでみんなが期待してくれるなら、いよいよフロントミッション6ですよ。
(2089は別の機会に言及します)
私の出した、このフロントミッション1の評価点は低いんですけど、もう発売が決定しているフロントミッション2が楽しみでワクワクしてますわー。
スクウェアさんは、どうもシミュレーションRPGがお好きでないようで、2005年作品のフロントミッション5以降本編シリーズが出なくなりました。
(というかこのくらいの年代で一斉にシミュレーションRPGが発売されなくなった。おそらくシミュレーションRPGなんて誰も望んでない・売れないという怪しげな風説が原因)
最近では古臭いコマンドRPGよりアクションRPGの方が面白いと言ってるような記事も目にしますが、まぁそれは「ジャンルが違うだけ」だなと。真面目につっこんだら負けかもですが。
ファイナルファンタジーより聖剣伝説の方が上だったなら、それで間違いないですけどねー。
最近ではタクティクスRPGがどうのこうの言ってますが、そもそも(一説によると)シミュレーションRPGって言いだしたのスクウェアでしょ?と。
まぁね、いまさらフロントミッション1を出したところでどうなんの?誰が喜ぶの?という人もスクエニ社員でおられると思います。
私もそう思いますよ。
ですけど「フロントミッションも天外魔境も(全部)やらずに日本のゲームがどうたらこうたらは語れない」という意見もあります。
私もこれは、今では難題だなぁと思いますけどねー。
ゲームをすすめるテレビ番組などの影響もあり、ある若者がドラゴンクエストとファナルファンタジー、天外の代わりにSa・Ga全部やりましたと。
これで足りないならスーパーロボット大戦とファイアーエムブレム、フロトミッション全部やりました。
それでも足りないなら、聖剣伝説とゼルダの伝説、ソウルシリーズを全部やったわ!これでオレも歴戦のゲーマーだ!!
こういうスクエニ社員いませんか?
え?たったそれだけ??って(ホントにキョトンとして)いうゲーマーなんてウジャウジャいますよ。
(ちょっと長くなるので敬称略でスンマセン)
それもそのはず重要ではあってもスクエニとバンプレスト、ハドソン、任天堂、フロム・ソフトウェアのほんの一部のゲームの事しか話してないですから。
任天堂さんのゲームだけとってもマリオもドンキーコング、カービィすら出てきていませんし、しかもRPGとシミュレーションRPG、アクションRPGだけです。
日本テレネットだの日本ファルコム、ゲームアーツ、チュンソフトだのの話以前に、ナムコもカプコンもセガもコナミもSNKもアトラスもコーエーも全く出てきてない。
ゲーマーレベル30だ!!と思いきやレベル3くらいでした・・と。
あー・・今さらフロントミッション1を現代に復活させたくらいで何も変わらんという話でしたね。
私もそう思いますよ。
でも、「大きな一歩」だとも思うんですよねー。
今さら昔のゲームハードを買ってプレイするわけにもいかないですし、プレミアがついているものもあってハードルは高い。
今からゲームを始めようと思っても、ゲーマーたちがコレ面白いっていうものはプレイ不可能なものもあります。
それはそうですよ、小・中学校飛ばして就職するようなもんです。
でもこういったリメイク作品があることで、新しいゲーマーは追いつくチャンスができるんですよ。
やらなかったら自己責任ということで、しょうがないっすけどね。
各メーカーもメディアも普通のゲーマーから見て「何言ってんの?」(バカにしてるわけじゃなくてホントに意味不明な事を言ったり書いているのを全然気づいていない。フロントミッション1で描かれるものと同じく、おそらく原因はみんな大好きなアレ)という事ばかりで、出てくるゲームはクソつまらんと。
もちろん中には非常に面白いものもあります。
ゲームハードのメーカーも何がどうなって、こういうことが起きている・・みたいなのを全くわかっていないようなのも目にします。
(ザックリ例を出すと、今まで負けハードと一緒にポイポイポポイッと捨てられていた金づるたちが異業種であるが信頼のある家電メーカー、ソニーさんのプレイステーションに拾われました→ゲーム販売店がとある理由で少なくなる→日本は金にならんとポイッと捨てられる。これが絶対に避けるべきことだった。誤解だとしてもゲーマー激怒→再び任天堂ハードのスイッチに拾われる・・みたいな。今ではソニーさんも日本を重視する!!・・とは言ってますがねー。私もプレステ1からやってますし、PSoneの件のごとくソニーが調子に乗るのはいつものことだと思ってますので、あんまり悪くは思ってないですが・・まぁ今までのゲームメーカーへの憎しみが凄まじいということですな。日本式のプレイステーション6から期待させてもらうという事で。ちなみにフロントミッションシリーズはプレイステーションで続いていましたわ〜)
あのー・・・・要はね、まず歩み始め、一歩一歩積み重ねないと、なんにもどうにもなんないってことですわ。
これが、このフロントミッション ザ・ファーストリメイクが、スクウェア・エニックス社にとっての・ゲーマーを志す者・昔ゲームに燃えていた者たちへのチャンスです。 - プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 3 3 3
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